舩後議員と定員内不合格問題? 障害を持つ生徒の高校受験における不公平な現状とは!?定員内不合格問題とは!!!
💡 障害を持つ生徒が、高校受験で定員割れにも関わらず不合格になる「定員内不合格」問題について解説します。
💡 舩後議員が定員内不合格問題に取り組むに至った経緯と、その問題点について説明します。
💡 文部科学省の対応や今後の課題についても詳しく見ていきます。
それでは、最初のテーマ、舩後議員と定員内不合格問題について詳しく見ていきましょう。
舩後議員と定員内不合格問題の始まり
舩後議員は、定員内不合格問題に対して強い問題意識を持っていらっしゃるんですね。
公開日:2024/11/24
✅ 舩後靖彦参院議員は、沖縄の重度の知的障害を持つ男子生徒が、定員割れにも関わらず高校受験に不合格になった事例を知り、2019年から定員内不合格の問題について国会で質問を繰り返してきた。
✅ 舩後議員は、定員内不合格が「適格者主義」に基づいた従来の高校受験の考え方では理解できない問題であり、不合格となった子どもたちの困難な状況を指摘する。
✅ 舩後議員の質問がきっかけとなり、文部科学省は2022年度から全国の実態調査を開始した。定員内不合格は、インクルーシブ教育の実現や、障害のある子どもたちの教育機会の保障という観点からも重要な問題であると訴える。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS955G4TS95UTIL02LM.html定員内不合格が生徒の未来を奪う深刻な問題であることを、舩後議員の言葉から改めて感じました。
舩後靖彦参議院議員は、障害のある生徒が定員割れにも関わらず公立高校に不合格になった事例をきっかけに、定員内不合格問題に取り組み始めました。議員になる前から、人工呼吸器利用者の渡邊純さんが志望高校で看護師配置が整わないために不合格になったという経験もあり、定員内不合格が生徒の未来を奪う深刻な問題であることを認識していました。舩後議員は、この問題について国会で質問を重ね、2022年度から文部科学省が全国実態調査を開始するきっかけを作りました。定員内不合格は、高校教育を受けるに足る能力があるはずなのに、定員の関係で不合格になるという不公平な現状であり、インクルーシブ教育の実現を阻害する要因の一つとなっています。舩後議員は、定員内不合格の問題点を指摘し、教育の平等を実現するために、今後も積極的に活動していくことを表明しています。
そうですね。舩後議員は、障害のある生徒の教育機会の保障を訴える活動を長年続けてこられました。定員内不合格という不公平な現状を、多くの人が認識するようになったのは、舩後議員の力によるところが大きいと思います。
ホンマにそうやな〜。舩後議員は、障害のある生徒の置かれている状況を、言葉で具体的に説明してたから、めちゃくちゃ伝わったわ!
私も、定員内不合格がこんなに深刻な問題だとは知りませんでした。舩後議員の活動によって、この問題が広く知られるようになったのは素晴らしいと思います。
舩後議員の主張と文科省の対応
なるほど、合理的配慮の提供には、個々の生徒の状況に応じた柔軟な対応が必要なんですね。
✅ 舩後議員は、障害のある生徒の高校受験における合理的配慮の重要性を訴え、千葉県と静岡県の事例を挙げながら、現状における問題点を指摘しています。
✅ 具体的には、千葉県の生徒は、筆記時間延長の申請が認められなかったこと、静岡県の生徒は、選択肢による解答方法の変更が認められず、さらに試験監督による理解不足が問題となったことを例に挙げています。
✅ 舩後議員は、これらの事例を通して、合理的配慮の提供には、前例にとらわれず、個々の生徒の状況に応じた柔軟な対応が必要であること、そして、試験監督など関係者の理解と適切な研修が重要であることを訴えています。
さらに読む ⇒ 舩後靖彦 Official Site出典/画像元: https://yasuhiko-funago.jp/page-240418/舩後議員の指摘は、非常に重要ですね。合理的配慮が形式的に行われていては、本来の目的が達成されません。
舩後議員は、高校入試における定員内不合格の実態調査結果について、文科省がどのように活用していくかについて質問しました。藤原参考人は、調査結果を各都道府県教育委員会に周知し、今後の高校政策検討に役立ててもらうとともに、受検上の配慮に関する参考資料についても活用を促していくと回答しました。舩後議員は、定員内不合格がゼロになった自治体がある一方で、まだ定員内不合格が多数発生している自治体がある現状を指摘し、定員確保と定員内不合格時の理由説明の明確化を文科省が都道府県教育委員会に指導するよう求めた。永岡大臣は、定員内不合格自体を否定するものではないものの、理由説明は適切に行われるべきとし、具体的な理由説明については、各学校が社会的役割やアドミッションポリシーを踏まえ、できる限り説明するよう指導していくと回答しました。舩後議員は、高校入試における受検上の配慮について、障害のある生徒に対する負担が大きすぎる可能性を指摘し、文科省に更なる尽力を求めた。参考資料では、受検上の配慮は個別の状況に応じて決定され、実施者や教育委員会が体制面、財政面を勘案して判断するとされています。舩後議員は、具体的な事例を挙げながら、障害のある生徒が受検上で不利な状況に置かれていることを訴えました。この議事録は、高校入試における定員内不合格問題、受検上の配慮問題について、舩後議員が積極的に質問し、文科省に対して積極的な対応を求めている様子が伺えます。特に、障害のある生徒に対する受検上の配慮については、今後は具体的な事例を踏まえて議論が進むことが期待されます。舩後議員は、文教科学委員会での質問を通して、障害児の高校進学における受検上の配慮と定員内不合格問題に取り組み、文部科学省に新たな取り組みを促しました。具体的には、2020年の質問がきっかけとなり、文科省は①「高等学校入学者選抜における受検上の配慮に関する参考資料」を作成しました。これは、障害児が高校受験において公平な機会を得られるよう、合理的配慮のガイドラインを示したものです。また、②定員内不合格に関する全国調査を実施することになり、2022年末にその結果が発表されました。この調査は、定員内不合格の実態把握のため、舩後議員が長年訴えてきたものです。これらの取り組みは、障害児の高校進学を支援し、インクルーシブ教育の実現に向けて大きく前進する一歩と言えるでしょう。しかし、定員内不合格の問題は依然として深刻であり、調査結果を踏まえた更なる対策が求められます。舩後議員は今後も、障害児の高校進学支援のため、文部科学省や関係機関と連携し、積極的な活動を続けていく予定です。
舩後議員が挙げた千葉県と静岡県の事例は、まさに合理的配慮の必要性を示すものだと思います。それぞれの生徒の状況に応じて、柔軟な対応をすることが重要です。
定員内不合格って、なんか制度自体がおかしい気がするわ〜。試験監督の理解不足とか、ホンマにありえない話やで!
