石破首相の訪米は成功？ トランプ大統領との会談で何が起きたのか？日米同盟強化と通商問題の行方

それでは、石破首相の訪米について、詳しく見ていきましょう。

和やかな初会談とジョークで沸かせた石破首相

石破首相とトランプ大統領は、初会談で和やかな雰囲気だったようですね。

石破総理がトランプ大統領と会談日米の安全保障協力はこれまでどおり強化の方針（月日）

公開日:2025/02/10

✅ 令和7年2月8日に石破茂内閣総理大臣が米国を訪問し、トランプ大統領との会談が行われました。

✅ 会談では、日米同盟を再確認し、抑止力・対処力の向上、核を含むあらゆる能力を用いた日本防衛への関与、尖閣諸島への日米安保条約第5条の適用、自衛隊と米軍の指揮統制の枠組みの向上、日本の防衛力強化への歓迎と防衛装備・技術協力の推進、在日米軍再編などが議題に上がりました。

✅ また、中国・台湾海峡・北朝鮮への対応、日米豪印・日米韓・日米比といった同志国との連携強化などについても意見交換が行われました。

さらに読む ⇒日本の防衛と安全保障の今を伝える｜［ディフェンスニュース］出典/画像元: https://j-defense.ikaros.jp/docs/mod/002651.html

日米同盟を再確認し、具体的な協力内容も盛り込まれたとのことですね。

石破首相は、トランプ大統領との初会談で、トランプ氏がテレビで映るイメージから抱いていた「恐ろしい」という印象についてジョークを交えながら語り、場を和ませた。

石破氏はトランプ氏との会談後、共同記者会見でアドリブ力を発揮し、米政府高官や米メディア記者らの笑いを誘った。

令和7年2月6日、石破総理は米国ワシントンD.C.を訪問し、翌7日にはトランプ大統領との首脳会談、日米首脳ワーキングランチ、日米共同記者会見を行いました。

その後、アーリントン国立墓地を訪問し、ベッセント米国財務長官による表敬を受けました。

はい、石破首相のジョークで、緊張が和らいだ様子が伝わってきました。

通商問題で成果なし？ トランプ大統領の「米国第一主義」に直面した石破首相

通商問題では、なかなか成果が出なかったようですね。

検証：「石破外交」米中の壁対トランプ氏「同盟は米の利益」

公開日:2024/11/13

✅ 石破茂首相は、APECとG20の首脳会議に出席するため、ペルーとブラジルを歴訪します。

✅ APECでは習近平国家主席と会談、帰路にはトランプ次期大統領との会談も調整しています。

✅ 南米ではバイデン米大統領や尹錫悦大統領との個別の会談、日米韓首脳会談も予定されています。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20241113/ddm/002/010/089000c

トランプ大統領の「米国第一主義」が、日本の期待を打ち砕いたということでしょうか。

石破首相の訪米は、トランプ大統領との首脳会談に重点を置いたものの、通商問題をはじめとする重要な議題では成果を得ることができなかった。

特に鉄鋼製品への輸入関税問題では、石破首相が訪米中にトランプ大統領が大統領令を発令し、日本側への事前説明もなかった。

また、日本製鉄のUSスチール買収についても、トランプ大統領は当初は肯定的な発言をしたものの、後に条件付きで認めるという発言に反転し、日本の期待を打ち砕いた。

今回の訪米は、首脳同士の友好関係を重視する「安倍モデル」が通用しないことを露呈した。

トランプ大統領は、米国第一主義を貫き、相手国の友好関係よりも自国の利益を優先する。

日本は、対米戦略を明確化し、場当たり的な対応ではなく、長期的な視点に立った外交交渉を展開することが求められる。

今回の訪米は、日本が対米戦略を見直すための貴重な教訓となったと言えるだろう。

トランプ大統領は、やっぱり自分のことしか考えてないんやね。