篠田桃紅の芸術世界を探る?墨の芸術!とは!?
💡 抽象水墨画という独自のスタイルで知られる篠田桃紅さんの生涯と作品についてご紹介いたします。
💡 桃紅さんの初期作品から晩年の作品まで、様々な角度からその作品の魅力に迫ります。
💡 桃紅さんの芸術に対する情熱と、その作品に込められたメッセージを感じ取っていただければ幸いです。
それでは、篠田桃紅さんの芸術世界を紐解いていきましょう。
「追悼篠田桃紅107年のキセキ」展
それでは、最初の章として、篠田桃紅さんの生涯を振り返る「追悼篠田桃紅107年のキセキ」展についてご紹介します。
✅ 「追悼 篠田桃紅 107年のキセキ」展は、篠田桃紅の生涯を振り返る展覧会で、古川美術館と分館 爲三郎記念館の両館で、1960年から晩年までの作品約50点を展示しています。
✅ 古川美術館では、篠田桃紅の肉筆作品を中心に、特に1956年から58年の渡米後、墨による新たな抽象表現を追求した作品や、晩年の作品などが展示されています。
✅ 分館 爲三郎記念館では、篠田桃紅が50年以上に渡って制作したリトグラフ作品約20~30点を展示しており、手彩色を施された版画作品の魅力を鑑賞できます。
さらに読む ⇒OutermostNAGOYA出典/画像元: https://www.outermosterm.com/shinoda-toko2024-furukawa/篠田桃紅さんの作品は、墨の濃淡や線の動きによって、静けさの中に力強さを感じますね。
2024年6月15日から7月28日まで、愛知県名古屋市の古川美術館および分館爲三郎記念館では、「追悼篠田桃紅107年のキセキ」展が開催されています。本展では、篠田桃紅の創作活動を長年見守ってきたザ・トールマンコレクションより、1960年頃から晩年までの作品60点を展示しています。古川美術館では、初期作品から晩年の作品まで展示されており、桃紅の作品を俯瞰できます。分館爲三郎記念館では、リトグラフ作品を中心に展示され、手彩色や墨の表現による多様な作品世界が楽しめます。特に、数寄屋建築である爲三郎記念館の空間と調和した作品展示は、桃紅作品の魅力を引き立てています。本展は、篠田桃紅の107年の生涯を振り返る貴重な機会であり、墨による芸術の深淵に触れることができる展覧会です。
この展覧会は、篠田桃紅さんの芸術の深淵に触れる素晴らしい機会ですね。
いやぁ、この墨の使い方はホンマに芸術やなぁ。
墨の線の美しさに魅了されました。
篠田桃紅:アメリカでの挑戦と出会い
続いて、篠田桃紅さんのアメリカでの挑戦と出会いを紐解く章です。
公開日:2021/06/27
✅ 篠田桃紅さんは、ニューヨークのベティ・パーソンズギャラリーで作品を発表した際に、ベティ女史から一流美術商としての振る舞いを学んだ。ベティ女史は、お世辞を言ったり、お客に付きまとうことはせず、絵を理解する人はちゃんと買うという信念を持っていた。
✅ また、桃紅さんは、ギャラリーに出入りする一流アーティストや一流ジャーナリストとの付き合い方からも多くのことを学んだ。特に、ニューヨーク・タイムズ紙の美術批評家、ジョン・キャナデイ氏から「抽象作品には題名がないほうがいい」という言葉を聞き、自分の作品を説明したり、題名をつけることを好まないようになった。
✅ 桃紅さんは、ベティ女史のことを「非常に変わった、勝手な生き方をした女性」と評し、夫のパーソンズ氏と別れた理由も「いい人で大金持ちだけど、仕事をしないから尊敬できない」と言ったと紹介している。ベティ女史は、桃紅さんより12、3歳上で、岡田謙三さんと同世代だったという。
さらに読む ⇒論座アーカイブ出典/画像元: https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021061800005.html桃紅さんのアメリカでの経験は、彼女の芸術に大きな影響を与えているんですね。
篠田桃紅さんは107歳で亡くなり、最後の著書『これでおしまい』を遺しました。本書には、桃紅さんの言葉が200以上収録され、構成を担当した著者が、桃紅さんの思い出と交差させながら、彼女の言葉が持つ意味を3回にわたって解説しています。桃紅さんの人生の転機は、1956年から1960年代にかけてのアメリカでの活動でした。1956年秋に渡米した桃紅さんは、ニューヨーク、シカゴ、ワシントンD.C.など全米各地で個展を開催し、パリ、アムステルダム、オスロなどヨーロッパでも展示の招待を受けました。ニューヨークでの個展で出会ったコロンビア大学の教授は、桃紅さんの作品に感銘を受け、日本の文化に引き込まれたと語っています。桃紅さんは、和泉式部の歌「ものを思へば沢の蛍も我が身より憧れいづる魂とかぞ見る」が、文化や人種を超えて人の心を動かす芸術の力を示す一例だと考えていました。1965年には念願だったベティ・パーソンズ・ギャラリーで個展を開催し、世界的な美術家としての地位を確立しました。ベティ・パーソンズは、抽象表現主義の旗手を世に送り出した人物であり、そのギャラリーは現代美術史において重要な役割を果たしていました。桃紅さんは、アメリカでの活動を通じて、海外の王室、皇室、街のお店の主人など、さまざまな人たちと出会いました。そして、芸術の持つ力に改めて気づき、年齢や性別を超えて多くの人々に語りかけられるものだと実感しました。また、桃紅さんは、近代建築の巨匠グロピウス氏とも出会い、彼の建築が持つ力や美しさに感銘を受けました。桃紅さんは、さまざまな人々との出会いを通じて、自分の人生が大きく広がったと語っています。
