天皇皇后両陛下のモンゴル公式訪問：友好親善と戦没者慰霊の旅とは？モンゴル訪問に見る両陛下の平和への願い

本日は、天皇皇后両陛下のモンゴル公式訪問について、様々な角度から見ていきましょう。

歴史的訪問の始まり：友好親善と慰霊の旅

天皇皇后両陛下は、2025年7月6日から13日までの日程でモンゴルを公式訪問されました。

主な目的は、国際親善と、第二次世界大戦後にモンゴルで亡くなった日本人兵士の慰霊でした。

天皇陛下は、皇太子時代から抑留者に心を寄せられていたんですね。

歴代の天皇として初めてのモンゴル訪問で、戦争の記憶と向き合う強い覚悟を示されたことに、胸を打たれました。

2025年7月6日、天皇皇后両陛下は、友好親善と戦没者の慰霊を目的としてモンゴルへの公式訪問を開始されました。

これは、天皇陛下にとって初のモンゴル訪問であり、両陛下は7月6日から13日までの日程で、フレルスフ大統領夫妻主催の歓迎式典や晩餐会に出席されました。

今回の訪問は、昨年6月の英国に続く海外公式訪問であり、モンゴル側からの強い要請に応えたものでした。

訪問の目的は、国際親善に加え、第二次世界大戦後に旧ソ連によってモンゴルへ抑留され、過酷な環境下で亡くなった日本人兵士の慰霊にありました。

両陛下は、7月8日にはウランバートル北部の日本人抑留犠牲者の慰霊碑を訪れ、献花と黙祷を捧げました。

この慰霊碑は、約1700人の日本人犠牲者を追悼するために2001年に日本政府が建立したもので、戦後初めての現地慰霊となりました。

今回の両陛下の訪問は、単なる儀礼的なものではなく、戦争の悲劇を風化させないという強い意志の表れだと感じました。教科書だけでは伝わらない、歴史の重みを肌で感じることができたのではないでしょうか。

モンゴルの歓迎、そして平和への祈り

両陛下は、モンゴル公式訪問中に、モンゴルの国民的祭典「ナーダム」の開会式に出席されました。

フレルスフ大統領夫妻と共に貴賓席で観覧され、モンゴルの人々と交流を深められました。

モンゴル国民の熱烈な歓迎ぶりが印象的でしたね。

「ありがとう日本」という横断幕は、両陛下の訪問を心から歓迎している気持ちが伝わってきます。

両陛下も、きっと喜ばれたことでしょう。

モンゴルでは、両陛下を最大級のもてなしで迎え、大規模な歓迎式典や晩餐会、国民の祭典ナーダムへの招待などが行われました。

フレルスフ大統領夫妻は、両陛下に敬意を示し、ホスタイ国立公園を案内しました。

スフバートル広場では、市民から「ありがとう日本」との横断幕や日本国旗が掲げられ、朝青龍、白鵬、日馬富士の元横綱らも式典に出席しました。

両陛下は、大統領夫妻との面会に加え、モンゴルの歴史、社会、文化に触れることを楽しみにしていると述べられました。

この訪問は、戦後80年という節目の年にあたり、国内では硫黄島、沖縄、広島を訪問し、9月には長崎を訪問される予定である両陛下にとって、海外での戦没者への追悼を含め、「平和とは何か」を問い直す重要な機会となりました。

ナーダムって、すごい迫力やったんやろなー！朝青龍とか白鵬、日馬富士みたいな、モンゴルを代表する人たちが参加しとるって、なんかすごいな！平和への祈り、ええやん！