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国会理髪店の閉店、政治家を支えた56年の歴史とは?国会理髪店、56年の歴史に幕。歴代首相も利用した老舗の閉店。

56年の歴史に幕を閉じた国会内の理髪店「職員理髪」。歴代首相も通った癒やしの空間は、単なる散髪屋以上の存在だった。政治家たちの身だしなみを支え、情報交換の場としても機能。店主・小鹿里代さん(85歳)は、誠実な人柄で多くの政治家から愛され、その閉店を惜しむ声が相次いだ。67年間、国会に通い続けた小鹿さんの姿は、人々に温かい印象を残した。

📘 この記事で分かる事!

💡 国会内の理髪店「職員理髪」が2024年12月27日に56年の歴史に幕を閉じました。

💡 歴代首相をはじめ多くの政治家が利用し、身だしなみを支えてきた理髪店の閉店は大きな話題となりました。

💡 店主の小鹿里代さんは85歳。閉店を惜しむ声と、長年の功績を讃える声が寄せられています。

それでは、国会内の理髪店「職員理髪」の56年間の歴史を振り返りながら、閉店に至るまでの背景、そしてその影響について見ていきましょう。

国会に響くハサミの音、56年の歴史に幕

国会を彩った理髪店、閉店の理由は?

2024年12月27日に56年の歴史に幕。

国会内にある理髪店「職員理髪」が、56年の歴史に幕を閉じました。

多くの政治家が利用し、長きにわたり国会の関係者の身だしなみを支えてきたお店です。

第60代 池田 勇人

✅ 池田勇人は第60代内閣総理大臣で、広島県出身です。

✅ 就任時の年齢は64歳で、昭和38年12月9日から昭和39年11月9日まで在職しました。

✅ 在職日数は337日、通算在職日数は1,575日で、第3次池田内閣とその改造内閣を率いました。

さらに読む ⇒首相官邸ホームページ出典/画像元: https://www.kantei.go.jp/jp/rekidainaikaku/060.html

池田勇人元首相をはじめとする政治家の方々が利用されていたのですね。

56年間という長い歴史に幕を閉じるのは、寂しい気持ちになります。

国会内の理髪店「職員理髪」が、2024年12月27日、56年の歴史に幕を閉じました

この店は、池田勇人、田中角栄、福田赳夫、中曽根康弘といった歴代首相を含む多くの政治家が利用し、長きにわたり国会関係者の身だしなみを支えてきました。

閉店が決定した後、多くの議員や国会職員が訪れ、別れを惜しみました。

政治家の方々の身だしなみを支える場所がなくなるというのは、時代を感じますね。私も、髪を切るときはいつもお店の方に感謝しています。

福島から上京、理容師としての道

85歳理容師、小鹿里代さん。開店のきっかけは?

福田赳夫元首相の支援と、理髪店の開店。

店主の小鹿里代さんは、福島県出身。

18歳で上京後、理容師の資格を取得し、国会内の理髪店で勤務。

1968年に自ら「職員理髪」を開店しました。

歴代首相も通った理髪店 惜しまれながら幕 川内出身・小鹿里代さん(85) 国会内に店構え56年 /福島

公開日:2024/12/29

✅ 国会内の理髪店「職員理髪」が、56年の歴史に幕を閉じた。歴代首相も利用した老舗である。

✅ 店主の小鹿里代さんは85歳で、閉店を惜しむ常連客からの別れを語った。

✅ 小鹿さんは福島県出身で、理容師資格取得後に上京し、国会内の理髪店で勤務した。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20241229/ddl/k07/040/061000c

小鹿さんは18歳で上京し、理容師としてご活躍されたのですね。

福田赳夫元首相の支援を受け創業されたというエピソードも印象的です。

店主の小鹿里代さん(85歳)は福島県出身で、18歳で上京し理容師の資格を取得しました

その後、国会内の理髪店に勤務し、1968年に自ら「職員理髪」を開店しました。

福田赳夫元首相の支援を受け創業し、以来「人の悪口を言わない」をモットーに、政治家の癒やしを提供してきました。

福島から東京に出てきて、国会の理髪店を開店するって、まさにサクセスストーリーやん!福田元首相の名前が出てくるあたりも、なんかエエ話やな~。

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政治家たちの髪を67年間切り続けた理容師が閉店。情報交換の場でもあった床屋に、現職閣僚も別れを惜しんだ。誠実な人柄が、多くの人々に愛された。