ナナフシモドキのオス、生殖機能喪失!?オスはもはや不要!?
メスだけで繁殖するナナフシモドキ、実はオスもいるけど…!?交尾はするけど子供は遺伝子を受け継がない!オス不要の進化の謎に迫る!
💡 ナナフシモドキのオスは、交尾はするものの、生殖機能を失っていることが判明しました。
💡 オスはメスと交尾を行いますが、遺伝子は受け継がれません。
💡 単為生殖によってクローンの子孫を生み出すため、オスは生殖機能を失ったと考えられます。
それでは、最初の章から詳しく見ていきましょう。
ナナフシモドキのオスの生殖機能喪失
ナナフシモドキのオスは、どんな特徴を持っていますか?
生殖機能を失っている
このような研究結果が出るんですね。
興味深いですね。

✅ 福島大学などの研究グループが、単為生殖を行うナナフシモドキの雄が、生殖機能を完全に失っていることを発見しました。
✅ 雄は雌との交尾は行いますが、子孫に雄由来の遺伝子は見られず、生殖器官も正常な精子形成ができない状態でした。
✅ この発見は、単為生殖が進む中で有性生殖の要素がどのように退化していくのかを理解する上で重要な示唆を与えるとされています。
さらに読む ⇒福島民友新聞社 - 福島県のニュース・スポーツ -出典/画像元: https://www.minyu-net.com/news/detail/2025020612454132963つまり、オスは交尾はするものの、遺伝子を残すための機能は失われているということですね。
ナナフシモドキは、メスだけで繁殖する単為生殖を行う昆虫です。
しかし、稀にオスが生まれることが知られており、今回の研究では、野外で採集されたナナフシモドキのオスが、形態的・行動的には正常なオスである一方、生殖機能を失っており、もはやオスとしての機能を果たしていないことが明らかになりました。
オスは同種のメスと交尾を試みましたが、交尾によって生まれた子供にはオス由来の遺伝子は検出されず、メスは単為生殖で子どもを産んでいたことが分かりました。
さらに、オスの精巣は正常な精子形成が行われておらず、メスの精子貯蔵器官は退化的な特徴が見られました。
この結果は、ナナフシモドキのオスは、単為生殖が長い年月続く中で、生殖機能を完全に失ってしまったことを示唆しています。
これは、単為生殖を行う種において、稀に生まれるオスが、もはや有性生殖に貢献していないことを示す初めての例であり、単為生殖が長い間続くと、有性生殖に関する要素がどのように退化していくのかを理解する上で重要な発見となります。
いやぁ、驚きです。単為生殖が進むと、有性生殖の要素が退化していくんですね。
オスの交尾行動と遺伝子解析の結果
ナナフシモドキのオスは交尾しても子孫を残せない?
精子が形成されないため
この章では、オスの交尾行動と遺伝子解析の結果についてお話します。

✅ ナナフシモドキはメスだけで繁殖する単為生殖を行う昆虫で、まれにオスが生まれるが、オスはメスと交尾しても遺伝子を残すことができないという研究結果が発表された。
✅ オスは外部生殖器を持っているものの、精子が形成されておらず、メスもオスのペニスを受け入れる器官や精子を貯蔵する器官を持っていないことが判明した。
✅ この研究結果から、ナナフシモドキのオスは有性生殖を行うための機能を失っており、単為生殖が不可逆的な状態になっている可能性が高いことが示唆された。
さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/942b77a3e4e9a1edf8293e632f4fffc9ee028a26ナナフシモドキのオスは、形態的にはオスですが、機能的にはメスと同じなんですね。
研究グループは、野外で採集したナナフシモドキのオス7匹を用いて、交尾を観察しました。
その結果、オスはメスと交尾はするものの、遺伝子を受け継いだ子孫を残すことはできないことが判明しました。
これは、オスの精巣で正常な精子形成が行われていないことや、メスの生殖器がオスの精子を受け入れる器官や精子を貯蔵する器官を持たないことが原因であると考えられます。
つまり、ナナフシモドキでは、オスとメスの交尾は意味を持たず、単為生殖が不可逆的な状態になっていることが示唆されました。
ええっ、まじっすか!単為生殖って、ホンマにスゴいんやなぁ。
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ナナフシモドキはメスだけで繁殖!オスは存在するのに遺伝子を残せない!?驚きの進化の秘密に迫る!