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岸田政権の外交・安全保障政策は、一体どんなもの?とは!?

岸田政権の外交・安全保障政策は、一体どんなもの?とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 岸田政権は「新時代リアリズム外交」を掲げ、自由で開かれたインド太平洋の実現を目指しています。

💡 岸田政権は、防衛力強化や経済安全保障などの政策を進めています。

💡 国際社会における日本の役割はますます重要になっています。

それでは、岸田政権の外交・安全保障政策について詳しく見ていきましょう。

新時代リアリズム外交の背景

では、まずChapter-1のテーマである『新時代リアリズム外交』について掘り下げていきましょう。

🔖 関連記事の要約!宏池会外交゛は大丈夫か 岸田首相が提唱「新時代リアリズム外交」 「中国重視」の元首相らが先例 識者懸念「現在の中国と共存方針であれば問題」(1/2ページ)

公開日:2021/12/23

宏池会外交゛は大丈夫か 岸田首相が提唱「新時代リアリズム外交」 「中国重視」の元首相らが先例  識者懸念「現在の中国と共存方針であれば問題」(1/2ページ)

✅ 岸田首相は新たな外交方針として「新時代リアリズム外交」を掲げ、自由で開かれたインド太平洋の実現や人権問題など普遍的な価値、気候変動問題など地球規模課題に取り組むことを表明しました。

✅ この外交方針は、岸田首相が会長を務める宏池会の流れをくむものですが、同会は過去に中国との関係が深い元首相を輩出しているため、同盟・友好国との関係に影響を与える可能性が懸念されています。

✅ 識者は、人権問題や中国との関係など、外交方針の具体的な内容や具体的な行動計画が不明な点が多く、今後の展開を見守る必要があると指摘しています。

さらに読む ⇒zakzak:夕刊フジ公式サイトzakzak:夕刊フジ公式サイト出典/画像元: https://www.zakzak.co.jp/article/20211223-5AO3MNSMXZNKLEGAWBD7VAHKLQ/

なるほど、非常に興味深いですね。宏池会出身の岸田首相が、どのように従来の外交路線を継承し、新たな時代に対応していくのか、注目すべき点です。

岸田政権が掲げる『新時代リアリズム外交』は、従来の宏池会のイメージを「リアリズム」で再定義し、自民党内の保守系議員からの批判を回避する狙いがある。岸田首相は、安倍政権の外交を支えた経験から、安倍外交のリアリズムを継承し、『自由で開かれたインド太平洋』構想を継続する。しかし、岸田政権は安倍派の支持が不可欠で、自民党支持層からの評価を得るため、自らの軸足を中道よりも右に置かなければならない。そのため『新時代リアリズム外交』は、安倍外交のリアリズムをベースに、保守的な要素も取り入れたものと考えられる。一方で、岸田首相は自らの政策を、普遍的価値の重視、地球規模課題の解決、国民の命と暮らしの保護という三本柱によって実現していくことを目指しており、従来のリアリズム外交とは異なる側面もある。

そうですね。岸田首相は、安倍政権の外交政策を引き継ぎつつ、自身の理念に基づいた外交路線を展開しようとしている点は注目すべきです。

ホンマやな〜。岸田政権の外交政策は、安倍政権の路線を引き継いでるんやけど、なんかちょっと違う気がするなぁ。

宏池会と中国との関係は、以前から注目されてますね。岸田首相は、その点についてどのように考えているのでしょうか?

岸田政権のスローガンと政策概要

続いて、Chapter-2では、岸田政権のスローガンと具体的な政策について詳しく見ていきましょう。

🔖 関連記事の要約!後景に追いやられた分配 軸をなくした岸田首相の「新しい資本主義」 自民:朝日新聞デジタル

公開日:2024/08/17

後景に追いやられた分配 軸をなくした岸田首相の「新しい資本主義」 自民:朝日新聞デジタル

✅ 岸田首相は「新しい資本主義」として、分配を重視し格差是正を目指すと宣言したが、富裕層への課税強化などは投資家の反応を恐れてすぐに撤回した。

✅ その後、分配は後景に追いやられ、旧来型の経済対策にシフトし、就任後初めての補正予算では過去最大の規模でコロナ対策費や公共事業費が盛り込まれた。

✅ 岸田首相は財務省出身者が多い宏池会出身であり、財務省は当初は岸田首相の分配重視の方針に期待していたが、結果として従来の財政健全化路線に回帰したとみられる。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS8J2RRXS8JULFA00LM.html

