横田基地、日米軍司令部機能強化で一体化進む?日米軍事同盟強化とは!!?
💡 横田基地は、米軍の輸送中継機能に加え、航空自衛隊航空総隊司令部と在日米軍の第5空軍司令部が併置され、日本の防空及びミサイル防衛の機能を持つ重要な拠点となっています。
💡 日米両軍は、中国の軍事力増強に対抗するため、連携強化を進めており、特に横田基地は、日米一体化を進める上で重要な役割を担っています。
💡 今回の記事では、横田基地における日米軍司令部機能強化と、それに伴う日米間の軍事協力の現状と課題についてご紹介します。
それでは、横田基地の現状と、日米両軍の今後の動きについて詳しく見ていきましょう。
横田基地の歴史と変遷
横田基地の歴史は、まさに日米関係の歴史そのものですね。
公開日:2024/10/08
✅ 在日米軍司令官がスティーブン・ジョスト空軍中将に交代し、新司令官は「統合軍司令部」への改称と部隊指揮権の一部付与を含む再編計画を実行していく。
✅ 再編計画は、日本側の統合作戦司令部創設と連携し、米軍と自衛隊の指揮統制面での連携強化を目的とする。
✅ 新司令官のジョスト氏は戦闘機パイロット出身で、米軍におけるF35導入や韓国・日本の空軍基地勤務経験を持つ。
さらに読む ⇒時事ドットコム:時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024100800639&g=int戦闘機パイロット出身ということで、実戦経験も豊富なのでしょう。
横田基地は、昭和15年に旧日本陸軍の多摩飛行場として設置されたのが始まり、終戦後、昭和20年9月6日に米軍に接収されました。朝鮮戦争を経て、昭和30年には滑走路拡張、昭和44年末には立川基地の飛行活動停止に伴い空輸部隊が移駐するなど、基地は拡張と機能強化が進められました。昭和48年1月には関東空軍施設整理統合計画(KPCP)が決定され、住宅や病院などの建設、国道16号線拡幅による基地一部返還などが行われました。昭和49年11月7日には、府中空軍施設から「在日米軍司令部」及び「第5空軍司令部」が移転し、基地はさらに重要性を増しました。平成12年11月16日には日米合同委員会で滑走路の全面改修が合意され、平成13年3月から平成14年6月末までに工事が完了しました。平成13年9月11日の米国同時多発テロ事件以降は、基地内で即応運用演習が定期的に行われるようになりました。平成18年5月1日には「再編実施のための日米のロードマップ」が発表され、在日米軍及び関連する自衛隊の再編に向けた計画が示されました。平成20年3月には航空総隊司令部庁舎等の建設が開始され、平成24年3月26日には航空自衛隊横田基地の運用が正式に開始されました。現在、横田基地は米軍の輸送中継機能に加え、航空自衛隊航空総隊司令部と在日米軍の第5空軍司令部との併置により、日米共同統合運用調整所が設置され、日米双方の司令部組織間の連携や相互運用性の向上が図られています。従来の輸送中継基地から、日米が共同で使用する最重要施設へと態様の変化がなされ、日本の防空及びミサイル防衛の機能を持った基地となっています。
そうですね。横田基地は、日本の安全保障にとって重要な拠点として、これからも日米の連携が強化されていくでしょう。
いや、もう、横田基地って、昔っから、アメリカさんの基地やったんやろ?
