那須御用邸の歴史と現在地、皇室の静養地とは？（徹底解説）天皇ご一家と那須御用邸の関わり、静養の様子、関連情報まとめ

それでは、那須御用邸の歴史や皇室との関わりについて、詳しく見ていきましょう。

皇室の施設と那須御用邸の始まり

まずはじめに、御用邸とは何か、そして那須御用邸がどのようにして始まったのかを見ていきましょう。

皇室の静養の場として重要な役割を果たしている那須御用邸。

歴史を感じますね。

明治時代から続く日本の皇室には、天皇や皇族が利用する皇居、赤坂御用地、そして三つの御用邸があります。

皇居は東京の中心に位置し、天皇皇后両陛下のお住まいである御所や宮殿があり、周辺ではジョギングも人気です。

赤坂御用地も都内に存在し、皇族の住まいとなっています。

一方、御用邸は、栃木県の那須、神奈川県の葉山、静岡県の須崎にあり、それぞれ静養に適した自然豊かな場所に位置しています。

これらの施設は宮内庁が管理し、皇室に無償で貸し出されています。

那須御用邸は一部が一般開放されており、自然散策や体験が可能です。

葉山御用邸からは相模湾の美しい景色が望め、須崎御用邸にはプライベートビーチが備わっています。

天皇陛下をはじめ皇族の方々が利用される施設について詳しく解説していただき、ありがとうございます。自然豊かな環境で過ごされる様子が目に浮かびますね。

昭和天皇と那須との深い繋がり

次に、昭和天皇と那須御用邸との深い関わりについて見ていきましょう。

昭和天皇が那須をどれほど愛されたのか、その背景に迫ります。

昭和天皇が那須の自然を愛し、御用邸建設のきっかけになったというエピソードは感動的ですね。

自然への深い愛情を感じます。

那須御用邸は、大正15年に夏の避暑地として設置されました。

昭和天皇は那須の自然を深く愛され、御用邸建設のきっかけとなりました。

竣工後、昭和天皇は1か月間滞在し、茶臼岳に初めて登頂しました。

歴代の天皇も夏に家族と過ごし、上皇上皇后両陛下も御用邸内で散策を楽しまれました。

上皇陛下は、御用邸の森の自然環境について正確な記録を残すことを望み、調査の結果、豊かな自然環境が確認されました。

その結果を受け、御用地の一部が環境省に移管され、国民が自然に触れ合える場として「那須平成の森」が平成23年に一般開放されました。

近年の天皇方は自然への関心が高く、昭和天皇は植物や野鳥に、上皇陛下はハゼ類に、そして天皇陛下は登山や水問題に関心を寄せられています。

昭和天皇は那須の植物に関する書籍を出版し、標本を国立科学博物館に収蔵するなど、自然への深い敬意を示しました。

なるほどー。昭和天皇が那須をそんなに気に入ってたんやったら、もっと色んな施設作っても良かったんちゃう？でも、自然を大事にするってのはええことやな。