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大田市新庁舎建設、職員給与カットは必要?(島根県大田市)新庁舎建設と財政再建への道のり

築40年超の島根県大田市役所が建て替えへ!資材高騰で財政難の中、職員給与カットで費用捻出。市民安全を最優先に、地域活性化も目指す新庁舎建設。市議会の意見も分かれる中、市長は理解を求め、2031年供用開始へ。

異例の給与減額と職員の協力

大田市、職員給与カットで何を目指す?

新庁舎整備費2.75億円の財源確保

大田市は、新庁舎建設のため、職員の給与減額という苦渋の決断を下しました。

異例…市役所新庁舎建て替え財源確保のため、市職員の給料を年間カットへ費用は約億円「市の恥さらしをやったんじゃないか」市議から異論も島根県大田市
異例…市役所新庁舎建て替え財源確保のため、市職員の給料を年間カットへ費用は約億円「市の恥さらしをやったんじゃないか」市議から異論も島根県大田市

✅ 島根県大田市は、総額80億円の新庁舎建設の財源確保のため、5年間、市長や職員の給料を減額する条例案を提案しました。

✅ この条例案は、議員から「大田市の恥さらし」などと異論が出ており、議会の判断が注目されています。

✅ 給料減額に加え、補助事業や有利な条件の起債活用なども検討し、財源確保を目指します。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/1753936?display=1

市長をはじめ、職員が給与を減額し、建設費に充当するというのは、異例の対応ですね。

財源確保のため、大田市は異例の職員給与減額条例案を提案しました。

市長は30%の給与を削減し、副市長は15%、教育長は10%減額、一般職員も役職に応じて2%~7%の給与が削減されます。

この給与カットは5年間継続され、総額で約2億7500万円の財源を確保する計画です

減額分は新庁舎整備費用として、公共施設総合管理基金に積み立てられる予定です。

市職員労働組合の理解も得られており、市長は職員と協力して事業を進めると説明しています。

職員の皆さんが協力して、新庁舎建設を応援しているんですね。すごい。

議会での議論と今後の展望

給与カットは安易?新庁舎建設と市民サービス、どうなる?

新庁舎建設と市民サービスの両立を目指す。

新庁舎建設と財源確保を巡り、市議会では様々な意見が交わされています。

新庁舎建設のため年間職員給与カット建設費用億円オーバー資材・人件費高騰で(テレビ朝日系())
新庁舎建設のため年間職員給与カット建設費用億円オーバー資材・人件費高騰で(テレビ朝日系())

✅ 島根県大田市が、老朽化した現庁舎の建て替えを計画するも、資材費や人件費の高騰により建設費用が当初の30億円から80億円超に増額し、市議会で議論が紛糾している。

✅ 財源確保のため、市は職員の給料カットを決定し、年間5500万円、5年間で2億7500万円の財源確保を見込むが、増額分の建設費用には到底及ばないため、市議会からは批判の声も上がっている。

✅ 新庁舎建設に関する条例改正案や市の財政状況について、26日からの市議会で引き続き議論が行われる予定である。

さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/f7d5a6c202103c750aa9b79c272c9576f85257b7

新庁舎建設を巡る議論は、市民サービスの維持と財政健全化の両立という、難しい課題を含んでいますね。

しかし、この給与削減案に対して、市議会からは様々な意見が出ています。

一部からは「新築ありき」の姿勢への疑問や、職員の給料カットが「安易な手段」であるといった批判の声も上がっています。

一方で、市長は新庁舎建設の必要性を強調し、財政状況の厳しさを共有し、職員との協力体制を築こうとしています

また、2025年度には最大259億円の当初予算案が計上され、市民サービスの維持と新庁舎整備の両立を目指しています。

給与カット案に対する議論は、建設の必要性と市民への影響を天秤にかける難しい問題ですね。

未来へのビジョン

大田市、新庁舎建設と観光振興で目指す未来とは?

財政改善と将来のまちづくりへの貢献!

大田市は、新庁舎建設と並行して、観光振興にも力を入れているということですね。

石見銀山の取り組み──これまで・今
石見銀山の取り組み──これまで・今

✅ 石見銀山遺跡とその文化的景観は2007年に世界遺産登録され、登録範囲は約520ヘクタール、緩衝地帯を含めると約3,600ヘクタールに及ぶ。登録後、観光客は急増したが、現在は約50万人/年で推移している。

✅ 世界遺産の特徴として、「文化財を活かしたまちづくり」のモデルとして取り組んでおり、脆弱な資産ながらも、県・市・民間によるパートナーシップを模索し、観光客の誘致と持続可能な賑わいを両立させようとしている。

✅ 石見銀山は、1526年の再開発以降、灰吹法の導入により銀生産が飛躍的に増大し、東西文明の交流を促進した。鉱山跡や鉱山町、港と港町、街道などの構成資産があり、登録前から地域住民による文化財保護活動が活発に行われていた。

さらに読む ⇒文化遺産の世界出典/画像元: https://www.isan-no-sekai.jp/feature/20160113_04

石見銀山は貴重な世界遺産ですし、観光を通じて地域を活性化させるのは素晴らしいですね。

大田市は、新庁舎建設と並行して、2年後に世界遺産登録20周年を迎える石見銀山など、観光振興にも力を入れています

新庁舎整備基本構想では、市民の安全・安心を最優先に、補修、修繕、建て替え、統合などによる対応を図り、職員の給与カットと並行して補助事業や有利な起債も活用していく方針です。

市は、財政状況を改善し、新庁舎整備を着実に進め、将来のまちづくりに貢献することを目指しています。

新庁舎の建設と観光振興、両輪で地域を盛り上げていこうという姿勢、応援したいで!

新庁舎建設を巡る大田市の動きは、財政的な課題と、市民への影響という難しい問題を含んでいます。

🚩 結論!

💡 新庁舎建設のため、市職員の給与カットを含む財源確保策を決定。

💡 増額した建設費と、財源確保策に対する市議会の議論。

💡 世界遺産石見銀山などの観光振興による地域活性化への期待。