トランプ再選で揺れる日米関係？日本の外交戦略と今後の展望は？揺らぐ日米同盟：トランプ再選後の外交課題

本日は、激動の世界情勢の中で、特に注目が集まる日米関係について、様々な角度から解説していきます。

まず、2020年大統領選の結果から見ていきましょう。

21世紀の地政学的な変化とトランプ政権の台頭

今回は、トランプ氏が勝利した2020年の大統領選を振り返り、その背景にある有権者の変化や、今後の国際情勢への影響を解説します。

米大統領選】トランプ次期大統領、勝利の背景……複数の場所で細かく得票を増やした

公開日:2024/11/07

✅ ドナルド・トランプ前大統領が、激戦州での小幅な得票増を積み重ね、2020年の大統領選でバイデン氏が勝利したジョージア、ペンシルベニア、ウィスコンシン、ミシガンで勝利し、次期大統領に決定しました。

✅ ネバダ州では、ヒスパニック系とアジア系の有権者の間でトランプ氏の支持が伸び、特に経済や移民問題が重要な有権者層からの支持を集めました。

✅ トランプ氏の勝利は、都市部と農村部での有権者の行動の違い、有権者が「必要な変化」や指導力を求めたこと、そして移民や経済などの政策課題への重視が影響しました。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.bbc.com/japanese/articles/c3vld20437ro

トランプ氏の勝利は、有権者の変化や政策課題への重視が影響したと分析されています。

今後の日米関係に、どのような影響があるのでしょうか。

2000年代以降、国際的なパワーバランスが変化し、米国民の間には外交エスタブリッシュメントへの懐疑心が高まっています。

オバマ大統領も反エスタブリッシュメント的な政策を実施しましたが、トランプ政権は、この流れをさらに加速させたと言えるでしょう。

トランプ氏は、国益を最優先し、軍事力と経済力の強化を目指す「リアリスト」的なアプローチを特徴としています。

2024年アメリカ大統領選挙では、トランプ氏が僅差で勝利し、議会は共和党が下院でわずか5議席差の多数派を確保する拮抗した状況となりました。

トランプ氏の勝利は、やはり衝撃でしたね。都市部と農村部の分断や、経済・移民問題への有権者の関心の高まりが、結果に繋がったと分析されていますね。

トランプ政権の根本原理：取引と世論

トランプ氏の外交政策は、関税や安全保障における゛取引゛を重視する点が特徴です。

それが、日米関係にどのような影響を与えるのでしょうか。

トランプ関税「対抗措置とるべき」％毎日新聞世論調査

公開日:2025/02/16

✅ 毎日新聞の世論調査で、トランプ大統領による関税引き上げに対し、61%が対抗措置をとるべきだと回答した。

✅ トランプ大統領は、日本を含む全ての貿易相手国を対象とした相互関税の導入も指示しており、日本経済への影響が懸念されている。

✅ トランプ大統領がガザ地区を「長期的に所有」する意向を示したことについては、52%が「問題だ」と回答した。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20250216/k00/00m/020/120000c

トランプ氏の゛取引゛を重視する姿勢は、日米関係にも大きな変化をもたらす可能性がありますね。

防衛費増額や、貿易交渉への影響も懸念されます。

前嶋教授は、トランプ氏の復帰がもたらす変化の根本原理を「取引」と「世論」の2つと分析しています。

外交や安全保障では、理念よりも取引が重視され、同盟国との関係にも大きな変化が起きる可能性があります。

具体的には、日本に対して防衛費増額やアメリカからの武器購入を求める可能性があります。

また、支持層の意向に敏感であり、TPPやIPEFからの離脱、対中デカップリング・デリスキングの継続など、対中・対日関係にも影響を及ぼすでしょう。

北朝鮮との関係においても、支持者の期待に応えるために新たな動きが出る可能性があります。

トランプさんの゛取引゛外交は、ほんまにえげつないですよね。日本も、防衛費とかで色々言われるんちゃうかなあ、ちょっと心配やわ。