善通寺市の財政状況はどうなっている？～財政力指数、人件費、将来負担を徹底分析～善通寺市の財政に関する最新情報をお届け

それでは、善通寺市の財政について、より詳しく見ていきましょう。

まずは、善通寺市の財政状況の概要からご紹介いたします。

善通寺市の財政概況

香川県善通寺市の財政について、2022年の地方財政状況調査を基に、その詳細を分析しました。

香川県の財政力指数ランキング

✅ 2022年の政府統計「地方財政状況調査」に基づき、香川県の市区町村の財政力指数ランキングが算出されました。

✅ 1位は宇多津町、2位は坂出市、3位は高松市で、財政力指数が高いほど財源に余裕があることを示しています。

✅ 財政力指数とは、地方公共団体の財政力を示す指数で、基準財政収入額を基準財政需要額で割った数値の過去3年間の平均であり、1に近いほど財源に余裕があるとされ、1を上回ると国からの地方交付税交付金が支給されなくなります。

さらに読む ⇒市区町村の財政指数ランキング出典/画像元: https://city-finance.komtaki.com/prefectures/37/

財政力指数が全国平均を上回っているのは良いことですが、交付税依存度の高さは気になりますね。

今後の財政運営に影響を与えそうです。

善通寺市の2022年度の財政状況は、財政力指数が0.51となり、全国平均及び類似団体平均を上回っているものの、交付税への依存度は依然として高い状況です。

これは、令和3年度に大幅に増加した普通交付税及び臨時財政対策債が令和4年度に大きく減少したことによる影響が大きいと考えられます。

また、人件費は定年退職者数の増加や会計年度任用職員の勤勉手当支給開始等により増加が見込まれ、物件費は指定管理者制度導入や旧善通寺西高等学校の除却等により増加したものの、翌年度には減少する見込みです。

職員数は行政ニーズに対応するため増加に転じたものの、平成30年度以降は横ばいの状態が続いており、今後も適正な定員管理が求められます。

なるほど、財政力指数は一つの指標として重要ですね。交付税への依存度が高いという点は、今後の課題として注視していく必要がありそうです。

人材と債務の現状

別府市の職員の人件費と給与水準について、詳細なデータを基に分析しました。

職員の給与水準の変動についても触れています。

別府市の給与・定員管理等平成年度公表分

✅ 別府市の職員人件費は、16年度末の住民基本台帳人口が122,930人に対し、歳出額38,839,805千円のうち10,227,807千円が人件費で、人件費率は26.3%となり、15年度の26.3%とほぼ同水準です。

✅ 職員の平均給与月額は、一般行政職では499,400円、技能労務職では439,800円、教育職（高等学校）では522,600円、教育職（小・中・幼稚園）では475,700円となっています。初任給は、一般行政職大学卒が177,400円、技能労務職高校卒が138,800円、教育職大学卒が198,000円となっています。

✅ 一般行政職の級別職員数は、7級が最も多く196人で全体の36.4%を占めており、次いで8級の66人（12.2%）、4級の93人（17.3%）と続きます。

さらに読む ⇒別府市公式ホームページ出典/画像元: https://www.city.beppu.oita.jp/sisei/jinji_gyousei/detail16.html

16年度と人件費率はほぼ同水準を維持しているようですが、給与水準が下がっている原因も気になりますね。

公債費の動向も重要です。

給与水準は社会人経験年数の多い者の採用により、令和3年度から0.5ポイント下降しています。

一方、公債費負担は類似団体の平均を下回る状況が続いていますが、新庁舎建設等の大型事業の財源として多額の借入れを行ったことから、令和7年度以降は公債費が大きく減少する見込みです。

ほほう、給与水準が下がったのは、社会人経験者を採用したからか。なるほど、なるほど。で、別府市は借金多いん？