広島平和記念式典2024、核兵器廃絶への願いは?2024年平和記念式典、招待方法の見直しと安全対策
広島市長が平和記念式典で核兵器廃絶を訴えた。被爆者の体験を基に、核の脅威とロシアを批判。すべての国へ招待状を送る方針転換は、被爆の実相を世界に伝えるため。厳粛な式典と表現の自由の調和を目指し、来年のG7サミットに向けた行動も求める。核兵器のない世界へ、ヒロシマからのメッセージ。
招待方法の見直しとヒロシマの心
広島市長は2024年の平和記念式典で誰を招待する方針?
全国家・地域
招待方法の見直しは、より多くの国に被爆の実相を知ってもらうための重要な一歩ですね。
公開日:2025/04/11

✅ 広島市は、今年の平和記念式典にロシアとベラルーシを含む195カ国・地域に案内状を送ることを発表し、招待ではなく開催を通知する形に変更しました。
✅ これは、ウクライナ戦争以降、ロシアとベラルーシを招かなかったことや、イスラエルを招いたことに対する批判を踏まえ、ダブルスタンダードを解消するためです。
✅ 広島市は、平和記念式典の原点に立ち返り、世界に被爆の実相を知ってもらうことを目指しています。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/AST4C2JD5T4CPTIL001M.html招待方法を見直すことで、式典の原点である被爆の実相を世界に伝える姿勢は素晴らしいと思います。
あらゆる国に案内状を送るという決断は、ヒロシマの心を世界へ発信する良い機会になるでしょう。
広島市長は、2024年8月6日の平和記念式典に、外交関係のある全ての国・地域に案内状を送ると発表しました。
これは、ウクライナ戦争以降、招かれていないロシアとベラルーシも招待することを意味します。
2022年のウクライナ戦争以降、広島市はロシアとベラルーシを式典に招待していませんでした。
しかし、2024年にはパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを招待したことが、ダブルスタンダードではないかという批判を受けました。
松井市長は招待方法を見直し、あらゆる国に案内状を送ることで、式典の原点に立ち返り、被爆の実相を知ってもらうことを目指すと説明しました。
ロシアとベラルーシを招待しなかった背景には、外務省からの懸念がありました。
外務省はロシアを招待した場合、日本政府の姿勢について誤解を招く可能性があると指摘していました。
松井市長は、ロシアとベラルーシを招待しなかったことについて、被爆者と同じ思いを他人にさせないというヒロシマの心が理解されなかったためと説明しました。
今回の招待方法の見直しは、ロシアとの対話と協力も不可欠な状況において、あらゆる国の核、あらゆる戦争に反対する非核・非戦の砦となるヒロシマの心を世界に発信する好機になると期待されています。
今まで招待されなかった国にも案内を送るっていうのは、すごいと思いました。色んな人にヒロシマのことを知ってもらいたいっていう気持ちが伝わってきます。
平和祈念式典と核兵器廃絶への願い
広島平和記念式典で松井市長はどんなメッセージを発信?
核兵器廃絶へ行動を
平和宣言では、国際問題の解決を武力に頼る考え方への危機感が表明されました。

