東急百貨店本店、閉店の歴史と建築的価値?渋谷のランドマークが語る物語とは!?
💡 東急百貨店本店は、1967年に開業し、渋谷のランドマークとして長く親しまれてきました。
💡 本店は、昭和時代の建築様式を色濃く残しており、建築史的にも貴重な存在です。
💡 2023年1月31日に閉店した東急百貨店本店ですが、その跡地は再開発され、新たな街のシンボルとなる予定です。
それでは、東急百貨店本店について詳しく見ていきましょう。
東急百貨店の変革と成長
それでは、Chapter-1、東急百貨店の変革と成長についてご紹介します。
✅ この記事は、2023年1月31日に閉店する渋谷の東急百貨店本店について、その歴史と建築的な価値を紹介しています。
✅ 記事では、東急百貨店本店が1967年に開業した当時の賑わい、店内空間のデザイン、そして1989年にオープンした隣接する文化村などの複合施設「Bunkamura」について触れられています。
✅ また、記事は昭和時代の建物の価値を再認識し、失われていく建築史的価値を多くの人に知ってほしいという願いを込めて、東急百貨店本店の閉店を惜しむ気持ちを表しています。
さらに読む ⇒ web太陽 ― webtaiyo ―出典/画像元: https://webtaiyo.com/culture/7701/東急百貨店の歴史を振り返ると、時代の流れとともに変化を遂げてきたことがよく分かります。
1960年代、東急百貨店は競合店の増加や宣伝力不足、サービス低下により業績が低迷していました。五島昇社長は経営改革に着手し、利益率重視、仕入部の改革、経費削減などを推進することで財務体質を改善しました。また、東横から東急百貨店に改称し、1967年に渋谷に本店をオープンしました。本店は当初、ターミナルデパートであった東急東横店との差別化を図るため、ファッション性の高い商品やハイグレード商品を揃え、高級住宅街・松濤エリアも意識した品揃えを展開していました。その後、1970年に増築を行い、大駐車場を完備することで、若者だけでなく中高年層もゆったりとショッピングを楽しめる百貨店として人気を集めました。1989年には、本店に直結するBunkamuraが開業し、音楽や文化、演劇などの文化施設と一体化した百貨店として機能と規模を拡大しました。東急百貨店は本店、東横店、日本橋店の増築や地方への進出などにより業績を向上させました。
ええ、まさに時代の変遷を感じますね。百貨店という業態も、時代のニーズに合わせて進化し続けてきたことがわかります。
いや~ホンマに、昔の東急百貨店は、めっちゃ高級で、庶民には手の届かんようなとこやったなぁ。
私も、昔はよく家族で東急百貨店に行ってました。懐かしいです。
東急百貨店本店の建築様式と魅力
続いて、Chapter-2では、東急百貨店本店の建築様式と魅力について深掘りしていきます。
✅ 東急百貨店本店が55年の歴史に幕を閉じ、惜しまれる声が多数寄せられている。閉店前に、外観や内部のポイントを写真に収めておきたいという人は多いだろう。
✅ 本店の外観写真は、文化村通りから駅方面に下がったあたりで、屋上のロゴから文化村通りまで入る構図がおすすめ。また、神山町、松濤側から見る外観も、チムニーや階段など独特の雰囲気がある。
✅ 建物の内部では、1970年に増築されたエルメス手前の境界線や、1973年に設置された展望エレベーター「クリスタルビュー」など、過去の様子を偲ばせるポイントに注目したい。
さらに読む ⇒渋南エリアはブルックリンやミッション。まだ気づかれていない魅力があるのが、このエリアの魅力だと思う。出典/画像元: https://www.shibuyabunka.com/blog.php?id=1334東急百貨店本店の建築様式は、昭和時代の建築の特徴を色濃く残しており、レトロな雰囲気と現代的な要素が融合した独特な空間を生み出しています。
東急百貨店本店は、渋谷駅から文化村通りの坂道を上った場所に位置し、どっしりとした威容を誇る建築です。隣接するBunkamuraとともに、渋谷の繁華街とは異なる落ち着いた雰囲気を醸し出しています。店内には、赤いトラバーチン石とシルバーの金属壁面を組み合わせた1階エレベーター周り、壁面に設置された時計、ゆったりとした空間のエスカレーター周りなど、昭和の時代の建築様式が随所に見て取れます。また、70年代に増設されたシースルー・エレベーター「クリスタルビュー」は、ガラス製のエレベーター籠や天井の円盤状装飾など、当時のデザインセンスを感じられます。3階特選婦人服フロアの床は70年代のリニューアル以来のもので、高級御影石貼りとなっています。南東角の階段には、開店時からのデザインの階数表示が残っています。屋上フロアは、石材貼りの壁面や床のPタイルなど、当時の素材の質感を味わえます。1号階段の階数表示にも60年代的なテイストが残っています。1階東側には、地下の食料品売場への階段が横に2つ並んでいるなど、当時の設計思想が垣間見えます。現在の外壁デザインは、1989年のBunkamuraオープン時にリニューアルされたもので、帆船をイメージしたデザインとなっています。