岸田首相が掲げる「新しい資本主義」は、分配重視を掲げながらも、具体的な政策の実行にはまだ課題が多いように感じます。

岸田文雄首相は、「新しい資本主義」「新時代リアリズム外交」「平和のための岸田ビジョン」といったスローガンや政策方針を打ち出しており、これらの政策の具体的な内容と課題について考察する。「新しい資本主義」- 6月に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」では、人への投資、科学技術・イノベーション、スタートアップ、グリーンとデジタルを重点投資分野として掲げている。- 「新自由主義からの脱却」という当初の強い表現は影を潜め、成長戦略重視の印象が強い。- 市場や経済界、自民党内の声への配慮の結果と考えられ、成長重視は妥当だが、踏み込んだ改革やダイナミックさに欠ける点が課題。- 岸田首相自身は「資本主義のバージョンアップ」と説明しているが、具体的に何が「新しい」のか不明確な点が残る。「新時代のリアリズム外交」- 岸田首相は、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を重視し、気候変動問題など地球規模の課題に取り組む、国民の命と暮らしを守ることを外交の柱とする。- しかし、「新時代リアリズム」が具体的に何を意味するのかは分かりづらい。- ウクライナ侵攻に対する対応や日米豪印首脳会議など、外交面では安定感を見せているが、政策よりも信頼感や安定感が先行している印象がある。「平和のための岸田ビジョン」- 岸田首相は、アジア安全保障会議(シャングリラ会合)で、「平和のための岸田ビジョン」として、5本柱を提唱した。- ルールに基づく国際秩序を維持し、自由で開かれたインド太平洋の実現を目指す。- 軍事力を背景とした一方的な現状変更は許さない。- 経済安全保障を強化し、サプライチェーンの強靭化を図る。- 開発協力を通して、世界の平和と繁栄に貢献する。

岸田政権のスローガンは、キャッチーで分かりやすい反面、具体的な内容がまだ不明な点も少なくありませんね。今後の政策展開に注目が必要です。

新しい資本主義って、なんかええ響きやけど、具体的な中身が分からんねん。結局、従来の路線と同じなんちゃうかな?

岸田首相は、新しい資本主義を実現するために、どんな政策を実行していくのでしょうか?

政策の実行と課題

それでは、Chapter-3では、岸田政権の外交・安全保障政策の実行と課題について考察を進めましょう。

🔖 関連記事の要約!防衛費増へ自民がGDP比2%案 ウクライナ侵攻受け 達成なら米中に次ぐ規模 平和主義の形骸化に懸念:東京新聞デジタル
防衛費増へ自民がGDP比2%案 ウクライナ侵攻受け 達成なら米中に次ぐ規模 平和主義の形骸化に懸念:東京新聞デジタル

✅ ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本政府・自民党は防衛費の大幅増を目指しており、自民党安全保障調査会は現在のGDP比1%程度から2%へ引き上げる案を提示しました。

✅ これは米国と中国に次ぐ規模となり、防衛費の増加は消費税2%分に相当する額となります。

✅ 防衛費増額は、敵基地攻撃能力の保有を視野に入れたもので、専門家からは憲法が掲げる平和主義の理念が形骸化する懸念が出ています。

さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/170617

防衛費の増額は、確かに喫緊の課題ですが、憲法との整合性や財源確保など、解決すべき課題も多いと感じます。

防衛力強化- 骨太の方針では、防衛力を5年以内に抜本的に強化すると明記され、防衛費のGDP比2%以上も視野に。- 中国や北朝鮮の脅威、ロシアのウクライナ侵攻など、安全保障環境の悪化を受け、防衛力強化は喫緊の課題となっている。- しかし、防衛力強化の具体策や財源確保方法など、課題も多く残る。課題- 岸田政権のスローガンや政策方針は、具体的な内容や明確なビジョンが不足している印象がある。- 「新しい資本主義」や「新時代リアリズム外交」の意味や具体的な政策内容を明確化し、国民の理解を得る必要がある。- 防衛力強化については、財源確保や具体的な運用方法など、詳細な議論が必要となる。

防衛力強化は、国際情勢の変化を踏まえ、必要不可欠な政策ですが、一方で、平和主義や財政問題など、慎重に検討すべき課題も存在します。

防衛費増やすのはええけど、税金どうすんねん?国民の負担は増えるやろ。

敵基地攻撃能力って、本当に必要なんでしょうか?

岸田首相の外交・安全保障分野での実績

続いて、Chapter-4では、岸田首相の外交・安全保障分野における具体的な実績について見ていきましょう。

🔖 関連記事の要約!バイデン氏、岸田首相に賛辞 新たな安保戦略や日米韓協力評価

公開日:2024/08/14

バイデン氏、岸田首相に賛辞 新たな安保戦略や日米韓協力評価

✅ バイデン大統領は、岸田首相が自民党総裁選への不出馬を表明したことについて、岸田氏の在任期間を「歴史的なもの」と評価し、新たな国家安全保障戦略、ウクライナ支援、日米韓協力などにおける岸田氏のリーダーシップを称賛しました。

✅ バイデン大統領は、岸田首相を「友人」と呼び、岸田氏のリーダーシップが太平洋地域の将来に大きな影響を与えるだろうと述べています。

✅ 米国務省は、岸田首相の後任が誰であれ、日本との同盟とパートナーシップを引き続き深めていくと表明しています。

さらに読む ⇒ロイター |  経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュースロイター | 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/BH2XBFGFDROCNEUR2B3QAJZ3NQ-2024-08-14/

