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全国郵便局長会通常総会2025とは?新体制発足と今後の課題を探る?勝又新会長就任と地域社会への貢献

全国約24,000局の郵便局を基盤とする全国郵便局長会(全特)。地域貢献と国民生活を支える一方、組織運営や不祥事との関係も指摘される。2025年、新体制の下、地域社会への貢献を目指す。高額な総会参加費を巡る問題も浮上し、組織のあり方が問われる。次期会長は勝又一明氏。今後の動向に注目が集まる。

📘 この記事で分かる事!

💡 全国郵便局長会は、全国の郵便局長で構成される団体で、地域社会への貢献を目指しています。

💡 2025年の通常総会では、新会長が就任し、新たな体制が発足しました。新体制の課題は?

💡 組織運営には課題も存在し、今後の課題と展望について、様々な角度から掘り下げます。

本日は、全国郵便局長会通常総会2025について、詳しく見ていきましょう。

まずは、この総会で明らかになったこと、そして今後の展望についてご紹介します。

地域社会と郵便局の歴史

全特のルーツは?地域に根ざした活動とは?

名士の私財と多岐にわたる地域貢献活動。

全国郵便局長会は、郵便局の運営に関わる重要な組織です。

地域に密着したサービスを提供し、地域貢献活動も行っています。

その歴史と現状を見ていきましょう。

全国郵便局長会のご紹介

✅ 全国郵便局長会は、旧特定郵便局の局長が中心となって組織された団体で、全国の郵便局間の情報共有や連携、政府や日本郵便株式会社への提案などを行っています。

✅ 郵便局は、郵便・貯金・保険などのユニバーサルサービスの提供を義務付けられており、地域に密着したサービスとして、見守りサービスや地方公共団体との連携などを展開しています。

✅ 地域貢献活動として、地域住民の生活を支える「安心・安全の拠点」を目指し、地域振興への貢献も行っています。

さらに読む ⇒ゆうびん局長会郵便局長会 - 地域と共に生きる郵便局の発信地出典/画像元: http://www.postmasters.jp/intro/index.html

地域社会における郵便局の役割は重要ですね。

見守りサービスや地域振興への貢献など、様々な活動を通して地域住民を支えていることがよくわかります。

1871年の郵便制度創設時に、地域の名士が私財を投じて郵便局を設立したことが、全国郵便局長会(全特)のルーツです

この組織は、全国の郵便局の約4分の3以上をその基盤としており、現在では約24000局が国民の生活インフラとして重要な役割を担っています。

郵便・物流、貯金、保険などのサービスに加え、公的窓口やショッピングなど、日常生活に不可欠な存在です。

全特は、郵便局間の情報共有や連携を促進し、より質の高いサービスを提供するために、政府や日本郵便株式会社等に働きかけています。

地域貢献活動としては、子ども野球チームのコーチ、手紙の書き方教室、防災指導、名産品を活用した町おこし、耕作放棄地の再生など、多岐にわたる活動を行っています。

しかし、その一方で、局長の不祥事との関係も指摘されており、日本郵便は「社外団体」として詳しい実態に踏み込まず、局長会もメディア取材をほとんど受けない状況です。

なるほど、郵便局のルーツは地域の名士によるものだったんですね。地域に根ざした活動が、今もなお続いているというのは素晴らしいですね。

組織構造と影響力

郵便局長会、その影響力ってどんな組織?

集票力や人事への影響力を持つ任意団体。

郵便局長会の組織構造と、その影響力について見ていきましょう。

自民党との関係性や、人事への影響力など、気になる点も多いです。

廃藩置県できなかった」と嘆いた総裁 残った局長会の影響力:朝日新聞

公開日:2021/11/15

✅ 郵便局長会は国内最強の集票組織として自民党政権と良好な関係を築いてきたが、参院選での得票数へのこだわりから問題が浮上した。

✅ 郵政民営化を前に、当時の日本郵政公社総裁は郵便局改革を目指し、特定郵便局長の実質的な人事権を会社に移すことを目指したが、全国郵便局長会との交渉は難航した。

✅ 総裁は、郵便局改革が「廃藩置県」のように進まず、特定郵便局長を「藩」になぞらえるほど、局長会の影響力の強さを憂いていた。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASPCD6RDNPC9ULFA006.html

集票力や人事への影響力など、郵便局長会の影響力の大きさは驚きです。

組織構造が複雑なことも、その影響力を強めている要因の一つかもしれませんね。

全国郵便局長会は、全国に約1.9万人の郵便局長が所属する任意団体であり、その影響力は参院選での集票力や日本郵便の人事への影響力にも及んでいます

組織は、現役の郵便局長で構成され、特に旧特定郵便局(現エリアマネジメント局)の局長が中心となっています。

旧特定局は、明治初期に地方の名士が私財を提供して築かれた郵便局のルーツであり、局長ポストと賃料収入を得られる局舎不動産を家族や親族で世襲する例が多く見られます。

全特は、全国郵便局長会を頂点とし、地方会、地区会、部会と階層構造をなしており、会員はそれぞれの組織に加入し会費を支払っています。

自民党との関係性、ですか。いやあ、何かこう、すごい世界やな!人事への影響力とか、まるで大企業の経営みたいやないですか!

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全国郵便局長会、新会長の下で新たな一歩! 札幌で1万人が集結。地域貢献へ、未来を見据えた組織改革が始まる。次期総会は長野で開催。