岸田文雄政権、その課題とは？「新しい資本主義」とは！？
💡 岸田文雄氏は2021年9月に自民党総裁に就任しました。
💡 同年10月には第2次岸田内閣が発足しました。
💡 岸田政権は、経済政策、外交政策など様々な課題に直面しています。
では、早速ですが、第一章、岸田政権発足についてお話します。
岸田政権発足
岸田政権発足、まさに激動の時代でしたね。
✅ 2021年、岸田文雄氏が第27代自民党総裁に就任し、第100代首相に就任しました。同年10月には第2次岸田内閣が発足しました。
✅ 2022年には安倍元首相の死去、参院選での自民党大勝、安倍元首相の国葬、山際経済再生大臣や葉梨法相の更迭、寺田総務大臣の更迭、安保3文書の閣議決定、秋葉復興大臣の更迭などがありました。
✅ 2023年にはバイデン米大統領との会談、新型コロナウイルスの5類移行、G7広島サミットの開催、岸田首相の長男の更迭などが起こりました。
さらに読む ⇒
中国新聞デジタル出典/画像元: https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/512122様々な出来事がありましたね。岸田総理は、これらの出来事をどのように乗り越えてきたのでしょうか。
2021年9月に行われた自民党総裁選では、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4候補が出馬し、国民の声に応える政策討論会が開催されました。討論会では、憲法改正、少子化対策、地方創生、スポーツ文化振興、教育投資など多岐に渡るテーマが議論されました。オンラインでの質問も受け付けられ、国民と候補者との対話が行われました。最終的に岸田文雄氏が当選し、第27代自民党総裁に就任しました。岸田氏は就任記者会見で「丁寧で寛容な政治」を掲げ、国民の一体感を重視していくことを表明しました。岸田文雄氏は、2021年10月4日に日本の第100代首相に就任しました。彼は、自由民主党の総裁であり、総選挙を10月19日に公示し、10月31日に投票を行う予定です。岸田氏は、直ちに組閣に着手し、閣僚名簿を発表しました。松野博一氏が官房長官に就任し、茂木敏充氏は外相、岸信夫氏は防衛相に再任されました。萩生田光一氏は経済産業相、野田聖子氏は少子化・地方創生相、堀内詔子氏はワクチン・五輪相、牧島かれん氏はデジタル相に就任しました。岸田政権は、新型コロナウイルス流行の影響を受けた経済の立て直しや、北朝鮮の脅威への対応など、さまざまな課題に直面しています。岸田氏は、これらの課題に対処し、国民の支持を取り戻すことを目指しています。
そうですね、岸田政権発足は、まさに時代の転換期と言えるでしょう。
いやー、ほんまに色々あったな。岸田さん、大変やわ。
難しい問題がたくさんあるんですね。
岸田文雄氏の政治姿勢
岸田氏の政治姿勢、非常に興味深いですね。
公開日:2022/04/16
✅ 岸田文雄氏は、「政治不信からの脱却」を掲げ、自民党総裁選に勝利し、第100代首相に選出される見通しとなった。
✅ 経済政策では、新自由主義からの転換を唱え、中間層を底上げする中道左派的な政策を掲げている。一方、外交・安全保障政策では、現実的な外交を模索し、中国やロシアに対抗する姿勢も見せる。
✅ 岸田氏の政治スタイルは、宏池会の伝統を受け継ぐ保守本流であり、ライフワークである核軍縮政策を通じて、核保有国と非保有国の「懸け橋」となることを目指している。
さらに読む ⇒nippon.com出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00758/岸田氏の政治スタイル、保守本流なんですね。
