ヤマザキマリ:漫画家としての歩みと『テルマエ・ロマエ』の誕生秘話?古代ローマと日本の風呂文化を繋ぐ!!
💡 ヤマザキマリは、古代ローマと日本の風呂文化をテーマにした漫画『テルマエ・ロマエ』で知られる漫画家です。
💡 『テルマエ・ロマエ』は、古代ローマの浴場技師が現代日本の銭湯にタイムスリップするというユニークな設定で、多くの読者を魅了しています。
💡 本記事では、ヤマザキマリの漫画家としての歩み、代表作『テルマエ・ロマエ』の誕生秘話、そして現代社会における芸術の役割について解説していきます。
では、最初の章に移りましょう。
ヤマザキマリ:漫画家としての歩み
それでは、ヤマザキマリさんの漫画家としての歩みについて、詳しく見ていきましょう。
✅ 「プリニウス」は、古代ローマの博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスを主人公にした歴史伝奇ロマンです。
✅ 本書では、プリニウスが「博物誌」の執筆のためにローマ帝国や地中海周辺を旅する様子が描かれ、古代ローマ時代の風景、風習、人々の生活などが生き生きと描写されています。
✅ 最終巻となる12巻では、ウェスウィウス火山の噴火が勃発し、プリニウス一行の運命が大きく変わる物語が展開されます。
さらに読む ⇒PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリースNo.1配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001063.000047877.html古代ローマの雰囲気や文化が、とてもリアルに描かれていて、当時の世界に引き込まれるような感覚でした。
ヤマザキマリは、漫画家、文筆家、画家として活躍しており、17歳から11年間イタリア・フィレンツェに在住し、油彩や美術史を学んだ後、1997年に漫画家としてデビューしました。代表作には、第3回漫画大賞と第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した『テルマエ・ロマエ』、第28回手塚虫文化賞のマンガ大賞を受賞した『プリニウス』などがあります。
ええ、ヤマザキさんの作品は、歴史資料を丁寧に調査した上で描かれているので、非常にリアリティを感じますよね。
いやぁ、ホンマに面白いなぁ。古代ローマの風呂事情とか、知らんかったわ。
私も『プリニウス』読みました!古代ローマの生活が、すごくよく分かりました。
『テルマエ・ロマエ』誕生秘話
続いては、ヤマザキマリさんの代表作『テルマエ・ロマエ』の誕生秘話についてお話します。
✅ 「テルマエ・ロマエ」は、作者ヤマザキマリさんの海外生活経験、特にシリアやポルトガルでの滞在経験がヒントになっている。
✅ シリアの遺跡で現代人が生活している様子や、ポルトガルでの浴槽がない生活を通して、お風呂の大切さ、特に日本の銭湯に対する思いが強くなった。
✅ アイロンがけ中に、銭湯の湯舟から古代ローマ人が登場するイメージが浮かび、それが漫画の着想になった。
さらに読む ⇒CREA | クレア ウェブ 好奇心旺盛な女性たちへ出典/画像元: https://crea.bunshun.jp/articles/-/48019海外での生活経験が、作品の創作に繋がっているんですね。ヤマザキさんの豊かな感性に感銘しました。
ヤマザキマリの漫画『テルマエ・ロマエ』は、リスボンでの生活で生まれたバスタブへの憧憬から生まれた作品です。古代ローマの浴場技師が現代日本の風呂文化に驚き、現代日本の風呂文化に触れることで、古代ローマの浴場設計に新たな発想が生まれるというナンセンスな笑いが魅力の漫画です。ヤマザキマリ自身も、自由奔放な母親の影響で、国境やジェンダーにとらわれず、好きなことを追求する人生を送ってきました。17歳でイタリアの美術学校に留学したのも、「イタリアで絵を勉強する」という強い意志によるものであり、行き当たりばったりながらも、自身の興味と好奇心を信じて行動してきたことがわかります。現在、8つの言語に翻訳され、世界中で読まれている『テルマエ・ロマエ』は、ヤマザキマリの自由な発想と、人生に対する前向きな姿勢が詰まった作品と言えるでしょう。
そうです、ヤマザキさんは海外生活を通して、お風呂文化に対する強い思いを抱くようになったそうです。
銭湯からローマ人が出てくるって、ホンマに発想がぶっ飛んでるわ!
