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よど号ハイジャック事件とは?北朝鮮に渡ったメンバーの現在と、事件の真相に迫る(ハイジャック、赤軍派、北朝鮮?)よど号事件:50年後の真実と、北朝鮮に残された人々の今

1970年の日本初のハイジャック事件、"よど号"事件。北朝鮮へ亡命した赤軍派の顛末と、現在も平壌で暮らす彼らの近況を追う。彼らのTwitter発信、帰国支援センターの活動、そして事件から50年以上経て明かされる真実とは?昭和史に残る事件の真相に迫る、現代版ドキュメント。

よど号ハイジャック事件とは?北朝鮮に渡ったメンバーの現在と、事件の真相に迫る(ハイジャック、赤軍派、北朝鮮?)よど号事件:50年後の真実と、北朝鮮に残された人々の今

📘 この記事で分かる事!

💡 1970年に発生した日本初のハイジャック事件。赤軍派9名が北朝鮮へ亡命を企て、人質を取って飛行機を乗っ取った。

💡 事件は、日本国内の政治的混乱と、赤軍派の過激な思想が背景に。日本と北朝鮮の関係にも大きな影響を与えた。

💡 事件に関わったメンバーは北朝鮮で生活。近年、Twitterでの発信を開始し、帰国への思いなどを語っている。

それでは、戦後日本の歴史を揺るがした『よど号ハイジャック事件』について、深く掘り下げていきましょう。

よど号ハイジャック事件:革命の夢と悲劇の始まり

よど号事件で犯人グループはなぜ北朝鮮を選んだ?

国際革命拠点として

本日は、この素晴らしい年表から、よど号ハイジャック事件について紐解いていきましょう。

章よど号事件・日本赤軍

公開日:2015/9/11

章よど号事件・日本赤軍

✅ この記事は、写真と映像を用いて戦後70年の歴史を振り返るビジュアル年表です。

✅ 記事は、戦後日本の復興、政治・外交、社会・文化、経済などの各分野における重要な出来事を年代順に紹介しています。

✅ さらに、各章に設けられた質問を通して、読者に当時の状況や背景を深く理解させることを目指しています。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/special/sengo/visual/page44.html

事件の概要と、当時の社会背景についてよく分かりました。

日本初のハイジャック事件として、衝撃的だった事が伺えます。

1970年3月31日、新左翼党派『共産党同盟赤軍派』の9名が、日本航空351便(よど号)をハイジャックし、北朝鮮への亡命を図りました。

これは、日本で初めてのハイジャック事件であり、赤軍派は国際革命の拠点として北朝鮮を選定していました。

事件は、犯人グループが乗客を拘束し、機長と副操縦士を脅して北朝鮮への飛行を要求する形で始まりました。

機長と副操縦士の機転により、福岡空港への着陸に成功しましたが、犯人グループは乗客を人質にとり、北朝鮮への飛行を要求し続けました。

日本政府は犯人グループとの交渉を開始し、最終的には人質交換によって乗員と山村新治郎運輸政務次官を含め、全員が無事帰国を果たしました。

しかし、犯人グループの9名は北朝鮮に亡命し、その後、北朝鮮の洗脳教育を受け、現地の日本人との結婚などを通じて、生活を送っています。

この事件は、日本の資本主義化への反発と、赤軍派の過激な思想が組み合わさった事件であり、日本の昭和史に残る重要な出来事の一つとなりました。

ハイジャック事件発生から50年以上が経過し、今もなお、この事件が語り継がれていることに、深い歴史を感じますね。

赤軍派:革命の志と過激な行動

赤軍派はなぜ北朝鮮を選んだのか?

革命拠点化のため

本日は、重信房子さんの近況報告から、ハイジャック事件に至るまでの赤軍派の思想、行動をみていきましょう。

連合赤軍事件はなぜ起きたのか?当事者による反省と分析重信房子さんの新著『はたちの時代』を読む
連合赤軍事件はなぜ起きたのか?当事者による反省と分析重信房子さんの新著『はたちの時代』を読む

✅ 元連合赤軍幹部の重信房子さんが満期出所後1年を迎え、支援者の会で近況報告を行いました。

✅ 報告では、服役中を含め、自由の身になってからの1年間を振り返り、現在も精力的に活動している様子が伺えます。

✅ この記事は会員限定のため、詳細な内容については会員登録が必要です。

さらに読む ⇒静岡新聞出典/画像元: https://news.at-s.com/article/1276268

赤軍派の目的や、その過激な行動について詳しく知ることができました。

国際根拠地論という考え方は衝撃的でしたね。

赤軍派は、日本の欧米的な資本主義国化を危惧し、日本の共産主義化を目的としていました。

彼らは、武力闘争による革命戦争を掲げ、首相官邸や警察署への襲撃などテロリズムを繰り返していました。

しかし、警察との衝突で組織は弱体化し、新たな戦略として社会主義の小国の指導者の協力を得て、その国を拠点とすることを決意しました。

彼らは、組織の弱体化を克服するため、「国際根拠地論」を掲げ、北朝鮮を軍事基地として変革し、世界革命の拠点とする計画を立てていました

北朝鮮は革命の拠点として、また、日本帝国主義と敵対関係にある国として選ばれました。

ハイジャックは、すでに逮捕状が出されており合法的な出国が不可能であったため、渡航手段として選択されたのです。

過激な思想と行動が、このような大事件を引き起こした背景にあると考えると、非常に複雑な心境になりますね。

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北朝鮮にいるよど号事件メンバー6人がTwitterで発信開始!拉致疑惑や帰国への思いを語る。日朝関係改善の中、真相解明への新たな動き。