次世代戦闘機「GCAP」にサウジアラビアが参画!?日本は反対?日英伊3カ国の思惑とは!?
💡 日英伊3カ国が共同開発中の次世代戦闘機「GCAP」に、サウジアラビアが参画を希望している。
💡 英国とイタリアはサウジアラビアの参加に前向きだが、日本は懸念を抱えている。
💡 サウジアラビアは、国防予算の多くを国内投資にシフトしており、装備需要に対応するには、技術や生産ノウハウを移転して現地生産を行う必要がある。
それでは、最初の話題に移りましょう。
サウジアラビアの参加表明と3カ国の反応
サウジアラビアが、次世代戦闘機の開発に参画を希望しているんですね。
公開日:2023/08/12
✅ サウジアラビアは、英国、イタリア、日本が共同開発中の次世代戦闘機プログラム「GCAP(テンペスト)」に正式なパートナーとして参加したいと働きかけている。
✅ 英国とイタリアはサウジアラビアの参加に前向きだが、日本は懸念を抱えている。日本はサウジアラビアの参加が武器輸出規制緩和議論を複雑化させ、開発スケジュールに影響を与える可能性があると危惧している。
✅ サウジアラビアは「Saudi Vision 2030」に基づき、国防予算の大部分を国内投資にシフトしており、装備需要に対応するには、外国企業は単に完成品を輸出するのではなく、技術や生産ノウハウを移転して現地生産を行う必要がある。
さらに読む ⇒航空万能論GF出典/画像元: https://grandfleet.info/european-region/britain-and-italy-are-positive-about-saudi-arabias-request-to-join-the-gcap-while-japan-opposes/サウジアラビアの参加は、開発費負担の軽減や中国へのけん制になる一方で、人権問題とのバランスが課題になるんですね。
日英伊3カ国による次世代戦闘機開発枠組み『グローバル戦闘航空プログラム (GCAP)』に、サウジアラビアが参画を希望していることが報じられました。サウジアラビアは潤沢なオイルマネーを持つ一方で、人権問題で批判されています。英国とイタリアは経済的なメリットを重視し、サウジアラビアの参加に前向きです。一方、日本はサウジアラビアの人権問題を懸念し、慎重な姿勢を示しています。サウジアラビアの参加は、開発費負担の軽減と中国へのけん制というメリットがある一方で、人権問題とのバランスが課題となっています。日本の防衛省は、3カ国で緊密に連携して開発を進めたいとしており、サウジアラビアの参加については明確な返答を避けています。今後、サウジアラビアの参加についてどのような決断が下されるのか注目されます。
そうですね。サウジアラビアは、潤沢な資金力を持つ一方、人権問題で国際的な批判を受けています。日本の立場としては、人権問題との兼ね合いを慎重に検討する必要があると思います。
いや~、サウジアラビアの参加は、開発費負担を減らせるからええやん。でも、人権問題はどうなんやろ?
サウジアラビアの人権問題とか、難しいですね…
それぞれの思惑と日サウジ関係への影響
サウジアラビアは、なぜGCAPへの参画を希望しているのでしょうか?