岸田文雄氏は、自民党総裁選で勝利し、第100代首相に就任する見通しとなりました。彼は「政治不信からの脱却」を訴え、党役員の任期を1期1年・連続3期までに制限する公約を掲げ、保守本流を受け継ぎながら、経済政策では中道左派に転換する姿勢を示しています。具体的には、新自由主義的な経済政策からの転換を掲げ、中間層の底上げを重視する政策を提唱しています。また、金融政策、財政政策、成長戦略の3本柱をベースとした安倍元政権の政策を堅持する一方で、金融緩和の限界やトリクルダウン効果の不発を認め、成長戦略においても観光からデジタル分野への比重移行を表明しています。外交・安全保障政策では、実務型で現実的な外交を模索し、日中関係改善や日韓関係の対話による解決を目指しています。核軍縮は岸田氏のライフワークであり、核保有国と非保有国の懸け橋となることを目指しています。彼は、宏池会の伝統を受け継ぎ、経済成長と外交を重視する政治姿勢を体現しています。一方で、ハト派のイメージからの脱覚も図り、中国問題では法の支配など価値観外交を前面に出す一方、海上保安庁の権限強化など「力による対抗」も進める考えを示しています。さらに、自衛隊法改正の検討を促し、自衛隊の迅速な派遣能力強化を目指しています。岸田氏は「協調の政治」を貫くことができるのか、今後の政策展開に注目が集まっています。
岸田氏は、まさに保守本流ですね。
保守本流って、つまりは、安定志向ってことやな。
保守本流って、どういう意味ですか？
岸田政権の課題
岸田政権の課題、いくつかあるようですね。
公開日:2024/08/17
✅ 岸田首相は「新しい資本主義」において分配を重視し、富裕層への課税強化による格差是正を掲げていたが、就任直後の市場反応や財務省との関係性から、分配政策は後景に追いやられ、大型の補正予算による従来型の経済対策にシフトした。
✅ 当初、岸田首相は富裕層への課税見直しを表明していたものの、市場の反応を恐れてわずか1週間で封印。その後、分配政策は後回しとなり、コロナ禍対応や防衛費、防災対策などの公共事業に重点が置かれた。
✅ 岸田首相の所属する宏池会は、財務省出身者が多く、首相自身も財務省との繋がりがあることから、財務省は当初、分配政策に期待を寄せていたが、実際に政策が大きく転換したことで、財務省は失望感を募らせている。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル：朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS8J2RRXS8JULFA00LM.html分配政策は、なかなか難しい問題ですね。
岸田政権は発足当初、高い支持率を得ていましたが、旧統一教会問題や閣僚の不祥事、安倍氏国葬をめぐる問題などが相次ぎ、支持率は低下しています。その原因として、筆者は岸田政権の軸となる政策の「分かりにくさ」を指摘しています。岸田首相は「新しい資本主義」を看板政策に掲げていますが、国民への理解は深まっておらず、むしろ分かりにくさが増していると感じています。当初は分配を重視していましたが、次第に成長を重視する方向に移行し、「投資」の側面がクローズアップされるようになりました。また、原発政策なども、政権の軸となる政策として国民に明確に伝わっていないと感じます。筆者は、岸田政権は「新しい資本主義」という言葉を使いながら、実際には過去の政権の政策を踏襲しているだけではないかと指摘しています。また、物価高対策や防衛力強化など、目の前の問題に地道に取り組んでいるだけで、具体的なビジョンを示せていないとも批判しています。さらに、岸田首相の指導力不足や官邸機能の不備も指摘されています。防衛費増額をめぐる財源確保問題では、安倍氏に近かった閣僚や議員から反対論が噴出し、首相の根回しの欠如が露呈したと筆者は述べています。岸田政権は、今後の政権運営において、国民に分かりやすく具体的な政策を提示し、指導力を発揮していく必要があると筆者は主張しています。
分配政策、まさに現代社会の課題と言えるでしょう。
分配政策って、ようするに、金持ちから貧乏人に金取るってことやろ？
分配政策って、難しい問題ですよね。
岸田氏の課題と過去政権の教訓
岸田氏の課題、過去の政権の教訓が参考になるのでしょうか。
