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盂蘭盆会って、どんな行事?とは!?

盂蘭盆会って、どんな行事?とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 盂蘭盆会は、先祖の霊を供養する仏教行事です。

💡 お盆とも呼ばれ、旧暦7月15日に行われることが多いです。

💡 お釈迦様の弟子の目連尊者が母親を救ったという故事が起源です。

それでは、第一章、盂蘭盆会の起源と歴史について解説して行きます。

盂蘭盆会の起源と歴史

盂蘭盆会は、私達日本人にとって馴染み深い行事ですが、その起源や歴史を深く知る人は少ないのではないでしょうか。

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盂蘭盆会(ウラボンエ)とは? 意味や使い方

✅ 「盂蘭盆会(うらぼん‐え)」は、仏教の行事の一つで、先祖の霊を供養する儀式のこと。

✅ 「盂蘭盆」と同じ意味を持つ言葉で、お盆とも呼ばれる。

✅ 盂蘭盆会は、旧暦の7月15日に行われることが多い。

さらに読む ⇒コトバンク  辞書・百科事典・各種データベースを一度に検索 コトバンク 辞書・百科事典・各種データベースを一度に検索 出典/画像元: https://kotobank.jp/word/%E7%9B%82%E8%98%AD%E7%9B%86%E4%BC%9A-441915

目連尊者が母親を救うために、お釈迦様から教えられた供養を起源とするんですね。とても感動的な話ですね。

盂蘭盆会(うらぼん)は、お釈迦様の弟子である目連尊者が、餓鬼道に堕ちた母親を救うために、お釈迦様から教えられた供養を起源とする仏教行事です。この話は、『盂蘭盆経』に記されています。日本では、推古天皇の時代に盂蘭盆会が行われた記録が残っており、斉明天皇の時代には明確に盂蘭盆会と記されています。古来のお盆は、現在のように家族の祖先の霊を供養するだけでなく、様々な霊を供養する行事であったと考えられています。また、盂蘭盆会は、餓鬼道に堕ちた霊魂を救うための施餓鬼会と混同されていたようです。

そうですね、盂蘭盆会は仏教の教えに基づいた、とても重要な行事です。

へぇ~、目連尊者って、めっちゃええ話やな。仏教って奥が深いなぁ。

目連尊者が母親を救うために努力したお話、感動しました。

盂蘭盆会の日本での発展

では、次は盂蘭盆会が日本でどのように発展してきたのか、詳しく見ていきましょう。

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✅ お盆の時期は、地域によって7月盆と8月盆に分かれており、これは明治時代の暦の変更による影響が大きい。

✅ 7月盆は旧暦の7月15日にあたるが、農繁期と重なったため、8月15日ごろにずらした地域が多くなった。そのため、8月のお盆を「月遅れの盆」や「8月盆」と呼ぶ。

✅ 沖縄や奄美などでは、旧暦の7月15日をお盆とするため、毎年日付が変わる。また、お盆はご先祖の霊を迎え、供養する行事であり、地域によって様々な風習がある。

さらに読む ⇒東京ガス ウチコト東京ガス ウチコト出典/画像元: https://uchi.tokyo-gas.co.jp/topics/5966

なるほど、地域によってお盆の時期が違うのは、暦の変更による影響が大きいんですね。

盂蘭盆会は、7世紀頃に中国から日本に伝わりました。当初は宮中の行事でしたが、鎌倉時代末期には民衆にも広がり、江戸時代には現代の形が確立しました。日本では、仏教の供養と祖霊信仰が融合し、親族や親しい人々が集い、亡くなった方やご先祖様を偲び、感謝と供養をする大切な行事となっています。現在、お盆の時期は地域によって、7月13日~16日の「新のお盆」と、8月13日~16日の「旧の盆」に分かれています。

日本の文化が深く根ざしていることを改めて感じますね。

へぇ~、お盆の時期って、地域によって違うんや。知らんかったわ。

お盆の時期が地域によって違うのは、初めて知りました。

盂蘭盆会で行われる儀式と風習

それでは、盂蘭盆会で行われる様々な儀式や風習について説明します。

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送り火はいつやるもの?住んでいる場所別の方法も紹介

✅ この記事は、日本の伝統的な風習である「送り火」について、その時期、意味、一般的な方法、そして地域や宗派による違いについて解説しています。

✅ 送り火は、お盆の最終日に、故人や先祖の霊をあの世へ見送るために焚かれる火であり、地域によっては時期や方法が異なることを紹介しています。

✅ 記事では、送り火の一般的な方法、必要な道具、そして浄土真宗のように送り火を行わない宗派もあることを説明しており、読者が自分の状況に合わせて送り火について理解を深めることができるようになっています。

