串本のサンゴ礁を守れ!7300年の歴史と脅威、未来への提言とは?串本のサンゴ礁:多様な生態系と、温暖化・食害・オニヒトデからの脅威
7300年前から形成された串本海域公園のサンゴ礁。温暖化で危機に瀕するサンゴの、過去と現在を調査!食害やゴミ問題など、脅威に立ち向かう保全活動と、サンゴの謎に迫る研究を紹介。未来を守るために、私たちができることとは?
💡 串本町は、暖流である黒潮の影響を受け、サンゴ礁が発達しています。7300年前から現在までサンゴ礁が形成されてきました。
💡 地球温暖化、オニヒトデや貝類による食害など、様々な脅威に、串本のサンゴ礁は直面しています。駆除活動も。
💡 過去のサンゴ礁の歴史を紐解き、未来のサンゴ礁の保全に繋げる研究が進められています。継続的な調査が必要。
まずはこの記事でご紹介するサンゴ礁の魅力や、現状について、3つのポイントに絞ってご紹介していきましょう。
悠久の歴史、串本のサンゴ礁
串本のサンゴ礁、いつ誕生?温暖化の避難地ってホント?
約7300年前!温暖化で避難地として重要。
サンゴ礁の歴史と現状について、さらに詳しく見ていきましょう。
7300年前からサンゴ礁が形成されたなんて、すごいですね!。
公開日:2023/04/13

✅ 地球温暖化の影響は、高緯度に生息する「冷たい海」のサンゴにも及んでおり、白化現象や生態系の変化が起きています。
✅ 研究者や環境団体は、市民参加型の調査などを通して、これらのサンゴの保全を強化する取り組みを開始しました。
✅ 対象海域は四国の太平洋沿岸で、周辺の海水温が上昇し、水質汚染などもサンゴの生態系を脅かしています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://featured.japan-forward.com/japan2earth/2023/04/2751/?lang=ja水深10メートルの海底から、7300年前から3700年前のサンゴ化石が発見されたことは、非常に興味深いですね。
黒潮の影響も大きい。
串本海域公園のサンゴ礁は、約7300年前に形成が始まりました。
水中掘削調査の結果、水深10メートルの海底から採取された試料から、7300年前から3700年前までのサンゴ化石が発見されました。
この時期は黒潮の流路が串本町沿岸に接近し、サンゴの生育に適した海水温をもたらし、卵や幼生を運搬したと考えられています。
この調査結果は、温暖化によるサンゴの危機に対して、温帯域のサンゴ群集が生物の避難地として重要性を持つことを示唆しています。
温暖化によるサンゴの危機に対して、温帯域のサンゴ群集が避難場所になる可能性を示唆する貴重な発見ですね。
サンゴの多様性と生態
サンゴ礁を形成する生き物は何?
イシサンゴ類の石灰質の骨格。
串本のサンゴ礁の多様性について、旅行体験を交えて解説します。
美しい海中公園、私も行ってみたいです!。
公開日:2023/09/08

✅ 和歌山旅行2日目に、串本町の橋杭岩と串本海中公園を訪れた記録。橋杭岩は、1500万年前のマグマが隆起と波の浸食によって形成された奇岩で、弘法大師と天邪鬼の伝説も残る。
✅ 串本海中公園は、日本初の海中公園で、水深6.3mの海中展望塔からサンゴや魚を観察できる。世界最北のサンゴの海と言われる串本の生態系を間近に見ることができ、ウミガメの飼育も行われている。
✅ 記事では、橋杭岩の成り立ちや伝説、串本海中公園のサンゴやウミガメの生態について詳しく解説されており、旅行者の視点でその魅力を伝えている。
さらに読む ⇒のる子ブログ出典/画像元: https://55nolco.com/wakayamatrip-4/串本海中公園でサンゴやウミガメを観察できるのは、素晴らしいですね。
世界最北のサンゴ礁というのも魅力的です。
サンゴは刺胞動物に属し、口と触手を持つユニークな生き物です。
その触手にある刺胞を用いて餌を捕獲し、動物でありながら、光合成を行う褐虫藻と共生しています。
サンゴには八放サンゴ類と六放サンゴ類があり、イシサンゴ類は石灰質の骨格を作り、これがサンゴ礁を形成する基盤となります。
サンゴは放卵放精型と幼生保育型があり、プラヌラ幼生が海流で運ばれて成長します。
水温30℃程度の温暖な海域に多く分布し、特にインドネシア周辺海域で種類が豊富です。
日本では、黒潮の影響を受け、串本海域公園はサンゴ礁の北限として知られています。
サンゴって、動物なのに光合成もするんや!触手で餌を捕獲するなんて、ちょっと不思議で面白い生き物ですね。
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串本海域公園のサンゴ危機!食害、ゴミ問題、過去との違い…研究と保全への取り組みが、美しい海を守る鍵。