コロンビア大学揺れるキャンパス：デモ、抗議、そして学長の辞任？ガザ紛争と大学キャンパス：対立と学問の自由

それでは、コロンビア大学の最近の出来事について、3つのポイントに絞ってご紹介いたします。

揺れる学舎：歴史と抗議の連鎖

本日は、コロンビア大学で起きた一連の出来事について、詳しく見ていきましょう。

米コロンビア大で親パレスチナのデモ、警官隊が学生ら人逮捕

公開日:2024/04/19

✅ 米コロンビア大学で、ガザ地区でのイスラエル軍事行動に抗議する学生らがデモを行い、警察がテントの排除と100人以上を逮捕した。

✅ 大学側は、学生らが規則違反を重ねたためニューヨーク市警に排除を許可したと説明し、連邦下院議員の娘の停学処分も発生した。

✅ この抗議デモは米国内の他の大学や主要道路でも発生しており、学生や教員がそれぞれの立場から意見を表明している。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.bbc.com/japanese/articles/c51nrnnxn5mo

学生たちの抗議デモは、過去の社会運動を想起させますね。

大学の対応も、過去の事例を踏襲しているように見受けられます。

コロンビア大学では、学生による抗議活動と大学側の対応は、歴史の中で繰り返されてきました。

その象徴的な場所が「ハミルトン・ホール」であり、1968年のベトナム反戦運動、1985年の南アフリカのアパルトヘイト反対運動、1996年の倫理学部設立要求など、過去にも4月に占拠事件が起きています。

2024年4月30日には、親パレスチナ学生組織がイスラエルとの関係断絶を求めて「ハミルトン・ホール」を占拠しました。

彼らは、過去の社会運動にならい、イスラエルによるパレスチナ人への行為をアパルトヘイトと非難し、大学に対し経済的・学術的な関係を清算することを求めています。

大学という場所が、常に社会の動向を映し出す鏡のような存在であるということが、よく分かりますね。歴史は繰り返されるものだと感じます。

紛争勃発：連鎖する抗議と大学の対応

今回の事件は、イスラエル・ハマス戦争の勃発がきっかけとなりました。

学生たちの活動が活発化していく様子が印象的です。

米コロンビア大学に警察突入親パレスチナデモ参加者を拘束写真枚国際ニュース：

公開日:2024/05/01

✅ 米コロンビア大学で、パレスチナ連帯デモに参加し建物を占拠していた学生に対し、警察がキャンパスに突入し拘束した。

✅ デモ隊はガザ地区での戦闘に抗議し、大学に対しイスラエル関連金融資産の売却などを要求していた。

✅ 大学側はデモ隊の要求を拒否し、占拠を続ける学生を退学処分にすると警告、警察に協力を要請した。

さらに読む ⇒米コロンビア大学に警察突入親パレスチナデモ参加者を拘束写真枚国際ニュース：出典/画像元: https://www.afpbb.com/articles/-/3517533

デモの規模が拡大し、大学側の対応も厳しさを増しています。

学生の逮捕や退学処分という強硬手段は、大学の運営に大きな影響を与えますね。

2023年10月7日のイスラエル・ハマス戦争勃発以降、親パレスチナ学生組織の活動は活発化し、その声は高まりました。

これらの組織には、「コロンビア大学アパルトヘイト・ダイベスト」や「パレスチナの正義のための学生」、「平和のためのユダヤ人の声」などがあります。

大学はニューヨーク市警に排除を要請し、過去の事件と同様に学生の逮捕や負傷も発生しました。

この状況は、大学運営を揺るがす事態へと発展していきます。

いやー、ホンマに、学生さんたちの熱意はすごいな！でも、警察がキャンパスに入って逮捕って、ちょっと穏やかやないですなぁ。