ハーバード大学 vs トランプ政権:学問の自由は守られるのか?(留学生ビザ、DEI排除、反ユダヤ主義)トランプ政権によるハーバード大学への攻撃:学問の自由と政治的思惑
トランプ政権vsハーバード大学!反ユダヤ主義を口実に、政権は学問の自由を圧迫。留学生ビザ制限、DEI排除要求…大学は反発。中国との関係も絡み、対立は激化。 2025年5月、資格剥奪という事態に。リベラル打倒を目指す政治闘争は、米国の学問と民主主義を脅かす。これは、知の府への挑戦状だ。
💡 トランプ政権が、ハーバード大学の留学生受け入れ資格を取り消そうとしている。
💡 DEI(多様性・公平性・包括性)排除の動きが、大学にも波及している。
💡 MAGA運動(Make America Great Again)が、反ユダヤ主義を「道具」として利用している。
本日は、ハーバード大学とトランプ政権の対立について、様々な角度から見ていきます。
学問の自由、政治的意図、そしてアメリカの将来に及ぼす影響について掘り下げていきましょう。
対立の始まり:留学生ビザ制限と学問の自由への攻撃
トランプ政権vsハーバード大、何が原因で対立?
反イスラエル運動と留学生への対応。
ハーバード大学は、留学生ビザに関するトランプ政権の決定に対して、強く反発しました。
この対立は、学問の自由と政治的圧力の衝突として、大きな注目を集めています。
公開日:2025/05/23
✅ ハーバード大学は、留学生受け入れ資格取り消しを巡りトランプ政権を提訴し、ボストン連邦地裁は一時的な差し止め措置を決定しました。
✅ 国土安全保障省は、ハーバード大が「暴力や反ユヤヤ主義を助長し、中国共産党と連携している」として、学生ビザ取得に必要な認定を取り消すことを発表しました。
✅ ハーバード大は、資格剥奪は合衆国憲法および連邦法の「明白な違反」かつ「報復措置」であると主張し、7000人以上のビザ保有者への壊滅的な影響を訴えています。
さらに読む ⇒ロイター | 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/security/LLPZ7HE5I5OEPOVYAC7BBSEKDE-2025-05-23/この決定は、7000人以上の留学生の将来を左右する可能性があり、大学側も法的措置を講じています。
政権側は国家安全保障を理由としていますが、その真意は別のところにあるかもしれません。
トランプ政権下で、ハーバード大学と政権の対立が表面化しました。
2023年10月にイスラエル・ハマス戦争が勃発し、学内で反イスラエル運動が活発化すると、政権はこれを反ユダヤ主義とみなし、大学に是正を要求。
しかし、大学側がこれを拒否したため、留学生の政治活動に関する資料提出を求めましたが、これも大学が学内の自治を侵害すると拒否しました。
その結果として、トランプ大統領は、F、M、Jビザを持つ新規留学生の入国制限、既存留学生のビザ取り消し検討を指示する大統領布告に署名しました。
ホワイトハウスは国家安全保障を理由としていますが、ハーバード大学は、これは表現の自由を侵害する違法な報復措置だと反発しています。
この措置は、以前の大統領令が連邦地裁に差し止められた後、それを迂回する形で発動されました。
ハーバード大学は留学生が学生の約25%を占め、授業料収入に大きく貢献しているため、この措置は人材と財政の両面で大きな打撃を受けることになります。
これは由々しき事態ですね。学問の自由を脅かすような政治的な介入は、絶対に許されるべきではありません。大学は、多様な意見が交わされる場であるべきですから。
政治的意図と報復措置:DEI排除と中国との関係
トランプ政権、大学で何を排除しようとした?
DEI(多様性、平等性、包括性)です。
ハーバード大学と中国との関係も、この対立の背景にあります。
中国の「千人計画」への関与や、DEI排除の動きが、事態を複雑化させています。
公開日:2025/05/05
✅ 中国の「千人計画」に関与した疑いで米国で自宅軟禁刑を受けていたハーバード大学元教授チャールズ・リーバー氏が、北京の清華大学の客員教授に採用された。
✅ リーバー氏は清華大学深圳国際大学院の主任教授に任命され、深センで研究活動を始める予定である。
✅ リーバー氏は、中国の「千人計画」への関与や脱税などで有罪判決を受けていた。
さらに読む ⇒2025 VOCO News 北美華人即時新聞出典/画像元: https://news.vocofm.com/ja/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/140832/中国との関係やDEI排除など、様々な要因が絡み合い、事態は混迷を深めています。
政権による大学への圧力は、今後も強まる可能性があります。
トランプ政権は、大学でのDEI(多様性、平等性、包括性)の排除も要求しました。
これは、授業でのDEI教育禁止や教職員人事でのDEI基準適用禁止を求めるもので、公立学校でのDEI排除の動きを大学にも広げようとするものです。
この対立には、ハーバード大学と中国の関係も影を落としています。
長年築かれた関係は、研究提携や学術センターを通じて多額の寄付や国際的な影響力をもたらしましたが、政権は、ハーバード大が中国共産党と協力し、中国寄りの工作活動に関与していると主張し、留学生受け入れ資格の取り消しを発表しました。
また、中国共産党傘下の新疆生産建設兵団(XPCC)の関係者に研修を提供していたことなども問題視しています。
これに対し、連邦地裁は命令を一時的に差し止めましたが、両者の関係は悪化の一途を辿っています。
その背景には、ハーバード大元教授のチャールズ・リーバー氏が中国との関係について虚偽申告をしたとして有罪判決を受けていることも影響しています。
ほんま、裏で何が起こってるんか、想像もつかへんな。政治ってのは、いつも複雑怪奇やなあ。大学も大変やで。
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トランプ政権がハーバード大を標的に!反ユダヤ主義を口実に、大学の自由を奪い、思想統制を狙う。留学生資格剥奪で学問の危機!