✅ 広島市は原爆の日である8月6日に平和記念公園で原爆死没者慰霊式・平和祈念式を開催し、松井一実市長は平和宣言で、国際問題の解決を武力に頼らざるを得ないという考え方の拡大に危機感を表明しました。
✅ 市長は、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化やイスラエル・パレスチナ情勢の悪化で国家間の疑心暗鬼が深まっていると指摘し、為政者に対し対話による問題解決を求めるとともに、広島を訪れて核兵器廃絶の決意を発信するよう要請しました。
✅ また、日本政府に対しては来春に開催される核兵器禁止条約の第3回締約国会議へのオブザーバー参加と、加盟を迫りました。式典では、遺族代表とこども代表が「平和の鐘」を突き、全員で黙とうし、平和宣言に続いて小学6年生2人が「平和への誓い」を発表しました。
さらに読む ⇒中国新聞デジタル出典/画像元: https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/507648市長の平和宣言は、核兵器廃絶への強い願いと、国際社会への警鐘を鳴らすものでした。
被爆者の思いを胸に、平和な世界を築くために、私たち一人ひとりが考え、行動することが大切だと感じました。
2024年8月6日、広島市は平和記念公園にて原爆死没者慰霊式・平和祈念式を営みました。
松井一実市長は平和宣言で、国際問題の解決に武力に頼らざるを得ないという考え方の拡大に危機感を示し、市民社会に核抑止力に依存する為政者に政策転換を促す行動を呼びかけました。
ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ情勢の悪化など、国家間の疑心暗鬼が深まっていると指摘し、市民の後押しを求めました。
また、為政者には広島を訪れ核兵器廃絶への決意を発信するよう要請し、日本政府には核兵器禁止条約の第3回締約国会議へのオブザーバー参加と加盟を迫りました。
式典では原爆死没者名簿に5079人が追加され、128冊計34万4306人となりました。
原爆投下時刻の8時15分に遺族代表とこども代表が「平和の鐘」を突き、全員で黙とうしました。
小学6年生2人が「平和への誓い」を発表し、平和を守り、平和をつくる決意を表明しました。
岸田文雄首相はあいさつで核兵器のない世界への道のりの重要性を強調しましたが、禁止条約には触れませんでした。
式典には海外政府代表109カ国とEU、都道府県の遺族代表32人が参列しました。
平和記念式典の意義を再認識しました。特に、核兵器禁止条約への言及がなかった点は、今後の課題として注目していく必要があると感じました。
広島と長崎の平和記念式典
広島市は今年の平和記念式典で何を変更?
招待から通知へ
広島と長崎、それぞれの平和記念式典に対する姿勢の違いが興味深いですね。
公開日:2025/04/11

✅ 広島市は、平和記念式典の出席国に対する呼びかけを、従来の「招待」から「案内」に変更することを決定しました。
✅ これは、被爆80周年という節目の年に、核兵器廃絶を世界に強く訴えるため、より多くの国に参列を促したいという意図があります。
✅ ロシアやパレスチナなど、これまで招待を見送っていた国に対しても案内を送ることで、より広範な国際的な理解と協力を得たいと考えています。
さらに読む ⇒プライムオンライン|フジテレビ系局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/856189広島市と長崎市の平和記念式典に対する考え方の違いは、それぞれの歴史的背景や、置かれている状況によって異なることがよく分かります。
どちらの都市も、核兵器廃絶という同じ目標に向かって、様々な方法で努力しているのですね。
広島市は今年度の平和記念式典について、招待ではなく、外交ルートのあるすべての国と地域に式典の概要を通知することを決定しました。
これは、ウクライナ侵攻以降、ロシアとベラルーシを招待していないことへの見直しです。
対象は195カ国と地域で、パレスチナ自治政府も含まれます。
広島市は、すべての国に広島へ来てもらい、原爆資料館を見てもらい、核被害の実相を学んでほしいと考えています。
一方、長崎市は昨年、ロシア・ベラルーシに加え、イスラエルを招待せず、G7の大使が式典を欠席する事態に発展しました。
前長崎市長は、平和祈念式典の本来のあり方を重視し、市民が集う場として静ひつな環境の中で慰霊の時間を過ごすことを最優先にした判断だったと説明しています。
広島市の今回の決定について、前長崎市長は、紛争の当事者にもできるだけ来てもらって、被爆の実相に触れてもらうという考え方は当然あっていいとし、世界の状況を踏まえた判断だと評価しています。
広島市は、各国への通知を5月下旬に発送する予定で、長崎市は、今年の式典のあり方について検討していくとしています。
色んな国の人に来てほしいっていう気持ち、すごく分かります!平和って、みんなで考えないといけないことですよね。
広島平和記念式典を通して、核兵器廃絶への強い願いと、平和への行動を世界に発信していく姿は、非常に心に響きました。
これからも、平和な世界を築くために、私たち一人ひとりができることを考えていきたいですね。
💡 広島平和記念式典は、核兵器廃絶と恒久平和を願う重要な式典であり、世界中の注目を集めている。
💡 2024年の式典では、招待方法の見直し、安全対策の強化、そして被爆の実相を伝えるための努力が行われた。
💡 広島と長崎、それぞれの平和記念式典に対する姿勢の違いは、それぞれの都市の歴史的背景や、置かれている状況によって異なる。