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マイナンバー制度の最新情報! 制度改革の進捗と課題は?マイナンバー制度改革、デジタル庁の取り組みと課題

デジタル庁が主導するマイナンバー制度改革!国民の利便性向上を目指し、マイナンバーカードの機能強化、API公開による民間連携を加速。オンライン行政手続きの簡素化、情報連携の範囲拡大で、2025年の実装を目指す。しかし、欧州と比較し、今後の法整備による情報連携の自動化が課題。マイナンバーカードの普及と活用で、日本のデジタル改革を加速させる。

マイナンバー制度の最新情報! 制度改革の進捗と課題は?マイナンバー制度改革、デジタル庁の取り組みと課題

📘 この記事で分かる事!

💡 マイナンバー制度の改革に向けた議論の始まりと、公金受取口座の自動登録に関する検討状況。

💡 マイナポータルを活用した行政サービスの質向上と利便性の向上について解説。

💡 マイナンバーカードの普及と利活用推進、更なる情報連携の必要性と課題について掘り下げます。

それでは、マイナンバー制度を巡る最新の動向について、詳しく見ていきましょう。

まずは、制度改革に向けた議論の始まりについてです。

マイナンバー制度改革に向けた議論の始まり

マイナンバー制度の改善で何が議論された?

利用促進と情報連携強化

マイナンバー制度の現状について解説いたします。

マイナンバーと口座の紐付け「自動化」をデジタル庁検討法改正で同意不要に識者「議論を呼ぶやり方だ」:東京新聞デジタル
マイナンバーと口座の紐付け「自動化」をデジタル庁検討法改正で同意不要に識者「議論を呼ぶやり方だ」:東京新聞デジタル

✅ デジタル庁は、マイナンバーへの公金受取口座の自動登録を検討しており、未登録者からの不同意の回答がない限り、金融機関の口座を同意なしに登録できるようにする方針です。

✅ この法改正案は、行政機関が把握している口座情報を用いて、未登録者に郵送などで通知し、一定期間内に不同意の意思を示さなければ自動登録する仕組みを導入します。

✅ この制度は、新型コロナウイルスの感染拡大時に発生した臨時給付金の支給遅延などを解消するため、公金受取口座の登録を促進することを目的としていますが、マイナンバー制度への反発が強まっている中で、デジタル庁の強引な政策遂行に対して懸念の声が上がっています。

さらに読む ⇒東京新聞出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/219700

公金受取口座の自動登録には、給付金の迅速な支給というメリットがある一方で、国民のプライバシー保護や制度への不信感といった懸念も存在することが分かりました。

令和3年(2021年)10月22日(金)に開催された第3回マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループでは、政府のデジタル化に向けた取り組みとして、マイナンバー制度の利用促進と情報連携の強化が議論されました

具体的な議題としては、昨年報告書フォローアップ、マイナンバー法に関する検討事項、トータルデザイン実現に向けた公共サービスメッシュ等の検討に関する3つの論点が挙げられました。

昨年報告書フォローアップでは、コロナ禍における特定公的給付の制度実現やマイナポータルの利便性向上、預貯金口座付番、マイナンバーカード普及状況、健康保険証利用の遅延などが議論されました。

マイナンバー法に関する検討事項では、デジタル庁のEBPM(証拠に基づく政策立案)の重要性や、国民の満足度調査の実施などが議論されました。

トータルデザイン実現に向けた公共サービスメッシュ等の検討では、マイナンバー制度の利用と情報連携の範囲拡大、2025年を国・自治体を通じたアーキテクチャの当面の実装ターゲットとすること、マイナンバー制度や国と地方のデジタル基盤の改善に向けた方針などが議論されました。

デジタル庁の政策は、迅速な給付を目的としていますが、国民の理解と同意を得ることが重要ですね。十分な情報公開と丁寧な説明が不可欠だと思います。

具体的な改革に向けた動き

マイナンバー制度改革、どんな未来へ向かう?

利便性向上とデジタル化推進

マイナポータルに関する説明をします。

クローズアップマイナンバー制度第回マイナポータルでできること
クローズアップマイナンバー制度第回マイナポータルでできること

✅ マイナポータルは、デジタル庁が提供するオンラインサービスで、住民票をもつ日本に住むすべての人に紐づいている12桁のマイナンバーを用いて、様々な行政サービスをオンラインで利用できます。

✅ 転入・転出届、国民年金の手続き、パスポートの更新申請、子育て・介護に関する行政手続の検索やオンライン申請など、日常生活に密接な手続きをオンラインで行うことができます。

✅ マイナポータルでは、診療情報、過去に処方された薬剤の情報、医療保険の医療費に関する情報、健診情報など、自分の医療に関する情報を閲覧することもできます。

さらに読む ⇒ぎょうせいオンラインショップ|株式会社ぎょうせいの通販サイト出典/画像元: https://shop.gyosei.jp/online/archives/cat01/0000078876

マイナポータルは、様々な行政手続きをオンラインで行える便利なサービスですね。

医療情報も確認できるのは、健康管理にも役立ちそうです。

令和4年8月25日には、第5回「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキング・グループ」がオンラインで開催され、デジタル庁は、ワーキング・グループでのこれまでの議論を踏まえ、システム面の環境整備やマイナンバーの利活用に関する具体的な方向性を示しました。

河野デジタル大臣は、重点計画に基づき、令和5年に通常国会で必要な法案を提出する予定であることを表明し、マイナポータルのAPIとマイナンバーカードの普及・利活用に関する検討について、現状と今後の取り組みについて説明を行いました。

議題1では、デジタル庁の楠統括官と国土交通省の担当者が、利用者目線の行政サービス実現に向けたトータルデザインとマイナンバー法改正の検討について説明を行いました。

議題2では、デジタル庁の冨安統括官がマイナポータルAPI・マイナンバーカードの普及利活用に係る検討について説明を行いました。

マイナポータル、ええやん!色んな手続きがスマホでできるんは、めちゃくちゃ便利やんか!でも、セキュリティとか、情報漏洩とか、ちょっとだけ心配やな!

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マイナンバーカード活用で行政手続きが劇的に変化!利便性向上を目指すデジタル庁の取り組みと、API連携によるサービス革新。未来のデジタル社会を読み解く。