✅ 日英伊3か国による次世代戦闘機開発計画「GCAP」に、サウジアラビアが参画を希望している。
✅ イギリスとイタリアはサウジアラビアの参画に前向きだが、日本は反対の姿勢を示している。
✅ サウジアラビアはGCAP計画への参画を通じて、イギリスとイタリアとの関係強化、軍事技術獲得、自国の防衛能力強化を図る狙いがあると推測される。
さらに読む ⇒乗りものニュース出典/画像元: https://trafficnews.jp/post/127528サウジアラビアは、GCAPへの参画によって、イギリスとイタリアとの関係強化、軍事技術獲得、自国の防衛能力強化を図る狙いがあると推測されるんですね。
サウジアラビアは、GCAPへの参画によって、アメリカからの輸入以外かつドイツなど武器供与禁止措置をとる国を外す形で新型戦闘機を得たいと考えていると考えられます。イギリスは、サウジのGCAP参画によって莫大な開発費への資金的な貢献を期待しており、サウジをキーパートナーと見ているとも報じられています。一方、日本はサウジのGCAP参画によってプロジェクトが複雑化し、開発が遅れる可能性を懸念しており、反対の立場をとると予想されます。サウジは日本が反対した場合、ドイツと同様、軍事分野では忌避すべき国に位置づける可能性があります。日本の石油確保の鍵は、サウジなどのアラブ産油国の脱石油における日本の協力貢献にかかっており、今回のサウジのGCAP参画要望によって、日サウジ関係は緊迫する可能性があります。今後の日本政府の対応が注目されます。
サウジアラビアは、アメリカからの輸入以外に、新しい戦闘機を得る手段としてGCAPに目を付けているのでしょう。イギリスとイタリアとの関係強化も狙っていると考えられます。
サウジは、新しい戦闘機が欲しいんやろうな。でも、日本が反対したら、ドイツみたいに嫌われてしまうかもな。
サウジアラビアは、戦闘機だけでなく、いろんな技術も手に入れたいのかもしれないですね。
サウジアラビアの参加意欲と課題
サウジアラビアの参加意欲は強いようですが、課題もあるようですね。
✅ サウジアラビアが日英伊共同開発の次期戦闘機「Global Combat Air Programme (GCAP)」への参画を希望している。イギリスとイタリアは前向きだが、日本はプロジェクトの複雑化や遅延を懸念している。
✅ サウジアラビアのGCAP参画は、日本の石油確保に協力する上で、安全保障面での問題を複雑化させる可能性があり、単に反対するだけでは事態は収まらない。
✅ サウジアラビアは、ドイツの武器供与禁止措置の影響でイギリスからの戦闘機購入が遅れているため、GCAP参画によって新型戦闘機を得たいと考えている。イギリスはサウジアラビアの資金力に期待しているが、日本の資金的貢献が増加する可能性もある。
さらに読む ⇒ホーム | 笹川平和財団 - THE SASAKAWA PEACE FOUNDATION出典/画像元: https://www.spf.org/iina/articles/miyahara_21.htmlサウジアラビアは、ドイツの武器供与禁止措置の影響でイギリスからの戦闘機購入が遅れているため、GCAP参画によって新型戦闘機を得たいと考えているんですね。
サウジアラビアは英日伊による次世代戦闘機開発枠組み「GCAP」への参加を希望しており、英国との協議は順調に進展しています。サウジアラビア側は、現地化を伴わない武器取引は受け入れられないとの立場を表明しており、GCAPへの参加に際しても技術者派遣などを通じて開発・製造・技術分野で貢献する意向を示しています。サウジアラビアの参加は、日本が懸念する武器輸出規制緩和議論の複雑化や開発スケジュールへの影響に加え、サウジアラビア側の産業知識不足やワークシェア・アレンジメントの明確化など、課題も多く存在しています。しかし、サウジアラビアの財政力による開発コストの負担軽減などのメリットも期待されており、英日伊にとって魅力的な選択肢となる可能性もあります。
サウジアラビアは、ドイツからの武器供与が禁止されているため、イギリスからの戦闘機購入が遅れています。GCAPへの参加は、サウジアラビアにとって、新しい戦闘機を得るための重要な機会と言えるでしょう。
サウジは、ドイツから武器買えへんから、イギリスから買いたいのやけど、なかなか買えへんみたいやな。GCAPに参加すれば、新しい戦闘機が手に入るから、必死なんやろな
サウジアラビアは、新しい戦闘機が欲しいんですね…でも、日本が反対しているのは、ちょっと複雑ですね…
サウジアラビアの強い参加意欲と日本の懸念
サウジアラビアの参加意欲は強いようですが、日本の懸念は大きいようですね。
公開日:2024/07/29
✅ 2024年7月のファンボロー航空ショーにおいて、日英伊共同開発の次世代戦闘機「GCAP」の実物大コンセプト・モデルが公開され、2035年の配備に向けて開発が進められている。
✅ 3カ国の国防大臣は今回の会談において、GCAPの開発を推進するために合意し、2024年末までに英国に政府間推進機関「GIGO」を設立することで合意した。
✅ GCAPは日本、英国、イタリアの各国の企業が共同で開発を進めており、機体の開発は三菱重工、BAEシステムズ、レオナルドが、エンジンの開発はIHIなどが担当する。