歴史を学ぶのは、とても大切ですね。横田基地が、日本にとってどんな意味を持つのか、よく分かりました。
B52爆撃機の飛来と日米韓軍事協力
なるほど、B52爆撃機の飛来は、北朝鮮への抑止力強化の一環なんですね。
✅ 日米韓3カ国は、北朝鮮への抑止力強化を目的として、初めて3カ国合同の空中訓練を実施しました。
✅ 訓練には米軍の戦略爆撃機B52と日韓の戦闘機が参加し、B52を護衛しながら編隊飛行を行いました。
✅ この訓練は、8月の日米韓首脳会談で合意された3カ国の防衛協力拡大の一環であり、北朝鮮は訓練を「核戦争の挑発」と非難しています。
さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/285335日米韓3カ国の軍事協力が強化されているのは、確かに、北朝鮮の核ミサイル開発が大きな要因でしょう。
米戦略爆撃機B52が4月2日に横田基地に飛来し、2日間滞在した後、4日夜に飛び立った。これは昨年7月の緊急着陸以来で、冷戦末期の1989年以来のことであり、日本政府への通告はなかった。B52は核兵器を搭載できる可能性があり、日本政府は核兵器を搭載しているかどうかを確認する権限を持っていない。この飛来は、日米韓の合同軍事訓練に参加するためと考えられている。訓練は核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応を想定し、日米韓の戦闘機が2機のB52を護衛して飛行した。韓国は北朝鮮の核開発に危機感を強めており、米国に対して核抑止力の確実な提供を求めていることから、米国は韓国の要請に応じた結果として、東アジアへのB52の展開が増えているとみられる。横田基地は米軍のハブ空港であり、今後、機体の不具合などで米軍のハブ空港である横田への飛来は増える可能性がある。日米韓は軍事一体化を進めており、B52の飛来は、日米韓の軍事同盟強化の一環として、今後増える可能性が高いとみられる。
B52爆撃機は、核兵器を搭載できる可能性があります。日本政府は、核兵器を搭載しているかどうかを確認する権限を持っていないため、この飛来は、日本国民にとって大きな不安材料となっています。
B52が飛んでくるって、なんか、映画みたいやなぁ。
やっぱり、緊張感が高まっていますね。でも、日本は平和主義の国なので、戦争は絶対に起こさないでほしいです。
日米安全保障協議委員会(2プラス2)と懸念点
日米両政府は、連携を強化することで、東アジア地域の安全保障体制を安定させようとしているのでしょう。
公開日:2024/08/27
✅ 日米両政府は、2024年度末までに自衛隊が「統合作戦司令部」を創設することに合わせ、在日米軍を「統合軍司令部」として再構成し、運用強化することで合意しました。
✅ これは、東アジア地域における日米連携の強化を示すもので、装備品の共同生産についても種類と生産能力を拡大する方針が示されました。
✅ 今回の会合は、2023年1月以来約1年半ぶりであり、日米両国の外務・防衛担当閣僚が出席しました。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20240728/k00/00m/030/198000c日米両国の軍事一体化が進められ、自衛隊が米軍の指揮下に組み込まれる可能性が高まっているのは、懸念材料ですね。
2024年7月28日、日本政府とアメリカ政府は、外交・軍事担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開催しました。この会議で、東京・横田基地に置かれる在日米軍司令部が、ハワイのインド太平洋軍司令官の下で「統合軍司令部として再構成」されることが明記されました。これは、来年3月に創設される自衛隊の「統合作戦司令部」(約240人)の「重要なカウンターパート」として位置付けられます。この合意により、自衛隊は装備や情報面で圧倒的に優位な米軍の指揮下に組み込まれる可能性が高まり、国際法違反の先制攻撃まで選択肢に入れている米軍主導の戦争への参戦を拒むことが困難になる懸念があります。また、米国製の武器の共同生産体制強化も表明され、ウクライナやイスラエルへの武器輸出につながる可能性も懸念されます。さらに、日米は「核の傘」に関する閣僚会合を初開催し、「核兵器のない世界」に逆行する核戦争体制の強化を議論しています。会議の内容は、中国を念頭に置いた共同出撃態勢の強化と日本の安全保障における米軍の役割を強化することに重点が置かれていると言えるでしょう。しかし、日本の主権や平和主義への影響、そして武器輸出による倫理的な問題など、多くの懸念点も浮き彫りになっています。
日米の軍事協力は、安全保障上の必要性から生まれたものですが、一方で、日本の主権や平和主義への影響も懸念されます。今後の日米関係は、慎重に検討していく必要があります。
一体化、一体化って、なんか、もう、日本の軍隊ちゃうやんけ!
