美智子さまの歩みとは？幼少期から皇室でのご活躍、そして今を紐解く旅(？)美智子さまの生涯を振り返る：知られざるエピソードと社会への影響

美智子さまへの結婚反対運動と嫌がらせ

美智子さまのご結婚には、様々な困難があったことが伺えます。

柳原白蓮らによる美智子様の結婚反対運動

公開日:2014/06/29

✅ 柳原白蓮は、大正天皇の従妹であり、現在の皇后である美智子様の夫である皇太子明仁親王(今上天皇)の従兄妹にあたります。

✅ 美智子様の皇室入りは、皇太子明仁親王(今上天皇)の強い意志と説得によって実現しましたが、当時の社会では、平民出身の女性が皇太子妃になることは考えられず、松平信子を始めとする多くの反対派が激しく抵抗しました。

✅ 松平信子は、美智子様への嫌がらせ行為を組織的に行い、美智子様を精神的に追い詰めたとされ、柳原白蓮もその活動に加わっていた可能性があります。特に、美智子様が皇室入りした後の嫌がらせ行為は、美智子様を精神的に不安定にさせ、流産にも繋がった可能性があると考えられています。

さらに読む ⇒柳原白蓮と白蓮事件のまとめ出典/画像元: https://yanagiwara-byakuren.hatenablog.jp/entry/2014/06/29/143352

美智子さまへの嫌がらせは、本当に許しがたい行為ですね。

ご本人の精神的なご苦労を思うと胸が痛みます。

この文章は、柳原白蓮と皇后美智子様の関係、特に皇太子明仁親王(今上天皇)と美智子様のご結婚に反対していた松平信子と柳原白蓮による結婚反対運動と嫌がらせ行動について解説しています。

柳原白蓮は、大正天皇の従妹であり、美智子様は柳原白蓮の従弟にあたる皇太子明仁親王(今上天皇)の皇后です。

当時の皇太子妃は皇族か五摂家から選ばれるのが習わしであり、平民出身の美智子様の皇室入りは異例でした。

松平信子は、宮内庁内で絶大な発言権を持つ人物で、美智子様の皇室入りを激しく反対し、様々な嫌がらせを行いました。

柳原白蓮は、松平信子の手下として、右翼団体を動かすなど、美智子様への妨害工作に加担したとされています。

具体的には、カミソリ入りの手紙や藁人形の送り付け、注文していない大量の握り鮨の送り付け、美智子様の帽子や靴への画鋲や針の仕掛け、流産に対する誹謗中傷などがありました。

柳原白蓮自身も華族出身であったため、平民出身の美智子様の皇室入りに反対した人物の一人であったと考えられています。

この文章は、当時の社会における平民出身者の皇室入りに対する抵抗と、美智子様に対する執拗な嫌がらせ行動について詳しく説明しています。

えー、そんなことあったんですね…美智子さま、すごい…！

美智子さまの出産と『目崎ノート』

出産という特別な出来事にも、様々な人間模様があったのですね。

美智子さまご出産」の驚くべき舞台裏゛目崎メモ゛が明らかにした知られざる歴史とは？

公開日:2019/10/22

✅ 美智子さまの出産は、皇室の歴史において初めて病院で行われたものであり、当時、産科医療技術が発展途上であったことから、医師たちは「無事のご出産」という重責を担っていた。

✅ 美智子さまの出産をめぐっては、東宮職員、東大教授、宮内庁病院職員の三者がそれぞれ主導権を主張し、激しい縄張り争いが繰り広げられた。

✅ 出産時には、分娩室に東大系、東宮系、宮内庁病院系の医師ら合わせて10人近くが立ち会い、中には赤ちゃんが取り替えられないよう「お見届け役」までいた。当時25歳の美智子妃は、この異常な状況に耐え忍んだ。

さらに読む ⇒アエラドット時代の主役たちが結集。一捻りした独自記事を提供出典/画像元: https://dot.asahi.com/articles/-/102465?page=1

出産に際して、様々な思惑が交錯していたんですね。

医療技術が未発達な時代だったとはいえ、少し驚きです。

1960年の浩宮誕生から1969年の紀宮誕生まで、美智子妃の3度の出産を、宮内庁病院産婦人科医長だった目崎鑛太氏が詳細に記録した『目崎ノート』の内容が明らかになった。

当時の出産は産科医療技術が未発達で危険が伴い、皇室では常に『絶対の安全性』が求められた。

しかし、美智子妃の出産は皇室史上初の病院出産ということもあり、東宮、東大、宮内庁病院の三者が主導権を争い、出産時に分娩室で十名近くの関係者が立ち会うという異常な状況だった。

