韓国のウクライナ支援?防衛産業の台頭と今後の展望(?)ウクライナ侵攻と韓国の対応、防衛産業の国際展開
ウクライナ侵攻1年、韓国は慎重姿勢ながらも1億ドル借款と人道支援を強化。欧州との防衛産業協力を進め、NATOも兵器支援を歓迎。ゼレンスキー大統領は北朝鮮兵捕虜問題で韓国との連携を模索。トランプ氏の終戦論を受け、兵器支援は慎重に。
💡 韓国は、ウクライナ侵攻に対し、当初は慎重な対応を取り、人道支援を中心に貢献しました。
💡 防衛産業が活発化し、兵器輸出の可能性が広がり、国際的な注目を集めています。
💡 北朝鮮兵のウクライナ捕虜交換提案など、複雑な国際情勢の中で韓国が関与する動きも。
本日は、ウクライナ侵攻における韓国の対応と、そこから見えてくる様々な動きについて、3つのポイントに絞ってご紹介いたします。
韓国の初期対応と国内状況
韓国、ウクライナ侵攻1年で何をした?追加支援の額は?
1億3000万ドル支援。人道支援を表明。
韓国は、ウクライナへの人道支援と合わせて、ロシアとの関係も考慮したバランスの取れた対応を目指しています。

✅ 韓国は、ウクライナ侵攻に対し、日米欧と協調して対ロ制裁を発動しつつ、ウクライナへの兵器や弾薬の輸出を行っている。
✅ 一方で、北朝鮮への影響力を持つロシアとの関係悪化を避け、政治対話を継続する方針を取っている。
✅ 戦争の長期化により、韓国へのさらなる支援要請が高まる一方で、ロシア側はけん制を強めている。
さらに読む ⇒北海道新聞デジタル出典/画像元: https://www.hokkaido-np.co.jp/article/978028/韓国国内では、ウクライナ情勢への関心が薄く、内政問題に目が向きがちですが、政府は国際社会との協調を重視しているようです。
ウクライナ侵攻1年を迎え、韓国は当初、ロシアを直接的に非難する表現を避けた声明を発表し、ウクライナの主権と領土保全を尊重する立場を再確認しました。
同時に、1億3000万ドル規模の追加支援を表明し、地雷除去、インフラ構築、再建支援など、人道的な側面での貢献を示しました。
この寛容な姿勢の一方で、国内ではウクライナ問題への関心が低く、大統領選や物価高騰など、内政問題に国民の関心が集中していました。
ウクライナへの支援とロシアへの配慮、難しい舵取りですね。国民の関心の低さも、政府にとっては悩ましい問題でしょうね。
軍事支援の可能性と防衛産業の台頭
韓国の防衛産業、欧州でどんな役割を担ってる?
兵器供給基地としての役割を担っています。
韓国の防衛産業は、国際的な需要の高まりを受け、輸出を積極的に行っています。
特に、K9自走榴弾砲は、高い評価を得ています。
公開日:2021/10/25

✅ フィンランド国防省は、韓国製の155mm自走榴弾砲「K9」の追加調達オプションを行使し、5輌を2021年に、さらに5輌を2022年にそれぞれ調達することを決定しました。
✅ これにより、フィンランドのK9保有数は合計58輌になる見込みで、追加調達の契約規模は約3,000万ユーロ(約39.6億円)です。
✅ ハンファディフェンスは、英陸軍の次期自走砲(MFPプログラム)向けにK-9A2を提案するため、現地企業とコンソーシアム「Team Thunder」を結成し、現地製造による雇用創出と投資をアピールしています。
さらに読む ⇒航空万能論出典/画像元: https://grandfleet.info/european-region/finnish-ministry-of-defense-officially-announces-additional-introduction-of-korean-made-self-propelled-artillery-k-9-which-is-being-introduced/欧州各国との防衛産業協力が活発化し、韓国は兵器供給基地としての役割を担うようになっています。
国際的なプレゼンスが高まっていますね。
しかし、韓国は他国を経由した軍事支援を積極的に行う可能性も示唆されました。
ポーランドへのK-9部品提供や、チェコ経由でのミサイル提供報道がありましたが、政府は事実を否定し、表向きは慎重な姿勢を保ちました。
一方で、欧州各国との防衛産業協力は活発化し、ルーマニアとの了解覚書締結やスロバキア、リトアニアの装備品導入への関心など、欧州諸国にとって兵器供給基地としての役割を担うようになりました。
アメリカからも砲弾の輸入意向が示唆されるなど、韓国の防衛産業への国際的な注目が集まりました。
防衛産業、めっちゃ伸びてますやん!K9とか、名前からして強そうやし。海外からの声も、期待でワクワクしますわ!
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ゼレンスキー大統領が北朝鮮兵捕虜交換を提案。NATOは韓国のウクライナ支援を歓迎。安全保障連携強化へ。