さらに読む ⇒tokyoexpress.info出典/画像元: http://tokyoexpress.info/2024/07/29/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%BC%E8%88%AA%E7%A9%BA%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%80%81%E6%97%A5%E8%8B%B1%E4%BC%8A%E5%85%B1%E5%90%8C%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%A9%9Fgcap%E3%81%AE/GCAPの開発スケジュールや参加国の利害調整に影響を与える可能性があり、今後の展開に注目されるんですね。
サウジアラビアは、英国主導の次世代戦闘機開発計画「GCAP」への参加を強く希望しており、英国、イタリアとの協議が順調に進んでいる。しかし、日本はサウジアラビアの参加に懸念を抱き、開発スケジュールへの影響や武器輸出規制緩和議論への影響を懸念している。サウジアラビアは、自国の防衛能力強化のためGCAP参加を重視しており、財政面での優位性を活かしてプロジェクトへの貢献を表明している。サウジアラビアの参加は、GCAPの開発スケジュールや参加国の利害調整に影響を与える可能性があり、今後の展開に注目される。
サウジアラビアは、資金力とエンジニアリング支援で大きく貢献できる見込みですが、日本の懸念は大きいですね。特に、開発スケジュールが遅れる可能性や、武器輸出規制緩和議論への影響など、日本にとって受け入れがたい課題があります。
サウジは、金銭的な面では貢献できるけど、日本の懸念は大きいみたいやな。開発が遅れたら、大変やで。
日本は、サウジアラビアの参加によって、開発が遅れることを心配しているんですね…
3カ国の立場と今後の協議
サウジアラビアの参加を巡って、各国の立場は大きく異なるようですね。
公開日:2023/08/14
✅ サウジアラビアは、次世代戦闘機プロジェクトである「グローバル戦闘航空プログラム (GCAP)」に参加するために、イタリア、英国、日本からなるパートナーシップに加盟を希望している。
✅ サウジアラビアの加盟は、プロジェクトに多大な財政的貢献をもたらすと期待されている一方、日本はサウジアラビアの加盟に強く反対している。これは、武器輸出に関する日本の国内的な議論や、サウジアラビアの技術的な貢献に対する懸念が背景にあると考えられる。
✅ GCAPは、イタリア、英国、日本の防衛産業が協力して開発する次世代戦闘機であり、既存の航空機を置き換え、将来のマルチドメイン戦における重要な役割を担うことを目指している。サウジアラビアの加盟は、プロジェクトの規模と影響力を拡大する可能性を秘めているが、同時に、各国の政治的および安全保障上の利害を複雑にする可能性もある。
さらに読む ⇒PRP Channel – Testata Giornalistica online – news - PRP Channel出典/画像元: https://www.prpchannel.com/ja/larabia-saudita-vuole-aderire-al-programma-per-il-caccia-di-sesta-generazione-di-italia-regno-unito-e-giappone-il-giappone-storce-il-naso/サウジアラビアの参加は、GCAPの開発費用負担を分担し、開発を加速させる目的があるとみられます。今後、3カ国の協議がどのように進んでいくのか注目されます。
英国、イタリア、日本が共同開発を進める次世代戦闘機「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」に、サウジアラビアが参画を希望している。英紙フィナンシャル・タイムズによると、英国とイタリアはサウジアラビアの参画に前向きだが、日本は反対しているため、3カ国の間に緊張が生じている。サウジアラビアは資金面とエンジニアリング支援で大きく貢献できる見込みだが、日本はサウジアラビアの参画によってGCAPの開発が遅れることを懸念している。日英伊3カ国は、共同開発中の次期戦闘機「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」にサウジアラビアを参加させることを協議しました。19日にブラジルで行われた3カ国首脳会談で協議され、今後本格協議に入る方針です。サウジの参画は、GCAPの開発費用負担を分担し、開発を加速させる目的があるとみられます。
サウジアラビアの参加は、プロジェクトの規模と影響力を拡大する可能性を秘めていますが、同時に、各国の政治的および安全保障上の利害を複雑にする可能性もあります。
サウジが参加したら、開発は早くなるかもしれんけど、いろいろ難しい問題も出てきそうやな。
サウジアラビアの参加は、いろんな影響があるんですね…
本日は、次世代戦闘機「GCAP」へのサウジアラビアの参画について、ご紹介しました。今後の展開に注目していきましょう。
💡 日英伊3カ国が共同開発中の次世代戦闘機「GCAP」に、サウジアラビアが参画を希望している。
💡 英国とイタリアはサウジアラビアの参加に前向きだが、日本は懸念を抱えている。
💡 サウジアラビアの参画は、開発費負担の軽減や中国へのけん制になる一方で、人権問題とのバランスが課題となる。