地方財政が安定？2025年度予算案で交付税増額&赤字地方債ゼロ！地方交付税7年連続増額、地方財政の現状と課題

💡 地方交付税総額は前年度比3000億円増の19兆円に決定しました。

💡 臨時財政対策債の発行は初めてゼロとなりました。

💡 地方税収は過去最高の48兆4000億円を見込んでいます。

✅ 2025年度の地方財政をめぐり、地方交付税総額は前年度比3000億円増の19兆円に決定し、7年連続の増額となりました。

✅ 地方公務員の人件費増加による自治体歳出拡大が見込まれる一方で、臨時財政対策債の発行は初めてゼロとなり、地方税収は過去最高の48兆4000億円を見込んでいます。

✅ 自治体が自由に使える一般財源の総額は、交付税を受け取らない自治体を除いて前年度比1兆1000億円増の63兆8000億円となり、「年収103万円の壁」見直しに伴う交付税減収分を補填した上で、堅調な税収動向を反映した適切な地方財源確保が実現しました。

✅ この記事では、地方債の発行に関する基本原則と、建設地方債と赤字地方債の違いについて解説しています。

✅ 建設地方債は、道路や学校などの建設事業に必要な資金を調達するために発行される地方債で、赤字地方債は、税収不足や職員の退職金などの支出を補うために発行される地方債です。

✅ 建設地方債は将来にわたって住民が利用する施設の建設費用として借入を行うため認められますが、赤字地方債は原則として禁止されており、国が特別の法律を制定した上で発行されます。