ウクライナ和平への道は？ゼレンスキー大統領と各国の思惑、日本の役割は？（ウクライナ、和平、国際情勢）スイス和平サミットと揺れる国際情勢

それでは、まず国際情勢が緊迫する中、スイスで開催されたウクライナ和平サミットについて詳しく見ていきましょう。

戦火の中で揺れる国際情勢

ウクライナ和平サミットで、食料安全保障や原子力発電所の安全確保などが協議されました。

ロシアの招待が見送られた一方、アメリカは追加支援を発表。

ウクライナ平和サミット開幕、共同宣言草案でロシアの戦争非難

公開日:2024/06/16

✅ スイスでウクライナ和平案を協議する平和サミットが開幕し、90カ国以上が参加。ゼレンスキー大統領の和平案への支持を各国首脳が目指している。

✅ サミットでは、食料安全保障や原子力発電所の安全確保など、戦争によって生じている広範な問題が協議され、共同宣言草案ではウクライナの領土の一体性尊重などを求めている。

✅ ロシアは招待されず、中国も欠席。一部の国はロシア不在が意義のある進展の障害になると指摘し、米国は追加支援を発表した。

さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/ukraine/IAXZNRCP5FNTBAK43WXDYYQNHU-2024-06-16/

サミットは、各国の思惑が交錯する場となりましたね。

ロシア不在の中で、どこまで具体的な成果を上げられるか注目されます。

2024年6月、スイスで「平和サミット」が開催され、92カ国が参加したものの、共同宣言への賛同は77カ国にとどまりました。

これは、欧米を中心とする「シー・パワー」と、ユーラシア大陸からアフリカにかけての不参加国である「ランド・パワー」の対立を浮き彫りにしました。

このサミットに先立ち、ロシアのプーチン大統領は、停戦条件として、ウクライナ軍の4州からの撤退とNATO加盟断念を要求し、ウクライナとその同盟国はこれを拒否。

この提案は、サミットの影響力を削ごうとする意図が見られます。

一方、G7はロシア資産凍結による利子を活用してウクライナに500億ドルの融資を行う計画を発表。

アメリカはウクライナと10年間の二国間安全保障協定を結び、ウクライナへの支援を継続する姿勢を示しています。

なるほど、90カ国以上が参加した割には、共同宣言への賛同が77カ国というのは、ちょっと寂しい数字やね。シー・パワーとランド・パワーの対立って、ほんま複雑やわ。

和平への道を探る ウクライナの提案と欧州の動き

トランプ前大統領が円安に関税示唆、ゼレンスキー大統領との会談も。

日本の避難民の経済的・精神的苦痛も課題。

英仏ウクライナで停戦案策定（）

✅ トランプ氏は日本に対し、円安に誘導しないよう伝え、関税引き上げの可能性を示唆した。

✅ ウクライナのゼレンスキー大統領はトランプ前大統領との会談で、服装や発言内容など「トラの尾」を踏んだと指摘されている。

✅ 日本で暮らすウクライナ避難民の中には、経済的な困窮や精神的な苦痛を抱えている人々がいる。

さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/4fcfb9c7b2a5466bf9ecbd03e00267a5f017bb1b

ウクライナが発表した「平和の公式」は、現状の被害を踏まえた上で、今後の停戦交渉に臨む上での重要な指針となりそうですね。

ウクライナは、ロシアとの紛争終結に向けた「平和の公式」を発表し、国際社会の支持を求めています。

この公式は、放射能・核の安全、食糧安全保障、エネルギー安全保障など10項目からなり、特にザポリージャ原発、黒海封鎖による穀物輸出の困難、カホウカ・ダムの決壊など、これまでの被害や脅威を踏まえた内容となっています。

ウクライナ軍の撤退を最重要条件とし、停戦交渉の前提としていますが、撤退の範囲や領土一体性の解釈には不確定要素も存在します。

また、ロンドンではウクライナ支援に関する首脳会議が開催され、欧州とウクライナなど16カ国が参加。

会議では、停戦後の平和維持部隊派遣、欧州独自の停戦案の米国への提示と協力を求める方針が合意されました。

欧州独自の停戦案は、戦闘休止の第一段階として「空、海、エネルギー関連施設」に関する戦闘を1か月間休止し、その後に和平合意を経て有志連合部隊を派遣する計画です。

この計画は、米国がロシア寄りの姿勢を見せていることへの対抗策としての側面もあります。

平和の公式、細かいとこまで考えられてるやん！停戦後のことまで考えとんのはすごいけど、欧米の停戦案、アメリカがロシア寄りってのが、ちょっと引っかかるなぁ。