プラスチック条約とは? 締結に向けた国際交渉の現状と課題を徹底解説!(?)プラスチック汚染対策の国際条約交渉、INC5.2での今後の展望
世界を揺るがすプラスチック汚染問題!法的拘束力を持つ国際プラスチック条約の行方を追う。2022年からの交渉の舞台裏、日本の取り組み、企業連合の動き、そして環境NGOの視点。2025年8月のINC-5.2再開会合では一次プラスチック生産量削減が焦点。各国の思惑が交錯する中、条約成立への道筋は?プラスチック汚染は「人権の危機」!その打開策とは?
💡 2024年を目標にプラスチック汚染に関する国際的な規制の枠組みを構築。
💡 プラスチックの全ライフサイクルにおける規制、法的拘束力、健康への影響防止を目指す。
💡 企業連合の発足や日本版の企業連合も結成され、プラスチック削減へのコミットメントを促進。
本日は、プラスチック汚染問題に対する国際的な取り組み、プラスチック条約について、その現状と課題を分かりやすく解説していきます。
発端と目的
プラスチック汚染対策の国際条約、何を目指してる?
環境問題、健康、経済的負担への対応。
プラスチック汚染は深刻化しており、その対策として国際プラスチック条約の締結が目指されています。
その発端と目的、そして現状について見ていきましょう。
公開日:2024/11/01

✅ 国際プラスチック条約は、2024年を目標に、プラスチック汚染に関する国際的な規制の枠組みを構築することを目指しており、法的拘束力を持つ条約の締結に向けて、INCと呼ばれる政府間交渉委員会で議論が進められています。
✅ 条約の実現に向けて、エレン・マッカーサー財団とWWFの呼びかけで国際プラスチック条約 企業連合が発足し、プラスチックのバリューチェーンに関わる企業やNGOが参加して意見表明を行っています。日本では、日本版の企業連合も結成されています。
✅ 国際プラスチック条約では、プラスチックの全ライフサイクルにおける規制、法的拘束力による強制力、プラスチックによる人の健康への影響の防止などが期待されており、プラスチック削減への企業のコミットメントや、再利用・リサイクルしやすい製品デザインの開発促進も目指しています。
さらに読む ⇒株式会社エスプールブルードットグリーン出典/画像元: https://www.bluedotgreen.co.jp/column/esg/plastics-treaty/プラスチック条約の意義と、企業連合などの取り組みは非常に重要ですね。
プラスチック問題は喫緊の課題ですし、国際的な連携が不可欠だと感じました。
2022年3月の国連環境総会(UNEA5.2)での決議に基づき、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(プラスチック条約)の策定が始まりました。
2022年から2024年にかけて開催された政府間交渉委員会(INC)は、約170カ国が参加し、プラスチックの全ライフサイクルを対象とした規制や、プラスチックが人の健康に与える影響への対策などを議論しました。
国際プラスチック条約は、プラスチック汚染による環境問題、健康被害、経済的負担など、様々な課題に対処することを目指しています。
なるほど、ありがとうございます。プラスチック条約の目的は、プラスチック汚染による環境問題、健康被害、経済的負担などの課題に対処することにあるんですね。大変興味深いです。
交渉の進展と論点
プラスチック汚染対策、INCでの日本の貢献は?
汚染ゼロ目標、条文案修正への貢献。
条約の交渉は進んでおり、様々な論点が出てきています。
第3回政府間交渉委員会での議論や、日本が主張していることなどを詳しく見ていきましょう。

✅ プラスチックごみによる環境汚染に対処するため、法的拘束力のある国際条約の策定に向けた交渉が本格化。第3回政府間交渉委員会(INC)では、条約の条文案に関する議論が始まり、一次プラスチックの生産制限、有害化学物質の扱い、マイクロプラスチック製品の規制などが議論された。
✅ 条約では、プラスチック汚染の現状と将来予測が示され、現状の削減策ではプラごみは増え続けると報告。日本は、40年までに追加的なプラスチック汚染をゼロにすることを条約の目的に明記すべきと訴えている。
✅ INCでは、UNEPがまとめたたたき台を基に参加国の提案を反映し、100ページを超える条文案を作成。これを今後の交渉の素案とすることに決定し、公明党も政府の取り組みを後押ししている。
さらに読む ⇒公明党出典/画像元: https://www.komei.or.jp/km/komei-okinawa/2023/11/29/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%81%94%E3%81%BF%E6%B1%9A%E6%9F%93%E3%81%AE%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%81%B8%EF%BC%8F%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E4%BA%A4%E6%B8%89%E3%81%A7%E6%9D%A1%E7%B4%84%E3%81%AE%E7%B4%A0%E6%A1%88%E4%BD%9C/交渉が複雑化しているようですが、各国の思惑が交錯しているのでしょうね。
日本が積極的に提案しているのは素晴らしいと思います。
今後の展開が気になります。
2023年11月にケニアのナイロビで開催されたINC3では、条約素案を基に、目的、義務、実施手段、定義・原則等について議論する3つの作業グループが設置されました。
日本は、2040年までの汚染ゼロ目標や、ライフサイクル全体でのプラスチック資源循環メカニズムの構築などを主張し、条文案修正に貢献しました。
INC4では、統合条文案が73頁に及ぶなど、議論の複雑化が見られました。
INC5までの議論を整理し、実効的な条約実現に向けた議論に貢献することを目指し、議長は交渉促進のため「議長ノンペーパー(CNP)」を提案し、加盟国の意見を収集し、CNP3まで改訂を重ねました。
INC5では、CNP3を交渉の土台とし、条約案の法的な確認等を行うグループが設置されました。
いや〜、条約ってほんま難しい世界やなぁ!でも、日本が40年までに汚染ゼロ目指すってのは、ええことや!応援せなあかんな!
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