そうですね。特に、1970年代に増設されたシースルーエレベーター『クリスタルビュー』は、当時のデザインセンスを感じます。
あのエレベーター、ホンマにクリスタルみたいやな!乗ってみたいわ~
私も、あの展望エレベーターに乗って、渋谷の街並みを眺めてみたいです。
東急百貨店本店の閉館と未来
それでは、Chapter-3では、東急百貨店本店の閉館と未来についてお話します。
✅ 東急百貨店本店が2023年1月31日に営業を終了し、跡地にはLVMHグループの不動産開発投資会社LCREと東急グループがパートナーシップを組み、大規模再開発「道玄坂二丁目24番土地開発計画」が進められます。
✅ 再開発では、東急本店は2023年春以降に解体され、隣接するBunkamuraも大規模改修のため2023年4月から長期休館します。
✅ 東急本店は1967年に開業し、半世紀以上にわたり渋谷のランドマークとして地域に貢献してきました。営業終了に向けて、感謝の気持ちを込めた様々な企画が予定されています。
さらに読む ⇒シブヤ経済新聞出典/画像元: https://www.shibukei.com/headline/16163/東急百貨店本店の閉館は、多くの人の心を痛める出来事ではありますが、跡地には新たな街のシンボルが誕生する予定です。
2023年1月31日、55年の歴史を持つ東急百貨店渋谷本店が閉館しました。本店は、渋谷の街の変遷とともに歩んできた象徴的な建物です。本店閉館後も、東急グループ全体のリソースを活用し、顧客と担当がつながる外商においては、ショッピングの個別サポートを続けていく予定です。東急百貨店は、東横店に続いて本店も閉館したことで、渋谷から「東急百貨店」ブランドは完全に消えることになりました。一方で、東急フードショーや東横のれん街、渋谷ヒカリエ・ShinQs、渋谷スクランブルスクエア東棟の一部フロアなど、東急百貨店が運営する「リアルな売場」は駅周辺に数多く集積しており、業態や形は変化しつつも、その「遺伝子」は確実に受け継がれています。
再開発によって、渋谷の街はさらに発展していくことでしょう。どのような街になるのか、今から楽しみです。
あの場所に、どんな建物が建つのか、めっちゃ気になるわ~
私も、再開発後の渋谷の街がどんな風になるのか楽しみです。
東急グループにおけるスーパーマーケット事業の黎明期
Chapter-4では、東急グループにおけるスーパーマーケット事業の黎明期について解説していきます。
✅ 2018年2月28日に東急線の高架耐震補強工事のため、武蔵小杉東急ストアが閉店する。同店は東急ストアの創業1号店で、武蔵小杉東急スクエアの中核店舗でもある。
✅ 同じく高架下の「コナカ武蔵小杉店」も3月4日に閉店する。同店では2月3日から閉店セールを実施する。
✅ 東急線武蔵小杉駅周辺では、耐震補強工事のため、他の店舗も一時閉鎖されている。工事完了後の店舗の再開については未定である。
さらに読む ⇒武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)出典/画像元: https://musashikosugi.blog.shinobi.jp/Entry/4095/東急グループは、スーパーマーケット事業にも積極的に取り組んでおり、現在の東急ストアの礎を築きました。
1950年代後半には、スーパーマーケットという新たな小売業態が注目され始めました。東急グループは百貨店法の施行により新規出店の制限を受け、東横興業を設立し、武蔵小杉東興店をオープンしました。しかし、当時の消費者はセルフサービス方式に慣れておらず、スーパーマーケットとしての形態は確立していませんでした。東横興業は後に白木興業を合併し、東光ストアに改称しました。
スーパーマーケットという業態は、当時としては画期的なものでした。東急グループは、時代の変化をいち早く察知し、新たな事業に挑戦してきたことが分かります。
スーパーマーケットといえば、やっぱり東急ストアやな!昔は、東光ストアって名前やったんやろ?