公開日:2023/10/07
✅ 岸田文雄首相は、2021年8月に次期総裁選出馬を表明し、党役員の任期制限を設ける方針を発表しました。これは、当時5年以上在任していた二階俊博幹事長をターゲットとしたもので、岸田首相は「二階切り」によってイメージを刷新し、菅義偉首相の求心力を失わせ、内閣総辞職に繋がりました。
✅ 岸田首相は、2020年9月の総裁選では敗北しましたが、この「二階切り」によって逆転し、2021年9月の総裁選では勝利しました。岸田首相はこの戦略によって、麻生太郎元首相や森喜朗元首相らとの協力体制を築き、現在の政権を形成したと言えるでしょう。
✅ 岸田首相は、権力闘争において先手を打つ戦略を駆使し、自らの政権基盤を固めてきました。「二階切り」は、その象徴的な出来事であり、権力闘争における岸田首相の戦略的思考を物語っています。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20231006/k00/00m/010/199000cまさに、権力闘争の戦略ですね。
岸田氏は、党改革を進めながら、党内の保守派の要望にも応える必要があります。失敗すれば、菅氏と同様、短命政権のリーダーに終わる可能性があります。岸田氏は、広島1区選出の衆院議員であり、当選9回。祖父と父も衆院議員でした。沖縄北方担当相、外相、防衛相など、多くの役職を歴任しました。菅氏は、就任からわずか約1年で退任を表明しました。新型ウイルス対応への批判などにより支持率が大きく下がり、党内での求心力も失われたためです。
過去の政権の教訓は、非常に重要ですね。
権力闘争って、ほんまに奥が深いな。
権力闘争、怖いですね。
菅氏と岸田氏の対立
菅氏と岸田氏の対立、今後の政局に影響を与えそうですね。
公開日:2024/06/26
✅ 菅義偉前首相は、岸田文雄首相が派閥裏金事件で各派閥と同じような処分を自身に科すべきだったと批判し、全ての派閥を一気に解消すべきだったと主張しました。
✅ 菅氏は、次期衆院選は自民党にとって厳しい戦いになるとの見方を示し、政権交代の可能性も示唆しました。また、9月に予定される党総裁選では、若い優秀な議員が多数出馬することを期待しており、党を覆う嫌なムードを払拭する機会になると期待を表明しました。
✅ 菅氏の批判に対し、林芳正官房長官は政府としてコメントを控え、国民の政治に対する不信の声を真摯に受け止め、課題に取り組んでいく姿勢を示しました。
さらに読む ⇒時事ドットコム：時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024062600820&g=pol菅氏と岸田氏の対立、非常に深刻ですね。
菅義偉前首相は、最近の岸田首相の責任回避の姿勢や独断専行に対し、批判を強めています。特に、派閥裏金事件への対応について、岸田首相は自身にも同じような処分を科すべきだったと指摘しています。菅氏は、岸田首相の派閥解消決断を評価しつつも、全ての派閥を一気に解消すべきだったとも主張しており、岸田首相との対立を深めています。これにより、自民党内では、岸田首相の求心力が低下し、ポスト岸田の動きが加速する可能性が出てきました。一方、菅氏の批判に対しては、首相経験者としての矜持がないとする声も出ており、菅氏自身の行動も疑問視されています。今後の政局は、菅氏と岸田氏の対立、そして、ポスト岸田を巡る党内勢力間の駆け引きによって大きく左右されることが予想されます。
菅氏と岸田氏の対立、今後の政権運営に大きな影響を与えるでしょう。
菅さん、岸田さんにめっちゃ不満やな。
菅さんと岸田さん、仲悪いんですね。
本日は、岸田文雄政権についてお話しました。今後の動向に注目です。
💡 岸田文雄氏は、2021年9月に自民党総裁に就任しました。
💡 岸田政権は、経済政策、外交政策など様々な課題に直面しています。
💡 菅氏と岸田氏の対立は、今後の政局に大きな影響を与える可能性があります。