バイデン大統領の評価は、岸田首相の外交・安全保障分野での実績を高く示していると言えるでしょう。

岸田首相は、ロシアのウクライナ侵略への迅速な対応、安保政策の大転換、日米韓協力の強化など、外交・安全保障分野で多くの実績をあげている。特に、ロシアとの「決別」と「安保政策の大転換」は、これまでの日本外交の大きな転換点と言える。首相は、国際社会の変化を踏まえた現実主義的な外交を展開しており、既存の日米同盟を強化するとともに、日米韓、日米比、日米豪印クアッドなど、新たな枠組みを構築し、欧州との連携も強化している。これらの取り組みは、中露朝による覇権主義的な動きをけん制し、地域の安定化を図る狙いがある。岸田首相の外交・安全保障分野での成果は、専門家からも高く評価されており、内閣支持率の低迷とは対照的な状況となっている。今後は、中国との関係立て直しに向けた取り組みや、台湾問題、北朝鮮問題など、新たな課題への対応が求められる。

ロシアのウクライナ侵攻への対応や、日米韓協力の強化など、岸田首相は国際的なリーダーシップを発揮しています。

岸田首相、アメリカからはめっちゃ評価されてるんやな。ホンマにすごいわ。

岸田首相は、国際社会でどのような役割を果たしているのでしょうか?

国際社会における日本の役割

最後のChapter-5では、国際社会における日本の役割について深掘りしていきましょう。

🔖 関連記事の要約!G7広島サミットが閉幕 世界の平和、繁栄へ結束 「核のな い世界」を追求/ウクライナ支援の継続・強化も 公明新聞2023/05/2 2 1面より : ブログ : 公明党広島市議会議員(西区)田中まさる
G7広島サミットが閉幕 世界の平和、繁栄へ結束 「核のな い世界」を追求/ウクライナ支援の継続・強化も 公明新聞2023/05/2 2 1面より :  ブログ : 公明党広島市議会議員(西区)田中まさる

✅ 広島サミットでは、ウクライナ支援の継続・強化、核軍縮の推進、中国への対応などが主要議題となり、G7は結束して国際秩序の維持と平和への決意を示しました。特に、ゼレンスキー大統領の広島訪問は、国際社会に強い印象を与え、核廃絶への決意を共有する場となりました。

✅ サミットでは、被爆地広島での開催という特殊な状況を背景に、核兵器の脅威と平和への願いが強く訴えられました。被爆の実相を共有することで、世界各国が核兵器のない世界に向けて結束していくことが期待されます。

✅ 日韓首脳による韓国人原爆犠牲者慰霊碑への献花は、日韓関係改善に向けた象徴的な出来事として注目されています。被爆者たちの証言を引き継ぎ、若い世代が平和のバトンを受け継いでいくことが重要です。

さらに読む ⇒公明党公明党出典/画像元: https://www.komei.or.jp/km/tanaka-masaru-hiroshima/2023/05/22/060549/

広島サミットは、国際社会における日本の役割を改めて示す場となりましたね。

2022年2月のロシアによるウクライナ侵略を受け、日本は従来の対露政策を転換し、G7と協調した対露制裁とウクライナ支援を実施しました。さらに、2022年12月には新たな国家安全保障戦略を策定し、反撃能力保有による抑止力強化、防衛予算増額による防衛力抜本的強化を図るなど、戦後の安全保障政策を大きく転換しました。米国、韓国、フィリピン、豪州、英国、フランス、インドなど、多くの国との関係を緊密化させ、NATO首脳会合に3年連続で出席するなど、国際協調を強化しました。特に、米国とは「未来のためのグローバル・パートナー」であることを確認し、2024年4月には国賓待遇で米国を訪問し、米国連邦議会上下両院合同会議において演説を行いました。中国との関係においては、「戦略的互恵関係」を包括的に推進するとともに、責任ある行動を求め、諸懸案を含む対話を重ねていくことを確認しました。2023年5月に開催されたG7広島サミットでは、議長国として「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」を維持することの重要性を訴え、経済的強靱性と経済安全保障に関する議論を主導しました。また、グローバル・サウスとの連携を強化し、食料安全保障や強靱性など、各国が直面する課題への支援を実施しました。「核兵器のない世界」に向けた取り組みとして、国際賢人会議を立ち上げ、2022年8月には日本の総理大臣として初めて核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に出席し、「ヒロシマ・アクション・プラン」を発表しました。さらに、「ユース非核リーダー基金」を設立し、未来のリーダーに被爆の実相を伝える取り組みを実施しています。このように、日本は国際社会における責任を果たすべく、外交、安全保障、経済、技術、情報力など、総合的な国力を総動員し、国際秩序の維持と平和構築に貢献しています。

広島サミットは、核兵器のない世界に向けた日本の取り組みを世界に示す重要な機会となりました。

広島サミットって、なんかすごかったなぁ。世界から注目されてるんやな。

広島サミットで、日本はどんな役割を果たしたのでしょうか?

以上、岸田政権の外交・安全保障政策について解説しました。

🚩 結論!

💡 岸田政権は「新時代リアリズム外交」を掲げ、自由で開かれたインド太平洋の実現を目指しています。

💡 防衛力強化や経済安全保障などの政策を進めています。

💡 国際社会における日本の役割は、ますます重要になっています。