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写真と映像で記憶を探る?現代美術展から見えてくるもの記憶をテーマにした写真・映像表現とは!!?

写真と映像で記憶を探る?現代美術展から見えてくるもの記憶をテーマにした写真・映像表現とは!!?
📘 この記事で分かる事!

💡 写真と映像を通して、記憶がどのように表現されているのかを解説します。

💡 現代美術展では、写真と映像、それぞれが異なる視点で記憶を表現しています。

💡 個人の記憶から社会的な記憶まで、幅広い視点から記憶について考えさせられる展覧会です。

それでは、最初のテーマ、記憶をテーマにした写真・映像表現について詳しく見ていきましょう。

記憶をテーマにした写真・映像表現

記憶をテーマにした写真・映像表現は、非常に興味深いですね。

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記憶:リメンブランス—現代写真・映像の表現から」(東京都写真美術館)レポート。「記録」に留まらず、見るものの感覚を揺さぶる「記憶」のイメージとは

✅ 東京都写真美術館で開催中の「記憶:リメンブランス—現代写真・映像の表現から」では、篠山紀信、米田知子、グエン・チン・ティなど、写真・映像を通して「記憶」をテーマにした作品が展示されている。

✅ 篠山紀信は、自身の誕生日に母親に撮ってもらった写真や、日本の家々を記録したシリーズを通して、写真が記憶とどのように結びつくのかを示している。一方、米田知子は、歴史的な悲劇や事件の現場を写真に収めることで、目には見えない記憶を表現している。

✅ グエン・チン・ティは、ベトナムの原子力発電所建設をめぐり、先住民族チャム人の生活と文化、そして歴史的な出来事を映像作品で記録し、彼らの声を世に届けている。

さらに読む ⇒Tokyo  Art BeatTokyo Art Beat出典/画像元: https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/remembrance-beyond-images-top-report-202403

それぞれのアーティストの表現方法が独特で、記憶というテーマに対して様々な角度から迫っているのが印象的でした。

東京都写真美術館で開催されている「記憶:リメンブランス─現代写真・映像の表現から」展は、篠山紀信と中平卓馬による『決闘写真論』を起点に、記憶をテーマに写真・映像表現を探求する7組8名のアーティストの作品を紹介しています。展示では、篠山紀信の自身のポートレートや東日本大震災の記録写真、米田知子の韓国と北朝鮮の非武装地帯をテーマにした新作、小田原のどかの作者不詳の7点を展示し、過去と未来のつながりを探る試みが行われています。

そうですね、写真や映像を通して記憶を表現するというのは、非常に奥深いテーマですね。

いやぁ、ホンマに記憶って不思議やなぁ。写真や映像って、その瞬間を切り取っただけやのに、そこから色んな感情や思い出が蘇ってくるんよね。

私も、写真や映像が記憶を呼び起こす力はすごいと思います。

篠山紀信:写真を通して記憶を表現

篠山紀信さんの写真展は、記憶をテーマにした写真展の中でも特に注目すべき作品ですね。

🔖 関連記事の要約!篠山紀信がとらえた東日本大震災の「あとかた」、原宿で写真展 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News

公開日:2011/11/25

篠山紀信がとらえた東日本大震災の「あとかた」、原宿で写真展 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News

✅ 写真家・篠山紀信氏が東日本大震災の被災地を撮影した写真展「ATOKATA(あとかた)」が、東京・原宿のアウディ フォーラム 東京で開催されています。

✅ 篠山氏は震災直後から被災地を訪れ、被災地の光景や人々の肖像を撮影し、写真集「ATOKATA」を出版しました。

✅ 篠山氏は、写真展のオープニングレセプションで、被災地の光景が持つ静けさや力強さ、そして新たな生命の芽生えを作品に込めたと語りました。

さらに読む ⇒篠山紀信がとらえた東日本大震災の「あとかた」、原宿で写真展 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News篠山紀信がとらえた東日本大震災の「あとかた」、原宿で写真展 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News出典/画像元: https://www.afpbb.com/articles/-/2842423

被災地の風景を写真に収めた作品からは、言葉では表せないほどの力強さを感じました。

篠山紀信は自身の誕生日写真シリーズや「家」シリーズを通して、写真が単なる記録を超え、個人の記憶や感情、そして時代を表象する力を持つことを示しています。特に東日本大震災後の被災地を撮影した『ATOKATA』は、写真家の記録としての役割と、被災者の記憶を伝える使命感を強く感じさせる作品となっています。

篠山さんの写真展は、記憶がどのように社会と関わるのか、そして個人の記憶がどのように歴史と繋がるのかを考えさせられる作品ですよね。

篠山先生の写真、ホンマにエモくてええなぁ。被災地の風景とか、人の表情とか、ホンマに記憶に残るわ。

篠山さんの写真展は、被災地の記憶を忘れずにいたいという気持ちが伝わってきて、とても感動しました。

米田知子:歴史の記憶を風景に刻む

米田知子さんの作品は、歴史の記憶を風景に重ねて表現しているのが印象的でした。

🔖 関連記事の要約!喧騒は収まり、人々は去り、記憶だけが残される——米田知子「残響―打ち寄せる波」@ShugoArts(〜7/9)
喧騒は収まり、人々は去り、記憶だけが残される——米田知子「残響―打ち寄せる波」@ShugoArts(〜7/9)

✅ 米田知子の写真作品は、広島平和記念公園の慰霊碑を多重露光で撮影することで、安保法改正をめぐる当時の政治状況や、戦争の記憶が風化しないよう警鐘を鳴らしている。

✅ 米田は、戦争や紛争、災害のあった土地を訪れ、時間の経過のあとの静謐を撮影することで、その記憶を呼び起こす。その作品は、戦争が過去のものではないこと、そして戦争の記憶を風化させないことの重要性を訴えている。

