多様性を受け入れる?オールジェンダートイレの現在地と課題は?オールジェンダートイレの現状と、万博での議論、そして今後の課題
大阪・関西万博のオールジェンダートイレが賛否両論!LGBTQ+への配慮として導入されるも、盗撮や犯罪のリスク、プライバシーの問題が浮上。ネット上では安全性を疑問視する声が相次ぎ、過去の事例も。Polimillの意見投票結果から、設置に対する様々な意見が明らかに。埼玉県の取り組みも紹介し、議論の現状を探ります。
万博のオールジェンダートイレに対する懸念
万博会場のジェンダーレストイレ、賛否両論!安全性は大丈夫?
プライバシー懸念、議論中
次に、万博のオールジェンダートイレに対する懸念について深く掘り下げていきます。
公開日:2025/04/18

✅ 大阪・関西万博会場には、性別を問わない「オールジェンダートイレ」が設置されているが、同様のトイレは過去に批判を受け廃止された経緯がある。万博会場では、女性用トイレの混雑緩和策として設置されている。
✅ 万博会場の子供用トイレの一部には、男女別や仕切りがない大小便器が並んでいる。これは中国では一般的だが、日本では異例であり、プライバシーへの配慮がないとの指摘がある。
✅ 経済産業省は、このトイレは0歳~2歳の乳幼児の利用を前提とし、保護者や見知った大人のみが利用できるとして、プライバシーは担保されていると説明している。しかし、立憲民主党の石垣のり子参院議員は、設計のミスがあれば改善すべきだと主張している。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://japan-forward.com/ja/expo-2025s-gender-neutral-toilets-spark-heated-debate/万博のオールジェンダートイレは、安全性やプライバシーの問題から、多くの人々に不安を与えているようです。
過去の事例を踏まえ、今後の対策が急務ですね。
大阪万博会場に設置された『オールジェンダートイレ』が、プライバシーや安全面への懸念から物議を醸しています。
男女共用の個室が並ぶ構造で、女性専用の個室はあるものの、男性専用個室は存在しません。
ネット上では、盗撮や犯罪の温床になる可能性を指摘する声が多く、女性を中心に不安や警戒感が広がっています。
過去には同様のトイレが批判を受け、改修された事例もあるため、安全対策や利用者の不安解消が課題となっています。
やっぱり、安全面はすごく気になりますよね。安心してトイレを使える環境であってほしいです。
オールジェンダートイレに対する世論調査の結果
オールジェンダートイレ、どう思う?
追加設置賛成多数
続いて、オールジェンダートイレに対する世論調査の結果を見ていきましょう。
様々な意見が寄せられています。

✅ Surfvoteは、社会問題に関する投票を通して意見を集め、関係機関に報告するSNSサービスです。
✅ 今回のイシューは、トランスジェンダーの人が安心して利用できる「オールジェンダートイレ」の設置について、社会的な議論を促進することを目的としています。
✅ Surfvoteでは、オールジェンダートイレ設置の賛否だけでなく、設置方法や範囲など、多様な意見を収集し、社会全体の理解を深めることを目指しています。
さらに読む ⇒|プレスリリース・ニュースリリース配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000088829.htmlオールジェンダートイレに対する多様な意見が可視化されていますね。
設置の是非だけでなく、その方法や範囲についても様々な意見があることが興味深いです。
Polimillが行った「男女の区別のない『オールジェンダートイレ』を設置すべきか?」に関する意見投票では、77票中、最も多かった意見は「従来のトイレに追加する形なら、オールジェンダートイレを設置してもいい」で、53.2%の票を獲得しました。
投票者は、LGBTQ+にとって従来のトイレは違和感を感じるため、その違和感をなくすために設置するべきだと考えているようです。
2番目に多かったのは「多目的トイレを男女別に設置した後なら、オールジェンダートイレを設置してもいい」で、13%の票でした。
この意見では、障害のある女性も男女別のトイレを使う権利があり、女子トイレにも多目的トイレが必要だと主張されています。
一方、「オールジェンダートイレは、設置すべきではない」は9.1%、「すべてのトイレを、オールジェンダートイレにすべきである」は7.8%でした。
これらの意見は、性別に合ったトイレを使えば十分だという意見や、トランスジェンダー差別ではなく、安全なトイレ環境を確保するために、全て個室のトイレにするべきだという意見など、多様な視点が反映されています。
今回の投票結果は、オールジェンダートイレに関する社会的な議論が活発化していることを示しており、今後も様々な意見が出されることが予想されます。
世論調査の結果から、オールジェンダートイレに対する様々な意見があることがよく分かります。議論を深める上で、非常に重要なデータですね。
埼玉県のオールジェンダートイレ設置に関する方針
埼玉県は、全ての公共施設にオールジェンダートイレを設置する方針ですか?
していません。
最後に、埼玉県のオールジェンダートイレ設置に関する方針について確認しましょう。
公開日:2025/03/29

✅ 埼玉県がLGBT推進条例でトイレ・更衣室・公衆浴場などの男女共用化を義務化へ、異論は認めない方針という言説は誤りです。
✅ 条例では男女共用の義務化は無く、対象は県有施設に限られています。
✅ 県は、女性トイレを廃止・減少させ、オールジェンダートイレに置き換えることを県内の施設に義務付けるものではなく、県有施設においても、今ある女性トイレを廃止したり、減らしたりすることを前提とするものではありません。
さらに読む ⇒日本ファクトチェックセンター出典/画像元: https://www.factcheckcenter.jp/fact-check/lgbtq/saitama-prefecture-unisex-restroom-mandatory-false/埼玉県の方針については、誤解されている部分があるようですね。
義務化ではなく、県有施設での検討段階であるということが明確に示されていますね。
埼玉県は、女性トイレを廃止・減少させ、オールジェンダートイレを設置することを義務付ける方針を定めていません。
県有施設において、女性トイレ、男性トイレとは別に、性別に関わらず誰でも使用できるオールジェンダートイレの設置を検討することを定めていますが、あくまでも県有施設を対象としたものであり、市町村や民間の施設を対象とはしていません。
県有施設へのオールジェンダートイレ設置は、施設の広さや利用者の状況などを総合的に判断して進められ、全てに設置されるわけではありません。
既存の施設については、イベント開催時などにLGBTQの当事者の方が利用できるエリアを一部に設けることや、当事者だけが利用できる時間帯の設定など、個別対応を検討します。
新設・改修する施設については、施設の広さや男女別のトイレの必要数などを総合的に勘案し、性別に関わらず使用できるトイレや更衣室などの設置を検討します。
埼玉県の方針、ちょっと勘違いしとったわ!義務化ちゃうかったんやね。まあ、いろんな意見があるから、混乱するのはしゃあないけど、ちゃんと情報確認せなあかんな。
本日の記事では、オールジェンダートイレに関する様々な情報を紹介しました。
設置の背景や課題、世論調査の結果など、多角的に理解を深めることができました。
💡 オールジェンダートイレは、LGBTQ+当事者や多様な人々のニーズに応える一方で、プライバシーや安全面での課題も存在する。
💡 大阪万博のトイレ問題は、設計や設置方法について議論を呼び、今後の対策が求められている。
💡 世論調査の結果から、オールジェンダートイレに対する様々な意見があり、社会的な議論が活発化している。