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平和記念式典の招待どうなる? 広島市の新たな取り組みとその背景とは?広島平和記念式典、招待方法変更の背景と被爆者団体の反応

広島市が平和記念式典の招待方法を刷新。ロシアを含む世界195の国と地域へ式典概要を通知し、参加を呼びかけます。ウクライナ侵攻以降の招待基準への批判を受け、被爆80年を前に「ヒロシマの心」を世界へ発信。多様な国々の参加で、平和への願いを共有できるか。被爆者団体の反応も注目される、新たな試み。

平和記念式典の招待どうなる? 広島市の新たな取り組みとその背景とは?広島平和記念式典、招待方法変更の背景と被爆者団体の反応

📘 この記事で分かる事!

💡 広島市が平和記念式典の招待方法を変更し、ロシアを含む全195の国と地域に式典の概要を通知する。

💡 長崎市はイスラエルを招待せず、広島市との対応の違いが浮き彫りに。招待国の線引きが議論に。

💡 被爆者団体からは、今回の変更に期待と懸念の声が上がり、式典のあり方が改めて問われている。

それでは、まず広島市が発表した平和記念式典に関する最新の情報から見ていきましょう。

招待から通知へ 広島市が平和記念式典の招待方法を変更

広島市、平和記念式典の招待方法を変更?

全195カ国に通知へ

広島市が平和記念式典の招待方法を見直し。

招待から通知への変更は、国際情勢の変化に対応するためです。

平和記念式典来年から参列国招待のあり方見直す考え広島市の松井市長イスラエル招待ロシア・ベラルーシ招待せずで批判も「市の考え正しく理解してほしい」
平和記念式典来年から参列国招待のあり方見直す考え広島市の松井市長イスラエル招待ロシア・ベラルーシ招待せずで批判も「市の考え正しく理解してほしい」

✅ 広島市は、2024年からの平和記念式典の参列国招待について、招待のあり方全般を見直すことを発表しました。

✅ これは、今年の式典でロシアとベラルーシを招待せず、イスラエルのみを招待したことに対し、一部から「二重基準」などの批判が出たためです。

✅ 松井市長は、来年からは市のスタンスが正しく理解してもらえるよう、招待のあり方を見直すとともに、核軍縮に向けた国際的な取り組みにも積極的に参加していくことを表明しました。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/1298351?display=1

広島市の今回の決定は、平和への願いをより多くの国々に届けるための新たな一歩と言えるでしょう。

詳細を見ていきましょう。

広島市は今年の平和記念式典について、これまで各国を招待してきた方法を見直し、ロシアを含むすべての国と地域に式典の概要を通知することを発表しました。

ウクライナ侵攻以降、ロシアとベラルーシを招待していなかった広島市ですが、松井市長は「平和を願うヒロシマの心を理解した上で参列してほしい」と要望を添えつつ、195の国と地域に通知する方針です。

この変更は、ロシアやイスラエルを招待しないことへの批判や、パレスチナを招待していないことへの疑問の声が上がったことを受けて、式典の原点に立ち返り「恒久平和に向けたヒロシマの心」を世界に広めたいという意図があるようです

来年は、ロシア、パレスチナなど、合わせて195の国と地域に通知を送る予定です。

なるほど、招待方法の変更には、さまざまな背景があるんですね。核廃絶に向けた国際的な取り組みへの積極的な参加も表明されているようで、今後の動向に注目したいですね。

招待をめぐる議論 広島市と長崎市の異なる判断

広島と長崎、平和式典の招待で意見分岐?

イスラエル招待で対照的

広島市と長崎市、それぞれの平和式典における対応の違いについて見ていきましょう。

なぜこのような違いが出たのでしょうか?。

ロシアを招かず、イスラエルは招いた広島の平和式典その理由と評価

公開日:2024/08/06

ロシアを招かず、イスラエルは招いた広島の平和式典その理由と評価

✅ 広島市と長崎市はそれぞれ「原爆の日」に平和式典を開催しており、イスラエル代表の招待を巡り対応が分かれた。広島市は例年通り招待した一方、長崎市は「不測の事態発生リスク」を懸念し招待を見送った。

✅ この招待国の「線引き」は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに始まった。広島市は当初ロシアを招待する方向で検討していたが、外務省と協議し、式典運営への支障を懸念して招待を見送った。長崎市も同様の理由でロシアの招待を見送った。

✅ 広島市はロシアとイスラエルで異なる対応をとった理由について、「ウクライナ侵攻に関し責任を認めず、国際社会から強く非難されているロシアと、武力紛争が深刻化するパレスチナ情勢に関わるイスラエルとの状況は異なる」と説明している。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20240806/k00/00m/040/310000c

広島と長崎、それぞれの置かれた状況や、式典への考え方の違いが現れていますね。

今後の展開を見守りたいと思います。

広島市は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、ロシアと同盟国のベラルーシを招待していません。

2023年以降は、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルの招待についても議論があり、被爆者団体から批判が上がっています。

長崎市は今年の平和祈念式典でイスラエルを招待せず、広島市とは判断が分かれており、国際的な議論を呼んでいます。

広島市と長崎市は、それぞれ原爆の日に行われる平和式典において、イスラエル代表の招待について異なる対応をとりました。

広島市は例年通り招待しましたが、長崎市は安全上の懸念から招待を見送りました。

この招待国の「線引き」は、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、2022年から議論されています

広島市は当初、ロシアも招待する方向で検討していましたが、外務省との協議の結果、式典運営への支障を懸念し、ロシアとベラルーシの招待を見送りました。

長崎市も同様の理由で、ロシアの招待を見送っています。

広島市がロシアとイスラエルで異なる対応をとっている理由については、市議会で説明されていますが、具体的な内容は明らかになっていません。

被爆80年を前に、平和式典のあり方が問われる事態となっています。

やっぱり、難しい問題やな。どっちが正しいとか、一概には言えへんもんな。それぞれの立場と思いを尊重して、判断せなあかんのやろな。

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広島市、平和記念式典の招待方法を刷新!「通知」へ変更し、より多くの国の参加を呼びかけ。被爆地の想いを世界へ。