スーパーマーケットって、いつからあったんですか?
東急百貨店本店の思い出と未来
最後のChapter-5では、東急百貨店本店の思い出と未来について語ります。
公開日:2023/01/31
✅ 東急百貨店渋谷本店が2023年1月31日に閉店した。
✅ 記事では、閉店の告知から数ヶ月経った1月初旬に東急本店を訪れた際の屋上庭園の様子や、展望エレベーター「クリスタルビュー」について紹介している。
✅ 屋上庭園は、以前は賑わっていたが、近年は閑散としている様子が伺える。展望エレベーター「クリスタルビュー」は、1973年に設置されたもので、渋谷の街並みを一望できる。
さらに読む ⇒ 歩いて知った麻布ガイド出典/画像元: https://azabu-guide.jp/closing-of-tokyu-honten-store/東急百貨店本店は、多くの人の思い出が詰まった場所です。閉館は寂しいですが、その歴史は忘れられることはありません。
閉店の前に訪れて、昭和の建築様式や当時の雰囲気を肌で感じてみてください。本店はオープン当初は現在の大きさの約半分でしたが、1970年に増築され、1989年にはBunkamuraが開業し、文化施設と一体化したデパートとして規模を拡大してきました。本店とBunkamuraは複雑に連結しており、階層レベルを超えて繋がっています。本店外観は文化村通り側ばかりが注目されるが、神山町、松濤側から見る外観も魅力的です。正面入口の「展望エレベーター『クリスタルビュー』」は、1973年に新設され渋谷の街並みを眺められる人気の施設でした。最上階には、都会とは思えないほどのどかな屋上スペースが広がっています。本店跡地は「ShibuyaUpperWestProject」と称される再開発事業が行われ、2027年度に地上36階建ての複合施設が完成する計画だ。本店壁面に「最後」の屋外広告が掲出されており、神南小学校の児童や従業員が懐かしいショッパーを手に、東急百貨店ロゴの「Q」マークを人文字で表現している。本店正面から神山町方面に少し移動したあたりには「大和田小学校の碑」が立ち、本店が解体されてもこの地に残り続ける。
東急百貨店本店は、渋谷の街の象徴であり、多くの人の思い出が詰まった場所です。閉館は寂しいですが、新たな章がはじまることを期待しています。
あの屋上庭園、ホンマに懐かしいわ~子供の頃、よく遊びに行ったなぁ。
私も、屋上庭園で遊んだことがあります。懐かしいです。
東急百貨店本店は、時代の変遷とともに歩んできた重要な施設です。閉館は寂しいですが、その歴史は未来へと受け継がれていくことでしょう。
💡 東急百貨店本店は、1967年に開業し、55年の歴史に幕を閉じました。
💡 本店は、昭和時代の建築様式を色濃く残しており、建築史的にも貴重な存在でした。
💡 跡地は再開発され、新たな街のシンボルとなる予定です。