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官僚離れ加速?若手官僚の現状と未来への展望とは?国家公務員・キャリア官僚の退職、給与、試験、激務、官僚の未来

東大出身者減、私大出身者増! 国家公務員総合職の今を徹底解説。激務、高給、退職金…光と影。若手官僚の離職加速、官僚の社会的地位低下も。働き方改革の行方は?キャリア官僚のリアルに迫る!

官僚離れ加速?若手官僚の現状と未来への展望とは?国家公務員・キャリア官僚の退職、給与、試験、激務、官僚の未来

📘 この記事で分かる事!

💡 国家公務員の人材は多様化、東大出身者の割合は減少し、旧帝大以外の大学からの採用も増加。

💡 キャリア官僚の退職増加、給与や労働時間への不満が背景に、5年目以降の退職が増加傾向。

💡 国家公務員の退職金は役職と勤続年数で大きく異なり、事務次官まで昇進すれば高額に。

それでは、まず日本の国家公務員の現状について、様々な角度から見ていきましょう。

国家公務員の現状:人材の変化と激務の実態

官僚試験、東大減少で何が?人材多様化?質低下?

多様化も、競争率低下での質低下懸念も。

本日は官僚の現状について掘り下げていきます。

まず、国家公務員の採用について見ていきましょう。

国家総合職の採用者(内定者)の学歴の割合について【東大・京大・旧帝・早慶等】

公開日:2024/11/23

国家総合職の採用者(内定者)の学歴の割合について【東大・京大・旧帝・早慶等】

✅ かつての国家総合職採用者は東大出身者が多かったが、近年は東大出身者の割合は減少し、旧帝大や早慶以外の大学出身者の採用も増えている。

✅ 採用者の出身大学の構成比は官庁によって異なり、警察庁や財務省などは東大出身者の割合が高い一方、法務省や厚生労働省などは多様な大学から採用している傾向がある。

✅ 最近の傾向として、旧帝大では東北大や北大からの採用者が多く、私立大学では早慶が中心だが、その他大学からの採用も増えており、大学名によって合格率が左右されるわけではない。

さらに読む ⇒公務員情報館『』公務員試験対策等について情報発信するサイトです。国総、国般、特別区、都道府県庁、市役所、裁判所等。事務・行政系がメインです。出典/画像元: https://komu-info.com/gakureki/

多様な大学からの採用が増え、官僚の人材構成に変化が見られますね。

激務でありながら、優秀な人材を確保するため、官庁も努力しているのでしょう。

2023年度の国家公務員総合職試験では、東京大学出身者の合格者数が減少し、私立大学出身者の合格者が増加しました。

これは官僚の人材多様化と捉えられる一方で、競争率の低下による人材の質低下を懸念する声もあがっています。

国家公務員の仕事は激務であり、平均残業時間は月33.1時間、年間約397時間に達します

特に政策立案や国会対応など、キャリア官僚を中心に激務になりやすく、財務省、文部科学省、経済産業省などが残業時間の多い省庁として挙げられます。

なるほど、東大一強時代は終わりつつあるんですね。多様なバックグラウンドを持つ人材が集まるのは、組織にとって良いことでしょう。しかし、激務が人材を遠ざけているのは看過できませんね。

霞ヶ関の光と影:キャリア官僚の待遇と試練

キャリア官僚の年収、ピークは?

事務次官で約2400万円。

続いては、キャリア官僚の待遇と、彼らが直面する試練について見ていきましょう。

若手官僚、年で%退職待遇不満、早期転身視野も(共同通信)
若手官僚、年で%退職待遇不満、早期転身視野も(共同通信)

✅ 2014年度に採用された国家公務員総合職の約23%が、この10年間で退職。給与水準や労働時間への不満が背景にある。

✅ 退職時期は採用後5年未満が8.6%、6年目以降が14.6%で、5年経過後の退職が増加傾向。19年度採用者よりも早期退職の傾向が強まっている。

✅ 23年度の1年間の退職者は過去最多を更新し、採用後10年未満での退職者が増加。採用者へのアンケートでは、給与水準の引き上げや働き方改革を求める声が多かった。

さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/0831c0671f2bf518c27b0f0489def743f5e9deda

キャリア官僚の退職増加は、由々しき事態ですね。

長時間労働や、世間の官僚に対するイメージが、影響しているのでしょうか。

待遇改善も必要かもしれませんね。

キャリア官僚は、国家公務員採用総合職試験に合格し、各省庁に採用されたエリート公務員です。

22歳で約350万円から始まり、昇進とともに年収は増加し、40代で約1200万円、最終的には事務次官で約2400万円に達します。

しかし、近年は長時間労働や、官僚という職業へのネガティブなイメージから、若手キャリア官僚の退職が増加傾向にあります

人事評価では問題処理能力だけでなく、政治への対応能力も重要視されるようになり、省庁間の評価基準の違いや政治家との関係性の変化も、官僚を取り巻く環境を厳しくしています。

インターネットなどを通じた官僚の実態の暴露や、メディアによる批判も、官僚の社会的地位の低下に拍車をかけています。

いやー、官僚って、ほんま大変やねんな!給料はええけど、世間の風当たりも強いし、そら辞めたくもなるわ!でも、辞められたら困る人もおるんやから、もっとええ待遇にしてあげなあかんで!

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キャリア官僚の退職金と現状を解説。高額退職金も、若手離職や官僚敬遠の背景とは?変化する官僚の働き方と、未来への課題。