外務省の組織改編、何が変わる？経済安全保障と在外邦人保護体制強化？外務省の組織再編：経済安全保障、ウクライナ情勢対応、邦人保護体制の強化

外務省の組織改編について、今回は詳しく見ていきましょう。

まずは、外務省が発表した今回の組織改編の概要からご紹介します。

外務省、中・東欧業務担当職員を募集

外務省が中・東欧分野の業務を担う職員を募集しています。

民間企業や官公庁での経験者を対象とした社会人経験者選考採用試験です。

詳細な募集内容を見ていきましょう。

今回の募集は、外務省で活躍できる人材を幅広く募るもので、経験者にとっては大きなチャンスですね。

応募資格や試験内容など、しっかりと確認しておきたいですね。

外務省は、中・東欧関連分野の業務を担う任期付職員を募集しています。

令和5年10月1日から令和6年9月30日までの1年間（予定）の採用で、相談も可能です。

職務内容は、事業の企画・立案・調整・執行管理、渉外・調整業務、外交政策に関する業務など多岐にわたります。

採用は常勤の国家公務員で、給与は経歴を考慮して決定されます。

課長補佐または主査（係長級）での採用を予定しています。

応募資格は、大学卒業または同等の学歴、民間企業・国際機関等での4年以上の実務経験、一定水準の英語力、継続勤務が可能であること、日本国籍を有し外国籍を有しないことです。

応募締切は令和5年8月1日で、必要書類を外務省欧州局中・東欧課へ郵送します。

選考は、書類審査による第一次選考と面接による第二次選考で行われます。

今回の外務省の職員募集は、国際情勢が複雑化する中で、非常に重要な取り組みだと思います。民間経験者の知見を活かせる機会があるのは良いですね。

欧州局の役割と取り組み

続いて、外務省欧州局の役割と取り組みについてです。

欧州局は、欧州地域に関する外交政策を総合的に担当しています。

その活動内容を見ていきましょう。

欧州局の多岐にわたる業務内容について、改めて確認できました。

EUやNATOとの連携、ロシアとの関係など、非常に重要な役割を担っていますね。

外務省欧州局は、欧州地域に関する外交政策を総合的に担当する部署です。

その業務は多岐にわたり、EUやNATOなどの国際機関との連携、西欧諸国、中・東欧諸国、ロシア、ウクライナ、カザフスタンといった旧ソ連諸国との二国間関係の構築、そして地域問題への対応などを行います。

また、アジア欧州会合（ASEM）に関する外交政策も担当しています。

欧州局は、政策課、欧州アジア協力室、西欧課、欧州中・東欧課、欧州ロシア課、欧州日露共同経済活動推進室、日露経済室、中央アジア・コーカサス室、欧州ロシア交流室という複数の課室で構成されており、各課室はそれぞれ異なる地域やテーマを専門的に扱っています。

近年の重点的な取り組みとしては、EUとの関係強化、西欧諸国との二国間関係の発展、ロシアとの関係進展と北方領土問題の解決に向けた取り組み、そして南東欧諸国や旧ソ連諸国への支援などが挙げられます。

外務省の欧州局は、ほんまに多忙やな！EUとの関係強化、ロシアとの問題、色々抱えとる。外交ってほんま大変やわ！