合理的配慮の提供は、障害の有無に関わらず、すべての生徒に対して行われるべきだと思います。
定員内不合格問題の全国的な実態
定員内不合格の問題は、受験生側の意識にも課題があるんですね。
✅ 舩後議員は、定員内不合格の問題は、障害のある生徒の高校進学に取り組む一部の動きと教育行政との間に起きた小さな変化でしかなく、世の中全体の高校受験に対する考え方は変わっていないと感じています。具体的には、障害の有無にかかわらず、その高校に見合う学力を持った受験生が、受験を勝ち抜いて入学するところであり、見合う学力のない受験生は、定員内であっても不合格は仕方ないという考え方は変わっていないと指摘しています。
✅ 舩後議員は、高校入試における合理的配慮のガイドラインが必要だと主張しています。都道府県ごとに対応が異なる現状に対し、国として高校受験についてもガイドラインを定める必要があると訴え、文科省からも作成するという答弁を得ています。しかし、合理的配慮を尽くしても学力検査で一定以上の点数が取れなければ、あるいは面接でコミュニケーションが取れなければ、定員内であっても不合格は仕方ないというのが受験の常識となっている点を問題視しています。
✅ 舩後議員は、高校入試における「適格者主義」の考え方を改めるべきだと訴えています。高校は義務教育ではないため、単位が取れなければ留年や退学もあり、その高校の教育課程を履修できるだけの学力がなければ、そもそも入れるべきではないという従来の考え方は、定員内不合格をなくすためには変えていく必要があると主張しています。
さらに読む ⇒ALSの国会議員、舩後靖彦さんに聞く 定員内不合格問題出典/画像元: https://www.kyobun.co.jp/article/20220120-05舩後議員は、高校入試における「適格者主義」の考え方を改めるべきだと主張しています。これは、障害のある生徒だけでなく、すべての生徒にとって重要な考え方だと思います。
舩後靖彦議員は、障害児の高校受験における定員内不合格問題について、全国で起きている現状と、各都道府県教育委員会によって対応が異なる現状を指摘しました。特に、富山県、千葉県、香川県での具体的な事例を挙げ、能力や適性ではなく、試験方法や評価基準の工夫によって合格できる可能性があることを強調しました。一方、末松大臣は、各都道府県教育委員会が高校入試の選抜方法を決定し、学校長が適切な合否判定を行う必要があると説明しました。文部科学省では、障害者差別解消法に基づき、入学試験における合理的配慮の具体例を示すとともに、都道府県教育委員会に周知していることを述べました。また、入学後の支援として、高校学習指導要領に障害状態に応じた指導方法の工夫を盛り込み、特別支援教育支援員や医療的ケア看護職員の配置に係る財政支援などを実施していることを説明しました。舩後議員は、宮城県での定員内不合格の状況に触れ、一方で全国からの受験生募集制度を検討している現状を指摘しました。この制度によって、障害児の高校受験における定員内不合格問題が解決するのか、疑問を呈しました。
舩後議員の指摘は非常に的を射ています。定員内不合格は、単に学力だけでなく、受験制度の問題点も浮き彫りにしています。
適格者主義って、なんか堅苦しい言葉やな〜。要は、高校に入学するには、学力がすべてじゃないってことやろ?
私も、高校入試では学力だけでなく、個々の生徒の能力や適性を評価することが重要だと思います。
舩後議員は、定員内不合格問題について、国や教育機関に強いメッセージを送っています。今後、この問題が解決に向けて大きく前進することを期待しています。
💡 舩後議員は、定員内不合格問題について、国会で質問を繰り返すことで、文部科学省に全国調査の実施を促しました。
💡 舩後議員は、合理的配慮の必要性を訴え、文部科学省は受検上の配慮に関する参考資料を作成しました。
💡 定員内不合格問題は、障害を持つ生徒の教育機会の平等という観点から、今後も解決に向けて努力していく必要があると言えるでしょう。