二階派はなぜ消滅した？その歴史と政治資金問題とは！？
💡 二階派は、かつて自民党内で大きな勢力を誇っていた派閥です。
💡 しかし、近年は政治資金問題などで、派閥としての存在感を失いつつありました。
💡 そして、ついに2024年に解散となりました。
それでは、最初の章に移りましょう。
志帥会の誕生と変遷
それでは、二階派の歴史について詳しく見ていきましょう。
✅ 麻生太郎氏は、次の自民党総裁選に向けて高市早苗氏に対し「用意しとけ」と助言した。
✅ これは、高市氏が目指す総理の座に向けた麻生氏の支援を示唆しているとみられる。
✅ 石破茂氏の次期政権を見据え、高市氏は課題解決に動き出している。
さらに読む ⇒
TBS NEWS DIG出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/907113なるほど、派閥の名称は中国の古典から来ているんですね。
志帥会は、1999年に中曽根康弘氏の旧渡辺派と亀井静香氏のグループが合併して発足した自由民主党の派閥です。当初は『志帥会』と呼ばれ、派閥の名称は中国の古典『孟子』の『思想が確立していれば目標に邁進できる』という文言から引用されています。当初は村上正邦氏が会長に就任し、その後、江藤隆美氏、亀井静香氏が会長を務めました。2005年の郵政民営化法案をめぐり、亀井静香氏が反対し派閥会長を辞任。その後、伊吹文明氏が会長に就任しました。しかし、2009年の総選挙で自民党が大敗し、志帥会も勢力を大幅に縮小しました。2012年に二階俊博氏が志帥会会長に就任し、同年に二階派と呼ばれるようになります。
ええ、志帥会という名は、中国の古典『孟子』から引用されています。
へぇ～、志帥会って言うんか。知らんかったわー。
志帥会って、初めて聞きました。
二階派の台頭と崩壊
続いて、二階派が台頭してきた経緯についてお話します。
公開日:2019/07/01
✅ 元民主党幹事長の細野豪志氏は、自民党二階派に入りました。
✅ 細野氏は、今回の参議院選挙に向けて、厳しい選挙になると覚悟しており、街頭演説や個別訪問など精力的に活動しています。
✅ 細野氏は、自民党への入党について、批判的な意見も出ていることを認識しており、その弁明を述べています。
さらに読む ⇒ダイヤモンド・オンライン出典/画像元: https://diamond.jp/articles/-/206327細野豪志氏が入党したことで、二階派はさらに勢力を拡大したんですね。
2016年に安倍政権下で二階氏が自民党幹事長に就任すると、志帥会は来るもの拒まずの姿勢で勢力を拡大し、旧民主党の細野豪志議員など他党出身者や自民党を離党した議員を受け入れました。しかし、2022年12月、東京地検特捜部は、二階派の事務所に対し、政治資金パーティー収入の一部が収支報告書に記載されていない疑いがあるとして家宅捜索を行いました。この事件を受けて、法務大臣の小泉龍司氏は二階派から退会しました。2024年1月に、二階派は政治資金問題による疑義や不祥事への対応、そして政治への信頼回復などを理由に解散が決定しました。
二階氏が幹事長に就任したことで、二階派は勢力を拡大したとされています。
二階派、ええとこ行ったな。
政治資金問題って、よくニュースで耳にします。
二階俊博氏の引退表明と政治資金問題
では、二階俊博氏の引退表明と政治資金問題について解説しましょう。
公開日:2024/01/19
✅ 二階俊博元幹事長は、政治資金パーティを巡る問題に関し、志帥会（二階派）を解散すると表明しました。
✅ 二階氏は、政治資金問題に関して刑事処分を受ける者が出たとし、その責任を痛感し、国民に謝罪したと述べています。
✅ 二階氏は、政治への信頼を取り戻すために志帥会を解散する決断に至り、所属議員の了承を得たと説明しています。
さらに読む ⇒ロイター | 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/japan/7B36VSIVXBLXNJ4JDYNWYSYZ64-2024-01-19/二階氏は、政治資金問題への責任を感じて引退を決断したんですね。