さらに読む ⇒葬儀・葬式・家族葬なら【小さなお葬式】公式サイト|生前準備から葬儀後まで全てサポート葬儀・葬式・家族葬なら【小さなお葬式】公式サイト|生前準備から葬儀後まで全てサポート出典/画像元: https://www.osohshiki.jp/column/article/1376/

送り火は、故人や先祖の霊をあの世に見送るための大切な儀式なんですね。

盂蘭盆会は、7月または8月13日~16日に行われる仏教行事であり、盂蘭盆やお盆とも呼ばれます。一般的には盆棚(精霊棚)を飾り、僧侶に読経をしてもらいます。迎え火や送り火、盆踊り、精霊流し、花火大会など、地域独自の風習も数多く存在します。

送り火の風習は、地域によって違うんですね。興味深いですね。

送り火って、幽霊とか、お化けとか、関係あるんかな?

送り火って、綺麗ですよね。

東アジアにおける盂蘭盆会に似た行事

続いて、東アジアにおける盂蘭盆会に似た行事について解説して行きます。

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✅ 中元節(中元普渡)は、農歴7月15日に行われる道教の宗教イベントで、鬼門が開き、人間界に鬼がやってくるという言い伝えから、鬼門を閉めるために開催されます。

✅ 中元節では、「地官大帝」「祖先」「土地神様」「鬼」の順にお供え物をし、お参りをします。お供え物には、鬼を歓迎しないために、バナナやパイナップルなど、縁起が悪いとされる果物は避ける必要があります。

✅ 中元節には、「搶孤」というイベントも行われ、これは、お供え物を積んだ塔に登り、一番早く頂上に到達した人が勝利するというものです。このイベントはテレビで放送されることもあります。

さらに読む ⇒RIEのアジアンライフRIEのアジアンライフ出典/画像元: https://www.rieasianlife.com/taiwan/zhongyuanbudu.html

中元節は、鬼門を閉めるために開催されるんですね。興味深いですね。

中国や香港、台湾、韓国など東アジア地域でも、盂蘭盆会に似た行事が行われています。中華圏では、旧暦7月15日は道教の中元節であり、7月は地獄の門が開く「鬼月」とされ、道教と仏教の教えが融合した行事となっています。特に、さまよう死者の霊や悪霊を供養して鎮める(普渡)という意味合いが強いようです。

東アジアでも、先祖を供養する文化があるんですね。

鬼門って、めっちゃ怖いな。でも、バナナとかパイナップルは、鬼も嫌がるんやな。

搶孤というイベント、面白そうですね。

正念寺における盂蘭盆会の案内

では、最後に正念寺における盂蘭盆会の案内をご紹介します。

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公開日:2024/08/12

盂蘭盆会について

✅ 盂蘭盆会は、お釈迦様の弟子・目連尊者が亡くなった母親を餓鬼界から救うために、お釈迦様に教えを請い、供養によって救済されたという故事に基づいています。

✅ 盂蘭盆会は、中国の道教の「中元の日」という風習と習合し、日本においては、ご先祖様や故人がこの世に戻ってくる日として、お盆の習慣が確立しました。

✅ 盂蘭盆会では、精霊棚を飾り、お供え物を供え、お墓参りや寺院への参拝などを行い、ご先祖様を迎え、供養し、送り出すという一連の儀式が行われます。

さらに読む ⇒大乗山 正念寺大乗山 正念寺出典/画像元: https://syounenji.boo.jp/urabon/

正念寺では、盂蘭盆会合同法要が行われるんですね。

正念寺では、7月13日から8月15日までお盆の期間として棚経(お経参り)を受け付けており、8月13日、14日、15日の10時には盂蘭盆会合同法要が行われます。参加希望者は、事前に申し込みの上、お位牌を寺参下さい。申し込みや日時変更は、案内にある連絡先までお願いいたします。

正念寺では、盂蘭盆会合同法要が行われるとのことですね。

正念寺って、どこにあるんかな?

正念寺のお盆の案内、ありがとうございます。

本日は盂蘭盆会について、様々な角度から解説させていただきました。

🚩 結論!

💡 盂蘭盆会は、先祖の霊を供養する仏教行事です。

💡 お盆の時期や風習は、地域によって異なります。

💡 東アジアでも、盂蘭盆会に似た行事があります。