2億円トイレは必要？ 大阪・関西万博のデザインと費用問題若手建築家の挑戦とは！？

それでは、最初の章に入っていきましょう。

若手建築家による20施設のデザインコンセプト

これらの施設のデザインコンセプトは、非常に興味深いですね。

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト（前編）。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介

公開日:2024/06/12

✅ 大阪・関西万博の会場内に設置される20施設のうち、休憩所、ギャラリー、展示施設、ポップアップステージの10施設について、設計者、施設の概要、設計コンセプト、イメージパースが紹介されています。

✅ 若手建築家が設計を担当し、多様な個性と魅力的な空間を生み出すことで、会場のデザインコンセプトである「多様でありながら、ひとつ」を実現しています。

✅ 各施設は、SDGs達成に繋がる意欲的な提案に基づいて設計されており、将来の建築の可能性を探求する実験的な試みとなっています。

さらに読む ⇒architecturephoto.net出典/画像元: https://architecturephoto.net/209559/

若手建築家の発想力と創造性を、改めて感じることができました。

2025年大阪・関西万博では、若手建築家によって設計された20施設が建設される予定です。

これらの施設は、休憩所、ギャラリー、展示施設など多岐に渡り、それぞれ個性的なデザインコンセプトとSDGs達成に貢献する意欲的な提案が盛り込まれています。

例えば、佐々木慧によるポップアップステージは、森の中にいるような雰囲気を演出するために、万博終了後に加工され流通される木材を使用しています。

小俣裕亮によるトイレは風船のような屋根が特徴で、気温に応じて冷却する環境レスポンシブな構造となっています。

また、金野千恵によるギャラリーは、廃棄食材や食品残渣を素材としたベジタブルコンクリートを用い、暮らしの循環における廃棄物から新たな建築を創出します。

これらの施設は、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を具現化し、来場者に新たな感動と多様な体験を提供することを目指しています。

はい、まさに未来都市の創造を感じますね。特に、廃棄物から新たな建築を創出するという金野さんのコンセプトは、持続可能な社会への貢献という観点から、非常に興味深いです。

2億円トイレ問題：高額なデザイナーズトイレに対する賛否両論

2億円のトイレは、確かに高額ですね。

2億円の万博トイレ】「それなりのトイレは必要」と橋下氏 「政治家の『政策活動費問題』と同じ、明細などはすべてオープンに」と指摘

✅ 橋下徹氏は、2億円の万博トイレについて、「それなりのトイレは必要」と述べ、外国人観光客などの受け入れを考慮すれば妥当な価格であるとの見解を示しました。

✅ 一方で、コスト面については「撤去するトイレなので、一般の公共トイレと比較すると割高」であることを認めつつも、若手建築家の育成や万博全体の意義を前面に出すことで説明すべきだと主張しました。

✅ さらに、2億円トイレの費用明細が公開されていない点について、政治家の政策活動費問題と重ね合わせ、公的資金の使途は全てオープンにするべきだと強く訴えました。

さらに読む ⇒関西テレビ放送 カンテレ出典/画像元: https://www.ktv.jp/news/feature/240221-2okutoilet-hashimoto/

橋下さんの意見は、確かに一理ありますね。

ただ、一方で、万博の成功には、デザイン性も重要な要素だと思います。

大阪万博の会場に設置されるトイレが全てデザイナーズトイレで、1か所の建設費用が約2億円かかるという情報が話題になっています。

特に、便器が50～60個の大規模トイレ2カ所は、それぞれ約2億円という設備費用がかかっています。

この高額なトイレの設置は、万博の無駄遣いを象徴する問題として捉えられています。

一方、大阪府の吉村洋文知事は、トイレ1基あたりの単価は通常の公共トイレと同等で、若手建築家のコンセプトと価格面が両立した適正な価格だと説明しています。

元大阪府知事の橋下徹氏は、万博の入場料金を考慮すると、それなりのトイレは必要だと認めつつも、撤去されるトイレであることを考慮すると運用期間でのコストは割高になる可能性を指摘し、建設の意義を前面に出すべきだと主張しました。

また、2億円トイレの図面や明細が公開されていない点は、政策活動費の問題と類似しており、公の仕事は全て明細をオープンにするべきだと主張しました。

いやー、2億円やったら、ええもん食えるわ！でも、万博やし、ええとこ見せたい気持ちも分からんでもないわ。