万博土下座事件はカスハラ？警備員と来場者の間で何が？万博警備員土下座強要問題：背景と今後の課題

それでは、今回の事件の概要、そしてカスハラ問題について、様々な角度から掘り下げていきましょう。

万博会場での土下座事件

今回の事件の背景にあるのは、カスタマーハラスメントの問題です。

大阪・関西万博》警備員が゛土下座゛の衝撃動画が拡散「強要したらカスハラだろ」の声やまぬ（週刊女性）

✅ 万博会場で警備員が来場者に土下座させられた動画が拡散し、土下座強要がカスハラにあたるかどうか議論になっている。

✅ 東京都などの条例では土下座の強要はカスハラと認定されており、過去の事例では土下座強要で逮捕されたケースもある。

✅ 企業はカスハラ対策として、警察への通報や従業員の名札表記の変更など、様々な対策を導入している。

さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/6321de5bd051ac2589f100c4932dced02b0d7c09

土下座という行為が、相手に与える精神的苦痛は計り知れません。

警備員が置かれた状況を考えると、非常に胸が痛みます。

2025年4月17日、大阪・関西万博の西ゲート付近で、男性客が警備員に駐車場の場所を尋ねた際に、正確な案内ができずトラブルに発展しました。

男性は詰問を繰り返し、警備員は身の危険を感じ、最終的に土下座をしたとされています。

現場の状況や事件の経緯については、様々な情報が飛び交っており、警備員の対応が混雑整理によるものだった可能性も指摘されています。

しかし、男性の特定には至っておらず、ネット上では憶測が飛び交い、私刑（ネットリンチ）の危険性も懸念されています。

今回の件は、単なるトラブルではなく、現代社会におけるハラスメントの問題を浮き彫りにしています。土下座強要は、人権侵害にあたりますからね。

土下座強要事件の背景と社会問題

カスハラは、企業にとっても大きな損失につながる可能性がある深刻な問題です。

土下座」の強要で懲役刑も。゛カスハラ゛に詳しい弁護士が明かす、損害賠償請求に加え刑事罰も問われる重大性

公開日:2023/07/25

✅ 札幌市が全国で初めて「カスタマーハラスメント防止啓発ポスター」を掲示し、カスハラに関する啓発を行っている。

✅ カスハラは、理不尽な要求やクレームによって従業員に精神的な苦痛を与える行為であり、土下座を強いる「強要罪」、値引きを要求する「恐喝罪」など、様々な犯罪に該当する可能性がある。

✅ カスハラは、従業員だけでなく、企業にも大きな損害を与える可能性があり、SNS投稿などを通じて、企業の評判や顧客離れにつながるケースもある。

さらに読む ⇒プライムオンライン｜フジテレビ系局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/558360?display=full

過去の類似事件を鑑みると、今回の事件も、決して看過できない問題であると改めて感じます。

謝罪の強要は、暴力行為となり得ることを、私たちは肝に銘じるべきでしょう。

今回の事件は、過去の「ガスト土下座事件」「セブンイレブン土下座事件」「マクドナルド土下座騒動」など、土下座を強要する事件が社会問題化してきた流れを踏襲しています。

これらの事件を通して、謝罪を強要する行為はパワハラ・モラハラの一種であるという認識が広がっており、今回の事件もその延長線上にあると言えるでしょう。

日本の謝罪文化において、土下座は古くから誠意を示す行為として捉えられてきました。

しかし、現代社会では、土下座が相手の尊厳を傷つける暴力行為となるケースも見られます。

特に、スマホやSNSの普及により、見せしめ的な謝罪が横行し、公開処刑のような状況を生み出すことも懸念されています。

今回の事件は、謝罪文化と暴力の境界線、そして現代社会における゛謝罪゛や゛尊厳゛の在り方について改めて考えさせられる出来事と言えるでしょう。

土下座って、昔は誠意の象徴やったんが、今やネットで晒されて公開処刑みたいになることもあるもんな。時代は変わったなぁ。