自民党二階派（志帥会）会長の二階俊博元幹事長は、次期衆院選に立候補しないことを表明し、政界引退を表明しました。会見で二階氏は、派閥の政治資金問題について謝罪し、政治的責任を取ると説明しました。しかし、二階氏は、政倫審への出席について、必要ないと判断したと説明し、裏金作りの背景については既に説明済みだと主張しました。野党は、二階氏の説明に納得しておらず、政倫審への出席を求めています。
政治資金問題は、政治の世界では大きな問題です。
二階さん、引退か。さみしいなぁ。
政治資金問題って、難しいですね。
和歌山における後継争いの激化
次は、和歌山での後継問題についてお話します。
✅ 和歌山県で、二階俊博氏の後継候補をめぐって、二階氏の長男・伸康氏、世耕弘成氏、そして二階氏の三男・俊樹氏の争いが激化している。
✅ 世耕氏は、衆議院へのくら替えを表明しており、その場合、参議院の席が空く。その席に俊樹氏が立候補するという噂があり、和歌山は実質的に二階家の「領地」になってしまう可能性も懸念されている。
✅ 自民党和歌山県連では、衆議院解散総選挙の場合、新和歌山1区と新和歌山2区の候補を公募することになった。しかし、世耕氏はすでに自民党を離党しており、伸康氏の実質的な継承を、公平性を装って世襲批判を避けるための公募としているという見方もある。
さらに読む ⇒現代ビジネス | 講談社 @gendai_biz出典/画像元: https://gendai.media/articles/-/129485?page=3和歌山では、二階家の影響力が強いんですね。
二階俊博元幹事長が政界引退を表明したことで、和歌山での後継争いが激化しています。特に注目されているのが、二階氏の息子である俊樹氏と伸康氏の争いです。俊樹氏は父親の地盤を引き継ごうとしていますが、伸康氏も地元町村会からの要請を受けて出馬を表明しました。さらに、世耕弘成前参院幹事長も鞍替え出馬を検討しており、状況は複雑化しています。二階氏は、息子たちを国会議員にすることで、引退後も和歌山での影響力を維持しようと意図していると言われています。しかし、体調不良や後継争いを巡る駆け引きなど、様々な問題が浮上しており、今後の展開は不透明です。今回の後継争いは、二階氏の引退によって、和歌山の政治勢力図が大きく変わる可能性を示唆しています。
二階氏の息子たちが、後継候補として名乗りを上げているようです。
和歌山、二階家の天下やな。
世襲って、どうなんでしょうか？
二階派の資金問題と後継問題
最後に、二階派の資金問題と後継問題についてまとめます。
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さらに読む ⇒中日新聞Web出典/画像元: https://www.chunichi.co.jp/article/855740書籍代に政治資金が使われていたのは、驚きですね。
自民党の二階俊博元幹事長の資金管理団体「新政経研究会」が2020～22年の政治資金収支報告書で、約3470万円の書籍代を追加したと発表しました。その内訳が公開されたところ、自身や関係者の書籍が多数含まれており、特に「ナンバー2の美学二階俊博の本心」は5000冊、小池百合子東京都知事を取り上げた「小池百合子の大義と共感」は3000冊が購入されていました。二階氏の事務所は、国土強靱化や観光立国などの政策広報や政治活動、また関係者からの紹介によるまとめ買いが目的だと説明しています。書籍は選挙区外の行政や議会関係者などに配布されているとのことです。和歌山県田辺市の新庁舎開庁式で、二階俊博氏の後継として次の衆議院選挙に立候補する可能性の高い二階伸康氏と、同じ選挙区で立候補を検討している世耕弘成氏が鉢合わせ。二階俊博氏の後継をめぐっては、長男の俊樹氏との間で競り合いがあったが、二階俊博氏の後援会「新風会」の全体会議で三男の伸康氏が後継指名され、事実上の世襲が決定した。
二階派は、政治資金問題で大きな批判を浴びました。
二階さん、政治資金問題でまたやらかしましたなぁ。
政治資金問題、複雑ですね。
いかがでしたでしょうか？二階派は、政治資金問題などを経て、ついに解散となりました。
💡 二階派は、かつて自民党内で大きな勢力を誇っていましたが、政治資金問題などで失墜しました。
💡 二階俊博氏は、政治資金問題の責任を取って引退しました。
💡 和歌山では、二階氏の息子たちが後継候補として名乗りを上げています。
