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トルコにおけるLGBTQ+権利と表現の自由:Netflixドラマ制作中止、展覧会禁止、そして未来への問い?トルコにおけるLGBTQ+抑圧:Netflixドラマ中止、展覧会禁止、表現の自由への警告

トルコでNetflixドラマ制作中止!脚本のゲイ描写削除要求を拒否した結果、LGBTQ+差別が露わに。かつて寛容だったトルコで、エルドアン政権下、抑圧は加速。イスタンブール・プライド禁止、芸術弾圧も。写真、ネオンアート、アーカイブでトランスジェンダーの人間性を表現する展覧会「TurnandSeeBack」も開催。100人の犠牲者を追悼する「ため息の部屋」も…。

トルコにおけるLGBTQ+権利と表現の自由:Netflixドラマ制作中止、展覧会禁止、そして未来への問い?トルコにおけるLGBTQ+抑圧:Netflixドラマ中止、展覧会禁止、表現の自由への警告

📘 この記事で分かる事!

💡 トルコ政府がNetflixのドラマ「If Only」からゲイのキャラクター削除を要求し、Netflixが拒否して制作中止となった。

💡 トルコでトランスジェンダーコミュニティの芸術と歴史を探る展覧会が政府により禁止され、表現の自由が制限された。

💡 トルコでは、LGBTQ+コミュニティへの抑圧が強まっており、国際的な非難の声も上がっている。

本日は、トルコにおけるLGBTQ+の権利と表現の自由を巡る問題について、詳しく見ていきましょう。

Netflixドラマ『IfOnly』制作中止:トルコ政府の検閲

Netflixのトルコドラマ制作中止、その理由は?

LGBTQ描写への圧力

今回のNetflixの対応や、表現の自由を巡る問題は、世界中で注目されています。

トルコ政府の検閲が、国際的な批判を招いている状況ですね。

トルコのオリジナルドラマ『(原題)』制作中止に原因はゲイキャラ

公開日:2020/07/26

トルコのオリジナルドラマ『(原題)』制作中止に原因はゲイキャラ

✅ Netflixはトルコで撮影予定だったオリジナルドラマ「If Only」の制作を、トルコ政府からゲイのキャラクターを削除するよう指示されたため、無期限に中止しました。

✅ トルコ政府は脚本に問題があると主張し、Netflixに謝罪を求めましたが、Netflixは脚本の変更を拒否し、制作費を負担した上で制作中止を決定しました。

✅ トルコ政府はゲイのキャラクターに対する偏見を持ち、表現の自由を制限している可能性があり、Netflixの対応はトルコにおけるLGBTQ+の権利問題に対する強いメッセージとなっています。

さらに読む ⇒石壁に百合の花咲く出典/画像元: https://www.ishiyuri.com/entry/2020/07/26/netflix-cancels-turkey-series-with-gay-character

Netflixの毅然とした対応は、表現の自由を守ろうとする強い意思の表れだと思います。

一方、トルコ政府の姿勢は、LGBTQ+に対する偏見としか言いようがありません。

トルコ政府は、Netflixが制作予定だったオリジナルドラマ『IfOnly』の脚本中のゲイのキャラクターを削除するよう要求しました。

Netflixは要求に応じず、制作費全額を負担して制作中止を決断しました。

この事件は、トルコにおけるLGBTQに対する差別的な状況を浮き彫りにするものです。

トルコは、かつてLGBTQに対する寛容な国として知られていましたが、近年はイスラム主義的なエルドアン大統領の台頭により、LGBTQに対する環境が悪化しています。

トルコ政府の対応は、非常に残念ですね。Netflixが制作中止を決断したのは、当然の措置だと思います。表現の自由は、民主主義の根幹ですから。

トルコ政府によるLGBTQ+コミュニティへの抑圧

トルコ政府はLGBTQ+コミュニティにどのような影響を与えているか?

抑圧を強化している

トルコ政府は、あらゆる表現の自由を制限しているように見えます。

これは、非常に憂慮すべき状況です。

芸術活動への介入は、社会の多様性を損ないますね。

検閲された芸術:トルコ政府がトランスジェンダーの展覧会に介入
検閲された芸術:トルコ政府がトランスジェンダーの展覧会に介入

✅ トルコ当局は、トランスジェンダーコミュニティの芸術と歴史を探る展覧会「Turn and See Back: Revisiting Trans Revolutions in Turkey」を禁止しました。これは、LGBTQ+コミュニティに対する広範な取り締まりの一環とされ、ギャラリースペースへの重要な介入となります。

✅ 展覧会は、オスマン・カヴァラが設立した非営利スペースであるDepo Istanbulで開催されましたが、警察が「国民の憎悪を煽った」として展覧会を閉鎖しました。これは、エルドアン大統領が反LGBTQ+の姿勢を強めている中で起こりました。

✅ 展覧会は、トランスジェンダーコミュニティを人間らしく表現することを目指しており、写真、ネオンアート、古いプライドバナーなど、さまざまな資料を展示していました。しかし、展覧会は口コミで宣伝されたにもかかわらず、多くの来場者を集めました。Depoは禁止令に対して控訴する予定ですが、判決が覆るかどうかは不確かです。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.artmajeur.com/ja/magazine/2-atonyusu/jian-yuesareta-yun-shu-toruko-zheng-fugatoransujendano-zhan-lan-huini-jie-ru/335890

トルコ政府による一連の出来事は、LGBTQ+コミュニティへの差別と抑圧を象徴していると言えるでしょう。

表現の自由が制限されることは、非常に問題です。

トルコ政府は近年、LGBTQ+コミュニティへの抑圧を強化しており、2015年以降はイスタンブール・プライドを禁止しています

この展覧会の中止は、トルコ政府による芸術活動への弾圧の一例であるとされています。

いやー、ホンマに酷い話やなぁ。表現の自由を奪うなんて、まるで独裁国家やないか!トルコ政府、何考えとんねん!

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トルコのトランスジェンダーコミュニティの歴史と現在を、写真、ネオンアート、アーカイブ資料で表現。追悼空間も設け、多様性と人間性を訴える展覧会。