米価高騰、政府備蓄米放出で価格は?国民生活への影響は?米価高騰、政府備蓄米21万トン放出へ
米価高騰を受け、江藤農水相が異例の政府備蓄米放出を発表!21万トンを流通させ、価格安定化を目指す。1995年以来の大規模放出で、買い戻し条件付き。水田政策見直しにも言及し、今後の流通状況を見守る。3月下旬から小売店で販売開始予定。
💡 2024年産の米の集荷量の減少と、農家や業者の抱え込みが価格上昇の原因
💡 政府は備蓄米21万トンを放出し、流通量の増加による価格の値下げを目指す
💡 飼料用米の水田活用の交付金対象除外や、政府備蓄量の見直しも議題に。
本日は、米価高騰への政府の対応について、分かりやすく解説していきます。
米価高騰と政府の対応
米価高騰対策!政府備蓄米、異例の放出、理由は?
米価高騰とコメ離れへの対応。
今回は、米価高騰の背景と、政府の対応について見ていきましょう。

✅ 政府は、米価格の高騰を受け、備蓄米21万トンを放出することを発表しました。
✅ 3月初めに入札を行い、3月末から店頭に並ぶ見通しで、流通量の増加による価格の値下げを目指しています。
✅ 2024年産の米の集荷量の減少と、農家や業者の抱え込みが価格上昇の原因とされており、必要であれば追加放出も検討しています。
さらに読む ⇒(プラス)出典/画像元: https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/202502171000/detail/備蓄米の放出は、異例の措置であり、消費者のコメ離れを懸念しての決断ですね。
令和7年2月、江藤農林水産大臣は記者会見を開き、米価高騰に対応するため、政府備蓄米の放出を発表しました。
これは、2024年産の米の生産量増加に対し、集荷量の減少という状況を受け、流通の円滑化を図るための緊急措置です。
大臣は、消費者のコメ離れを懸念し、過去に例のない政府備蓄米の早期放出を決断しました。
放出量は21万トンで、初回は15万トン(6年産米10万トン、5年産米5万トン)を予定しています。
これは、1995年の米騒動をきっかけに導入された政府備蓄米制度において、異例の対応となります。
これはまた、大胆な対策ですなぁ。米の価格ってのは、国民生活に直結しますから、当然、政府も必死になるわけですわ。
放出の具体的な計画と流通への影響
政府備蓄米放出で、米価はどうなる?
供給増で米価低下期待、買い戻しで価格崩壊防止。
政府の備蓄米放出の具体的な計画と、流通への影響について見ていきましょう。

✅ 24年産米の相対取引価格が過去最高を記録する一方、集荷量の減少と米価高騰が続いており、農林水産大臣は市場の状況に懸念を示している。
✅ 政府は、全農や全集連に買い戻しを条件に備蓄米を販売するための「基本指針」を食糧部会に諮問する方針で、高い米価による米離れと安定供給のバランスを考慮している。
✅ 備蓄米の販売は食糧法改正なしで可能になる見込みだが、農水省は発動時期を別途検討し、あくまでも市場の状況を正常化させるための方策の一つとして捉えている。
さらに読む ⇒農業協同組合新聞出典/画像元: https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2025/01/250124-79098.php買い戻し条件付きでの放出は、価格崩壊を防ぎつつ、供給量を増やすための工夫ですね。
政府備蓄米の放出は、JA全農などの大手集荷業者を対象とし、買い戻し条件付きで行われます。
価格は会計法令に基づき適正に設定され、買い戻し期間は原則1年ですが、7年産米の状況次第で延長も検討されます。
入札は3月初めに実施され、3月下旬以降に小売店で販売される見込みです。
集荷業者には販売状況の報告義務が課せられます。
政府は、従来の基準に加え「円滑な流通に支障が生じる場合」にも放出を認める方針に転換しました。
この措置により、供給量が増加し、米価の低下が期待されますが、価格崩壊を防ぐために買い戻しが条件とされています。
いやー、それにしても、米の値段って、ほんまにピンキリやなぁ。昔はもっと安かった気がするんやけど、時代の流れですかね。
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水田政策見直しへ。飼料用米交付廃止、備蓄見直しも。農相は予算確保を表明、米の安定供給目指す。