✅ 米田の作品は、エストニアのソビエト国境警備所など、かつて戦争や紛争の舞台となった場所を撮影することで、歴史の重みと、平和の大切さを改めて認識させてくれる。

さらに読む ⇒ヒルズライフ HILLS LIFEヒルズライフ HILLS LIFE出典/画像元: https://hillslife.jp/art/2022/06/27/echoes-crashing-waves/

歴史の記憶を風景の中に刻み込むという表現方法は、とてもユニークで考えさせられました。

米田知子は、歴史的な悲劇や事件の現場、またはその可能性を秘めた場所を撮影することで、目に見える風景の中に、目に見えない人々の記憶を刻み込んでいます。明るい画面の中に、歴史の重みを感じさせる作品は、見るものに深い印象を与えるとのことです。

米田さんの作品は、戦争や紛争の記憶を風化させないための強いメッセージを感じますね。

米田さんの写真、ホンマに重厚感があってええなぁ。歴史の重みや戦争の記憶を、ホンマに感じるわ。

戦争や紛争の記憶を忘れないように、私たちももっと考えていかなければいけないと思いました。

グエン・チン・ティ:映像を通して記憶を語り継ぐ

グエン・チン・ティさんの映像作品は、記憶と歴史、そして社会問題を深く考えさせられます。

🔖 関連記事の要約!グエン・チン・ティ アーティスト・トーク(「記憶:リメンブランス―現代写真・映像の表現から」関連イベント)

公開日:2024/07/05

グエン・チン・ティ アーティスト・トーク(「記憶:リメンブランス―現代写真・映像の表現から」関連イベント)

✅ グエン・チン・ティは、ベトナム・ハノイ出身の映像作家で、歴史、記憶、表象、風景など多岐にわたる関心を作品に込めてきました。

✅ 彼女は映画、ビデオアート、インスタレーションなど様々な表現手法を用い、自ら撮影した素材やファウンドフッテージ、ニュース映像などを組み合わせて作品を制作しています。

✅ グエン・チン・ティは、2011年の東日本大震災と福島原発事故をきっかけに、日本の原発技術の海外輸出とベトナムでの原発建設計画について深く考え、それがきっかけで「パンドゥランガからの手紙」という映像作品を制作しました。

さらに読む ⇒ART iT(アートイット) -ART iT(アートイット) -出典/画像元: https://www.art-it.asia/top/contributertop/admin_lec/250121/

チャム族の人々の文化や歴史、そして原発建設の影響について、映像を通して深く理解することができました。

グエン・チン・ティは、ベトナムにおける原発建設計画をめぐるチャム族の人々の抵抗を、ドキュメンタリーと詩的な映像表現を融合させた手法で記録しています。チャム族の文化や歴史、そして原発建設がもたらす影響を、映像を通して深く考えさせる作品となっています。

グエンさんの映像作品は、社会問題を提起しながらも、非常に詩的で美しい作品ですよね。

グエンさんの映像、ホンマに切ないなぁ。チャム族の人々の苦悩が伝わってくるわ。

映像を通して、チャム族の人々の生活や文化について知ることができて、とても勉強になりました。

現代社会における記憶の多様性と意義

記憶をテーマにした現代美術展は、写真や映像を通して、記憶の多様性と現代社会におけるその意義を改めて考えさせられるものですね。

🔖 関連記事の要約!「記憶:リメンブランス 現代写真・映像の表現から」(東京都写真美術館)開幕レポート。写真・映像は、人々のどのような「記憶」をとらえてきたのか
「記憶:リメンブランス 現代写真・映像の表現から」(東京都写真美術館)開幕レポート。写真・映像は、人々のどのような「記憶」をとらえてきたのか

✅ 東京都写真美術館で開催されている「記憶:リメンブランス─現代写真・映像の表現から」展は、写真や映像が人々の記憶をどのように捉えてきたのかを探る展覧会です。

✅ 村山悟郎、米田知子、小田原のどか、グエン・チン・ティ、マルヤ・ピリラなど、国内外の作家の作品が展示され、それぞれの表現を通して、記憶の多様性や複雑さを浮き彫りにしています。

✅ 本展は、写真と映像を通じて、記憶の個人性、社会性、歴史性、そして未来への影響について考察する機会を提供しています。

さらに読む ⇒美術手帖美術手帖出典/画像元: https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/28553/pictures/8

多様な表現を通して、記憶の奥深さや複雑さを改めて感じることができました。

村山悟郎の1000枚のドローイングをAIに学習させた作品や、マルヤ・ピリラとSatokoSai+TomokoKuraharaのコラボレーション作品など、多岐にわたる表現を通して、記憶の多様性と現代社会におけるその意義を改めて考察する展覧会となっています。

現代社会において、記憶はますます重要なテーマになっていると思います。

ホンマに、記憶って大切やなぁ。過去を忘れずに未来へ進んでいくために、もっと記憶について考えていかなあかんと思うわ。

記憶をテーマにした現代美術展を通して、記憶の大切さについて改めて考えることができました。

今回の現代美術展では、写真と映像を通して、記憶というテーマを様々な角度から考察することができました。

🚩 結論!

💡 写真や映像は、記憶を記録するだけでなく、記憶を呼び起こす力も持っています。

💡 記憶は個人だけでなく、社会や歴史とも深く繋がっています。

💡 現代社会において、記憶はより重要な意味を持つようになっています。