中国の反腐敗運動、どこまで進む?(習近平、汚職、党)習近平国家主席主導の反腐敗運動の現状と影響
習近平政権下で加速する反腐敗運動。今年1月以降、摘発された高官は過去最多を更新。経済減速と相まって官僚と投資家の不安が拡大。金融、軍事分野への締め付け強化は、党の統制を強める狙い。腐敗との闘いは、体制維持の要。
💡 習近平国家主席による反腐敗運動が加速。高官の摘発数が増加。
💡 汚職摘発の強化は、金融、エネルギーなど重要分野に波及。経済への影響も。
💡 党の自己革命を掲げ、軍内部の腐敗にもメス。戦闘能力の強化を目指す。
それでは、まず反腐敗運動の概要と、それが中国社会にどのような影響を与えているのか、詳しく見ていきましょう。
反腐敗運動の加速と経済への影響
習近平主席の反腐敗運動、何が加速させてる?
高官摘発数の増加と経済減速。
皆様、反腐敗運動という言葉は耳にする機会が多いかと思いますが、その実態や影響について、しっかりと理解されている方は少ないのではないでしょうか。
公開日:2024/01/11

✅ 中国共産党の汚職監視機関である中央規律検査委員会(CCDI)は、習近平国家主席主導の反腐敗運動を容赦なく実行する姿勢を強調した。
✅ 習氏はCCDIの会議で、汚職との闘いにおいて「決して引き返したり、手を緩めたり、情けをかけたりしてはならない」と述べ、今後も圧力をかけ続ける姿勢を示した。
✅ CCDIは、政治的忠誠と政治的安全を重視し、隠れた政治的な危険を適時に排除するとともに、当局者に対し不正行為の可能性がないか常に自身で確認するよう求めた。
さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/china/KUA36N3GQZKFDKXU6FD4TQ56IA-2024-01-11/習近平国家主席の強いリーダーシップの下、反腐敗運動は容赦なく進められていますね。
経済への影響も気になるところです。
2012年の就任以来、習近平国家主席は党内規律の強化と政治的ライバル排除を目的とした反腐敗運動を継続しています。
今年1月以降に摘発された高官の数は46人に上り、過去最多を更新するなど、その動きは加速しています。
この運動は、中国経済の減速と相まって、官僚のリスク増加と投資家の不安を招いています。
特に、金融、エネルギー、製薬、インフラなどの重要分野における汚職に厳しく対応しており、金融業界への締め付けを強化しています。
いやあ、これは厳しい。官僚の方々は大変でしょうな。投資家も不安になる気持ちは分かります。経済への影響は、今後注視していく必要がありますね。
反腐敗闘争の深化と党の自己革命
習近平が重視する、腐敗撲滅のための3つの柱とは?
不敢腐、不能腐、不想腐
反腐敗闘争は、党の根幹に関わる問題として、非常に重要視されていることが分かりますね。
公開日:2024/02/09

✅ 中国共産党の習近平総書記は、反腐敗闘争の強化を強調し、情勢は依然として深刻であると述べました。
✅ 中央規律検査委員会の会議で、政界と財界の癒着による腐敗との闘いを最優先課題とすることが公表されました。
✅ 贈収賄に対する調査や罰則の強化も言及され、軍高官らの汚職疑惑が取り沙汰される中、取り締まりが強化される見込みです。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20240110/k00/00m/030/233000c党の自己革命とはすごいですね。
腐敗を許さないという強い決意が伝わってきます。
贈収賄への調査や罰則強化も、徹底するということですね。
習近平総書記は、第20期中央紀律検査委員会第3回全体会議において、反腐敗闘争の重要性を改めて強調しました。
党中央の指導を根本的な拠り所とし、自己革命を推進する上で9つのキーポイントを重視し、腐敗の気力を挫くことを目指す一体的推進を掲げています。
また、「不敢腐、不能腐、不想腐」を一体的に推進する能力と水準の向上を目指し、党風廉政建設と反腐敗闘争の全面的な勝利を達成する必要性を訴えています。
何衛東・中央軍事委員会副主席は、軍内の腐敗と士気の低下を批判し、実戦を想定した訓練の重要性を訴えました。
自己革命!なんか、燃える展開やな!でも、贈収賄とか軍の汚職とか、ほんま、無くならへんのちゃう?政治家も大変やなー。って、真面目な話、ちゃんとせなあかんね!
次のページを読む ⇒
中国軍の戦闘能力に暗雲?腐敗と訓練不足を指摘。習近平氏の求心力と現場のギャップ、反腐敗闘争の行方は?