私も『テルマエ・ロマエ』大好きです!笑えるけど、深いメッセージも込められているところが、すごく魅力的です。
お風呂と表現:ヤマザキマリの哲学
次の章では、ヤマザキマリさんの作品を通して、お風呂と表現というテーマについて考えてみたいと思います。
公開日:2024/04/27
✅ 「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」は、古代ローマのテルマエ(公共浴場)と日本の入浴文化を紹介する展覧会。ナポリ国立考古学博物館の所蔵品を中心に、古代ローマの生活やお風呂に関する様々な展示が行われている。
✅ 展覧会では古代ローマの水道やストリギリスなどの道具、テルマエをイメージした空間などが展示され、古代ローマ文明の進歩と当時の人の生活を垣間見ることができる。また、日本の入浴文化のコーナーでは、ケロリンの桶や銭湯の風景などを紹介し、古代ローマと日本の入浴文化の共通点や違いを比較できる。
✅ ヤマザキマリ氏は、漫画「テルマエ・ロマエ」の著者であり、同展に協力している。同展では古代ローマのテルマエと日本の風呂の共通点や、ローマ人の生活と日本の生活の違いなど、興味深い内容が紹介されている。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS4J2TV8S4JUKJH002M.html古代ローマと日本の入浴文化の共通点や違いが、興味深かったです。
ヤマザキマリは、入浴と睡眠の大切さを説き、古代ローマでは政治家たちが浴場で議会を開いていたことや、入浴と睡眠が人間力や民度を高めることを信じていると語っています。ヤマザキさんは幼少期から銭湯が大好きで、古代ローマと同じように浴場がコミュニケーションの場であったことを述べています。また、イタリアやポルトガルでの生活で浴槽のない環境に苦しんだ経験から『テルマエ・ロマエ』が生まれたと明かしています。現在執筆中の『続・テルマエ・ロマエ』では、主人公ルシウスが還暦間近のベテラン技師として登場し、自分自身の年齢や人格が投影されていると語っています。ヤマザキさんは、お風呂が心身を癒してくれる場であると同時に、人間にとって欠かせない栄養素である「表現」の場であると述べています。
お風呂は、心身を癒す場であると同時に、創造性を刺激する場でもあるんですね。
お風呂って、ホンマにええもんやなぁ。
私も、お風呂に入るとリラックスできます。
マンガ展が語る、アートの未来
それでは、次の章では、ヤマザキマリさんとニコル・クーリッジ・ルマニエールの対談から、マンガ展が語るアートの未来について考えていきましょう。
✅ AIの危険性について、イギリス政府がマイクロチップを埋め込む軍用実験を行っていること、AI美空ひばりが死生観に影響を与えていること、AIによる失業増加の可能性などを懸念している。
✅ 想像力の大切さを強調し、AIには想像力がないため、人間の想像力を育てることの重要性を訴えている。
✅ パンデミックをきっかけに、社会全体で想像力を育むための「創作」活動の重要性と芸術による社会への影響力を指摘している。
さらに読む ⇒T JAPAN:The New York Times Style Magazine 公式サイト出典/画像元: https://www.tjapan.jp/entertainment/17473089/p3AIの進化によって、人間の創造性はどうなっていくのでしょうか。
ヤマザキマリとニコル・クーリッジ・ルマニエールの対談では、2019年に大英博物館で開催され、話題となった「マンガ展」について、その意義や成果について語り合いました。ニコルは、展覧会を通じて日本文化の海外への紹介において、現代の日本人が関心を持つものを伝えることの重要性を改めて認識したと述べています。また、日本のアニメやマンガ、ゲームが世界中の若者にとって共通言語となっていることにも触れ、それらが大量に流通される「大量媒体」であるという点に共通点を見出した。ヤマザキは、古代ギリシャの壺絵が、日用品に想像力を駆使した絵を描くという点で、自身の漫画『オリンピア・キュクロス』の主人公の生業と共通点があると述べた。また、マンガ展によって、普段大英博物館を訪れない人々が来場したことを、マンガの魅力とパワーだと指摘し、アートを美術館の外に持ち出し、より多くの人々に届ける活動の重要性を訴えた。ニコルも、美術館や博物館以外に、レストランなど、街のあちこちでポップアップ展覧会を開催することで、アートをより身近なものにしたいと考えていると語っています。対談では、アートが「エリートのもの」という現状を変え、より多くの人々に創造性を刺激するような環境をどのように作っていくかという議論が展開されました。
AI時代においても、人間の想像力は重要な役割を果たすでしょう。
ホンマに、AIの進化は怖いなぁ。
私も、AIについて考えるようになりました。
古代ローマ浴場の魅力と、表現の場としての書斎
最後の章では、古代ローマ浴場の魅力とヤマザキマリさんの書斎について、お話します。
✅ カラカラ浴場は、イタリアのローマにある古代ローマ時代の大浴場の遺跡です。
✅ ローマ皇帝カラカラにより3世紀前半に建造され、浴場の他に図書館、劇場、集会場などを備えていました。
✅ ローマ有数の観光名所であり、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。
さらに読む ⇒コトバンク 辞書・百科事典・各種データベースを一度に検索 出典/画像元: https://kotobank.jp/word/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8B%E3%82%89%E6%B5%B4%E5%A0%B4-3147779古代ローマのカラカラ浴場は、まさに文化とエンターテイメントの融合した空間だったんですね。
古代ローマのカラカラ浴場は、お風呂だけでなく運動、観劇、図書館、食堂など、心身全てを満たす総合施設であり、人間に生まれて良かったと思える場所であったと語っています。ヤマザキさんは、自らも書斎に多くの蔵書や資料を揃え、明るく自然光が差し込む環境で仕事をしていることを明かしています。表現を通して人間は様々な感情と向き合いながら生きていくことができ、お風呂はその過程を癒してくれる場所であると締めくくっています。
書斎は、まさに創造性を育むための聖域と言えるでしょう。
書斎って、ホンマに羨ましいなぁ。
私も、いつか素敵な書斎を作りたいです。
ヤマザキマリさんの作品を通して、古代ローマと日本の風呂文化、そして表現の大切さを改めて感じました。
💡 ヤマザキマリは、海外生活経験を通して、古代ローマと日本の風呂文化を独自の視点で描き出した漫画家です。
💡 『テルマエ・ロマエ』は、古代ローマと現代日本の風呂文化を融合させた作品であり、多くの読者を魅了しています。
💡 現代社会において、芸術は想像力を育み、社会に新たな価値観を生み出す重要な役割を担っています。