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イランとロシアの関係はどうなる?軍事協力、核合意、そして新時代の地政学?イランとロシア、深化する協力関係:軍事、核、そして地政学的な思惑

ウクライナ戦争勃発を機に、イランとロシアの関係が軍事面で急加速!20年間の協力協定を基盤に、自国通貨決済や原子力分野での協力拡大も。イラン製ドローンがロシアのウクライナ攻撃に利用され、国際社会の懸念が高まる。プーチン大統領は、経済的利益を超え、中東での影響力拡大を狙う。核合意の行方、イランの核開発、各国間の思惑が複雑に絡み合い、国際情勢は緊迫化の一途を辿る。

📘 この記事で分かる事!

💡 イランとロシアは長期的協力体制を構築し、軍事面での関係を強化しています。両国は軍事協力を深化させ、合同訓練や軍艦の寄港などを実施。

💡 ウクライナ戦争を機に、イランのドローン供給など軍事協力が加速。欧州はイランへの制裁を検討し、核合意も影響を受けています。

💡 核合意を巡る駆け引きが続いており、プーチン大統領の思惑と国際社会の動向が注目されています。

それでは、本日の記事の重要ポイントを3つにまとめました。

まずはこちらをご覧ください。

揺らぐ地平線:イランとロシアの協力深化

イランとロシアの関係深化、その鍵は?

軍事協力と長期的な経済的利益。

イランとロシアの関係が、20年間の協定に基づきさらに深まっています。

プーチン大統領とライシ大統領による会談では、長期的な協力が確認されました。

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防衛協力を強化

公開日:2025/01/17

✅ ロシアのプーチン大統領とイランのペゼシュキアン大統領がモスクワで会談し、20年間の包括的戦略パートナーシップ条約に署名しました。

✅ 条約に基づき、両国は治安、軍事演習、軍艦の寄港、合同訓練など軍事関係を深化させる協力を強化します。

✅ 条約には相互防衛条項は含まれず、武器移転についての具体的な言及もありませんでした。

さらに読む ⇒ロイター | 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/europe/UEFNC4ERRFOTLOKZXDUN4LQ3BY-2025-01-17/

両国の関係深化は、安全保障、軍事演習、軍艦の寄港など多岐にわたるようです。

相互防衛や武器移転については明言されていない点が気になります。

2022年、ウクライナ戦争勃発を機に、イランとロシアの関係は軍事面を中心に急速に深化しました。

両国の協力関係は、2001年に締結された20年間の協力協定を基盤とし、プーチン大統領とハーメネイ最高指導者の会談で、両国間の関係深化が確認されました。

この会談では、自国通貨決済や原子力分野での協力拡大などが合意され、長期的な協力が両国の利益になるとの認識が示されました。

今回の会談は、両国にとって大きなターニングポイントになるでしょう。特に、相互防衛条項がない点が興味深いですね。今後の展開に注目です。

軍事協力の進展:ドローンとミサイルの影

ロシアとイランの関係悪化?ウクライナへの影響は?

イラン製兵器提供で国際社会が懸念。

イランとロシアの軍事協力は、ドローンやミサイルといった兵器の供給へと進んでいます。

欧州は制裁を検討し、国際社会の目が厳しくなっています。

ロシアに「自爆ドローン」を売却したイランに新たな制裁へ

✅ 欧州は、ロシアにドローンを供給したとして、イランに対し新たな制裁を科すことを検討しており、来週月曜日に外相会合で協議が行われる。

✅ ウクライナでのロシア軍によるイラン製ドローン「シャヘド136」の使用が確認されており、国連安全保障理事会決議2231号に違反する可能性があると見られている。

✅ イランは新たな制裁に異議を唱えているが、欧州は人権侵害問題とも合わせて対応を迫られており、先進軍事システムの輸出は2023年まで禁止されている。

さらに読む ⇒ ARAB NEWS 出典/画像元: https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_78326/

イラン製ドローンのウクライナでの使用は、国際的な懸念を呼んでいるようです。

制裁や人権問題と絡み合い、今後の展開が複雑になりそうですね。

この会談後、イラン製の衛星打ち上げやドローンのロシアへの提供が加速し、地対地ミサイルの提供も検討されるようになりました。

特に、ロシアはウクライナのインフラ攻撃にイラン製ドローンを使用し、そのことが国際社会の懸念を強める要因となっています。

アメリカはイランのドローン提供とウクライナでの影響について懸念を表明し、EUはイランへの制裁を決定しました。

イランのライシ政権下における外交と、保守強硬派の台頭が、この動きを後押ししています。

いやー、ドローンがこんなとこでも使われとるんか!欧州の制裁とか、なんか物騒な話やけど、笑い事ちゃうな!

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プーチン大統領のイラン支援は、米に対抗する地政学戦略。核合意とウラン濃縮を巡り、緊迫する国際情勢。中東のパワーバランスを揺るがす、複雑な駆け引き。