目崎氏は、この三者の間を巧みに調整し、美智子妃の出産は無事に成功した。

しかし、皇太子（現上皇）は、この時代錯誤的な状況を疑問視し、礼宮出産では分娩室に入る人数を減らすように求めたものの、状況は大きく変わらなかった。

この『目崎ノート』は、皇室における出産という重大なイベントにおける、知られざる歴史の裏側を明らかにしている。

目崎ノート、興味深いですね。皇室の出産という、非常にデリケートな部分に迫る資料というのは、貴重です。

美智子さまの皇室入りと社会への影響

美智子さまの皇室入りと社会への影響は、非常に大きかったのですね。

美智子様が、女性たちの等身大モデルだった！『ミッチー・ブーム』石田あゆう

✅ 本書は、戦後の「ご成婚ブーム」「ミッチー・ブーム」を引き起こした正田美智子様の、若き日のイメージと行動、そしてファッションを通して、戦後の日本における「大衆天皇制」の成立過程と、当時の女性たちの意識変容を探る作品です。

✅ 美智子様のテニススタイル、聖心女子大卒の才媛としての知性、そして、当時の雑誌『ニューズ・ウィーク』で「完全な芸術品」と称賛されたスタイルが、多くの女性たちに憧れと共感を呼び、戦後の日本における「皇室観」の転換点に大きく影響を与えた、という論点が提示されています。

✅ 当時の報道資料を基に、美智子様の言動とファッションが、どのように人々に受け止められ、日本の社会にどのような影響を与えたのかを分析することで、戦後の日本における「大衆天皇制」の確立と、女性たちの意識変容、社会の変化を具体的に示しています。

さらに読む ⇒本の話～読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア～出典/画像元: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1666051300000000000S

当時の美智子さまのファッションが、社会に大きな影響を与えたというのは、興味深いですね。

「ミッチー・ブーム」という言葉も納得です。

近代天皇制研究における最大の課題は、天皇や皇后の私的な記録がほとんど公開されていないことです。

公開されている資料は、宮内庁が編修したもので、天皇や皇后の生涯を顕彰する政治的意図が強く、マイナスの情報は排除されています。

そのため、天皇や皇后の実像に迫るためには、公式資料だけでなく、宮中関係者の私的な回想録も参考にすべきです。

特に、明治宮殿の奥に位置し、男子禁制だった女官局は、天皇や皇后の私生活を垣間見ることができる貴重な場所でした。

しかし、女官たちは秘密保持を厳しく求められており、その情報は外部に漏れることはありませんでした。

『女官明治宮中出仕の記』は、このタブーを破り、元女官が近代の天皇や皇后に関するエピソードを初めて明らかにした衝撃的な作品です。

本書は、公式資料では知る事の出来ない、天皇や皇后の生身の人間性を浮き彫りにする貴重な資料となっています。

美智子さまは、ねむの木学園の創立45周年記念美術展を鑑賞されました。

3年前から車椅子を使用している宮城まり子園長に、美智子さまは自然に車椅子のハンドグリップを握り、車椅子を押してくださったそうです。

美智子さまと宮城さんの交流は36年前に始まり、美智子さまは学園の子供たちの絵を褒めていただいたり、ねむの木を贈っていただいたりと、温かい交流を続けてこられました。

今回の美術展では、宮城さんが美智子さまに「帰っちゃイヤです」と申し上げると、美智子さまは優しくお答えになり、お別れ際には、宮城さんの手を長く握ってくださったそうです。

宮城さんは、美智子さまの優しさに感動し、皇后さまは「日本のお母さん」だと感じたと語っています。

1958年11月、美智子さまが皇太子妃となることが発表された後、世間は大きな盛り上がりを見せました。

美智子さまの行く先々には人だかりができ、ファッションも注目され、「ミッチー・ライン」なる流行が生まれました。

銀座の洋装店が命名した「ミッチー・ライン」は、金茶やクリーム系の七分袖で、胸元が大きく開いたV字型、ウエストが細く、フレアを強調したアフタヌーンスタイルを指し、ミンクのストールとグレーのプリンセスハットを合わせたものでした。

デザイナーたちは競って「プリンセス・ルック」をデザインし、生まれたばかりの子供に「美智子」と名付ける親も現れました。

12月1日には、美智子さまの婚約を祝う提灯行列が品川区五反田で行われ、2000人近い人々が「奉祝美智子さんおめでとう」と書かれたプラカードを持ち、バンザイを連呼するなど、戦勝祝いの様な賑わいを見せました。

ミッチー・ブーム、すごかったんやな！ファッションが社会を変えるって、まさに「オシャレは自己表現！」やな！

美智子さまの生涯は、まさに激動の時代を生き抜いてきた、美しく、そして強い女性の物語でした。