外字問題、デジタル庁の標準化への挑戦とは?~行政事務標準文字(MJ+)とフォントの最新情報~外字問題、行政事務標準文字(MJ+)、フォント、デジタル庁
外字問題に終止符を! デジタル庁が推進する地方公共団体情報システムの標準化。人名や地名に使われる特殊文字「外字」の課題を解決し、効率的な行政サービスを実現します。標準文字セットMJ+の導入、行政事務標準明朝フォントの提供、そしてCreate!Formとの連携により、システム間の連携を強化。石岡市の事例も紹介し、住民サービスの向上と行政DX加速を目指します。
💡 デジタル庁が推進する外字の標準化。約7万字の「行政事務標準文字」を導入し、データ連携をスムーズに。
💡 「MJ+」と呼ばれる文字セットの誕生。MJに約1万字を追加し、より多くの人名・地名に対応。
💡 行政事務標準当用明朝フォントの提供開始。Create!Formとの連携で、公的文書の字形を正確に再現。
それでは、まず外字問題の現状と、デジタル庁が進める標準化の取り組みについて詳しく見ていきましょう。
外字問題と行政のデジタル変革への道
外字問題、解決で何が変わる?地方行政はどう変わる?
効率化、サービス向上、情報連携の円滑化!
デジタル庁は、データ連携を円滑にするため、自治体間の外字を標準化する方針を示しました。
この取り組みは、各自治体が独自に持つ外字の種類を減らし、情報システムの互換性を高めることを目的としています。
✅ デジタル庁は、自治体間のデータ連携を円滑にするため、戸籍など行政文書で使われる外字を約7万字に集約する方針です。
✅ これまで、各自治体が独自の「外字」を追加した結果、約70万字もの種類が存在し、データ連携の妨げになっていました。
✅ 2026年度以降、情報システムの標準仕様への切り替えに合わせて、字体が異なる場合のみ別の漢字として扱う基準で、順次導入されます。
さらに読む ⇒47NEWS(よんななニュース)出典/画像元: https://www.47news.jp/12245292.html外字が約70万字も存在していたとは驚きです。
標準化によって、行政サービスの効率化が大いに期待できますね。
地方公共団体情報システムの標準化は、行政事務の効率化と住民サービスの向上を目指し、文字の標準化、とりわけ外字問題の解決に焦点を当てています。
外字は、人名などに使われる特殊な文字で、作成・管理コストの増加、システム間の連携阻害、職員・住民の負担増といった課題を引き起こしてきました。
デジタル庁は、この問題に対応するため、標準準拠システムで用いられる文字の標準化を推進し、データ管理やシステム間の情報連携を容易にすることを目指しています。
法務省の調査によると、戸籍情報システムで約70万字が管理されており、その標準化が急務となっています。
これは、まさにデジタル社会における基盤整備と言えるでしょう。長年の課題であった外字問題に、ようやく解決の光が見えてきました。詳細な説明、ありがとうございます。
行政事務標準文字(MJ+)の誕生と展開
デジタル庁が発表した新文字セット、MJ+の目的は?
国民の氏名などを正確に扱うため。
外字の標準化は、異なるシステム間での文字化けを防ぎ、スムーズなデータ連携を実現するために不可欠です。
✅ デジタル庁は、地方公共団体が使用する情報システムにおける外字の標準化を推進しており、異なるシステム間での文字化け問題を解決することを目指しています。
✅ この標準化は、全国の地方公共団体で使われている外字を収集し、各文字にコードを付与して統一することで実現され、約7万字の文字セット「行政事務標準文字」が利用されます。
✅ 標準化のためには、各地方公共団体が使用する外字を行政事務標準文字のどの文字に該当するかを特定する作業(文字同定)が必要となります。
さらに読む ⇒株式会社カルチ出典/画像元: https://www.culti.co.jp/2024/09/05/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%85%AC%E5%85%B1%E5%9B%A3%E4%BD%93%EF%BC%88%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%EF%BC%89%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E6%A8%99%E6%BA%96%E5%8C%96%E3%81%A8%E6%96%87/MJ+という文字セット、画期的ですね!個人の氏名や地名が正確に扱えるようになることで、住民サービスの質も向上するでしょう。
デジタル庁は、基幹業務システムの標準化の一環として、約7万字の「行政事務標準文字」(MJ+)を考案しました。
MJ+は、国民の氏名をコンピュータで扱うために2011年に策定されたMJ(約6万字)に、より多くの個人名や地名などを正確に扱えるようにするため、約1万字を追加した文字セットです。
このMJ+は、地方公共団体情報システムにおける文字要件の運用に関する検討会や有識者会議での検討を経て決定されました。
2025年には、地方公共団体情報システムデータ要件・連携要件仕様書の「文字要件」が整備され、行政事務標準文字フォントや同定支援ツールが公開されました。
MJ+、なんかこう、必殺技の名前みたいでカッコええな!それで、文字化け問題が解決するんやったら、まさに一石二鳥やんけ!
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デジタル庁が行政DXを加速!標準化された「行政事務標準当用明朝フォント」を提供。住民サービス向上、システム互換性強化へ。Create!Form対応でコスト削減も。