武器輸出とか、怖いですね。戦争は絶対に起こさないでほしいです。
在日米軍司令部機能強化と日米相互運用性向上
自衛隊の防衛力強化は、中国の軍事力増強への対応として、必要不可欠でしょう。
✅ 7月1日で発足70周年を迎える自衛隊は、中国の海洋進出を念頭に、防衛力強化を図っています。特に、台湾有事への対応力を向上するため、3自衛隊の部隊を一元的に運用する統合作戦司令部が創設されます。
✅ 統合作戦司令部は東京・市谷に発足し、陸海空各幕僚長と同格の将官が司令官を務めます。統合幕僚長は防衛相の補佐に、統合作戦司令官は部隊指揮に専念することで、より効率的な防衛体制を構築します。
✅ しかし、この統合作戦司令部の創設は、米軍との一体化をさらに加速させる懸念も生んでいます。在日米軍司令部の権限強化が検討されており、ハワイのインド太平洋軍司令部から一部権限を移す案も浮上しています。
さらに読む ⇒北國新聞出典/画像元: https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1445271米軍との一体化がさらに進むことで、日本の防衛政策が、米国の戦略に大きく左右される可能性も懸念されます。
米政府は、日米間の連携強化のため、在日米軍の司令部機能強化を調整している。2024年度末に創設される自衛隊の統合作戦司令部に合わせ、日米の相互運用性を高める狙いがある。日米両政府は、4月10日の首脳会談後に発表する共同文書で、日米の指揮統制枠組みの見直しを明記する方向だ。現在の体制では、ハワイにあるインド太平洋軍が在日米軍に対する指揮権を担っており、時差による調整の難しさやタイムリーな情報共有の課題があった。今回の見直しでは、指揮権はインド太平洋軍に残しつつ、在日米軍司令部の権限を強化し、日米合同演習や訓練の計画立案、自衛隊との調整、情報共有、物資調達などの権限を与える案が検討されている。また、自衛隊と在日米軍の調整を密にするための常設合同チームを創設する案も浮上している。日本は「反撃能力」の保有を進めており、敵のミサイル発射拠点などの目標特定には米軍の情報が不可欠なため、相互運用性の向上は喫緊の課題となっている。
統合作戦司令部の創設により、自衛隊の指揮統制体制は、より強固なものになるでしょう。しかし、一方で、米軍との一体化が進むことで、日本の独立性が損なわれる懸念もあります。
一体化って、つまり、アメリカさんに、日本の軍隊を、コントロールされるってことやんな?
日本の防衛力強化は、大切だと思います。でも、戦争は絶対に起こさないでほしいです。
横田基地の現在と未来
横田基地は、日米両軍にとって重要な基地であり、今後の日米関係においても重要な役割を果たしていくでしょう。
公開日:2015/12/14
✅ 日本共産党議員団は、米軍横田基地内の航空自衛隊航空総隊司令部を視察し、日米一体化の現状を調査しました。
✅ 視察では、航空総隊司令部が米軍との情報共有や統合運用調整を強化しており、両司令部間の緊密な連携体制が確認されました。
✅ 議員団は、日米軍事一体化の現状への懸念を表明し、今後の日米関係における平和と安全保障について議論を深めました。
さらに読む ⇒ 日本共産党 衆議院議員 宮本徹のホームページです。出典/画像元: https://miyamototooru.info/1601/日米間の連携強化が、日本の平和や安全保障にどのような影響を与えるのか、今後も注目していく必要があります。
横田基地は、米軍の輸送中継機能に加え、航空自衛隊航空総隊司令部と在日米軍の第5空軍司令部との併置により、日米共同統合運用調整所が設置され、日米双方の司令部組織間の連携や相互運用性の向上が図られています。従来の輸送中継基地から、日米が共同で使用する最重要施設へと態様の変化がなされ、日本の防空及びミサイル防衛の機能を持った基地となっています。
横田基地は、日米両軍にとって重要な基地ですが、一方で、基地周辺住民の生活への影響や、環境問題など、様々な課題も抱えています。
基地って、なんか、複雑やなぁ。
戦争は怖いので、絶対に起こさないでほしいです。
本日は、横田基地の現状と、日米関係について詳しくご紹介しました。今後の動向については、引き続き注目していきましょう。
💡 日米両軍は、連携強化を進め、横田基地は、日米軍事一体化の中核拠点となっています。
💡 自衛隊の統合作戦司令部創設により、日米の相互運用性向上を目指していますが、日本の主権や平和主義への影響も懸念されています。
💡 横田基地は、日米両軍の重要な拠点であり、今後も日米関係に大きな影響を与えるでしょう。