ベティ・パーソンズギャラリーでの活動は、桃紅さんの芸術家としての成長に大きく貢献したんでしょうね。
ベティ・パーソンズって、ホンマに変わった人やなぁ。でも、桃紅さんを育てたのは確かやな。
桃紅さんのアメリカでの挑戦、すごく興味深かったです。
篠田桃紅:抽象水墨画の深淵
それでは、篠田桃紅さんの代表作である抽象水墨画の深淵に分け入る章です。
✅ 106歳を迎えた美術家、篠田桃紅の個展が香雪美術館で開催されている。
✅ 展覧会では、初期の作品からニューヨークでの挑戦、そして現在に至るまでの約70点の作品を通して、篠田桃紅の変遷をたどることができる。
✅ 自然や時代の変化の中に漂いうつろう「とどめ得ぬもの」に寄り添い、墨の線で繊細で優美な表現を追求し続ける篠田桃紅の、独自の世界観に触れることができる展覧会となっている。
さらに読む ⇒美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ(ART AgendA)出典/画像元: https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/3553墨の線が織りなす世界観は、見ている人の心を惹きつけますね。
篠田桃紅(1913年生まれ)は、106歳にしてなお精力的に創作活動を行う、日本の抽象水墨画家です。本展は、初期の書道から文字を解体し独自の抽象表現を確立したニューヨークでの挑戦、そして現在に至るまでの変遷を約70点の作品と資料でたどります。桃紅は、自然や時代の変化の中に漂う「とどめ得ぬもの」に寄り添い、そこに生まれた墨の線は、無限の広がりを感じさせるリズムを生み出しています。本展は、香雪美術館(兵庫県神戸市)にて2019年8月1日から10月14日まで開催され、土日祝日には篠田桃紅の軌跡をたどる上映会も開催されます。
篠田桃紅さんの抽象水墨画は、墨の濃淡によって奥行きを感じます。
墨一つでこんなにも表現できるんやなぁ。ホンマにスゴイわ!
墨の線が、まるで生きているように感じます。
篠田桃紅:抽象表現の探求
最後の章では、篠田桃紅さんの抽象表現の探求についてご紹介します。
✅ 篠田桃紅は、前衛書から出発し、墨による独自の抽象表現を確立した作家であり、本展では初期から晩年までの約130点の作品と資料を展示することで、その活動の全貌を紹介する。
✅ 本展では、初期の書から、渡米後に確立された抽象表現、晩年の作品までを網羅し、墨が織りなす豊かなニュアンスを鑑賞できる。
✅ 桃紅は建築とのコラボレーションにも積極的に携わり、丹下健三などとの協働作品も紹介することで、芸術と建築の融合という側面にも焦点を当てる。
さらに読む ⇒ファッションブランド・デザイナー情報 - Fashion Press出典/画像元: https://www.fashion-press.net/news/84112篠田桃紅さんの作品は、墨というシンプルな素材で、ここまで表現できるのかと驚かされます。
篠田桃紅は、文字の形にとらわれない水墨抽象画という独自のスタイルで知られる画家です。富山県水墨美術館で開催される本展覧会では、桃紅が日本の古典文学と書法を学び出発した初期の作品から、文字を離れて墨の色や線を追求し、独自の抽象表現を確立したニューヨークでの挑戦とその後、そして、余分なものを極限まで削ぎ落として新たな形に昇華し、一瞬の「心のかたち」を追求し続ける現在までの変遷を、約60点の作品と資料を通して辿ります。会期は2020年2月7日(金曜)~3月22日(日曜)で、主な出品作品には「月読み」「行人」「いろは」「時間」「百」「越くら山」「風の影」「萩原朔太郎詩」などがあります。講演会やコンサートなどのイベントも開催されます。2021年に107歳で亡くなった篠田桃紅の没後1年を記念し、東京オペラシティアートギャラリーで回顧展「篠田桃紅展」が開催されています。本展は、篠田桃紅の長い活動の全貌を、資料を含む約130点の作品で紹介するものです。篠田桃紅は、幼少期から書に親しみ、戦後には抽象的な作品を制作し始めました。1956年には単身渡米し、ニューヨークで活躍。その後、書と絵画、文字と形象という枠を超えた独自の抽象表現を確立し、他の追随を許さない地位を築きました。本展では、初期の判読可能な「文字」から、太い線や面によるダイナミックな抽象表現、ひとつのモチーフを徹底的に探求した連作まで、作風の変遷をたどることができます。また、「火」「祭」「昏」など、同じ主題の作品を年月を飛び越えて制作した作品を比較することもできます。篠田桃紅は、ジャンルに囚われず、独自の表現を探求したアーティストでした。本展を通じて、篠田桃紅の広い射程と現代性を体感することができます。
篠田桃紅さんの作品は、墨の表現の可能性を広げていると感じます。
篠田桃紅って、ホンマに天才やな。墨でこんなにも表現できるなんて。
墨の表現の奥深さに感動しました。
篠田桃紅さんの芸術は、墨というシンプルな素材で、私たちに多くの感動を与えてくれます。
💡 篠田桃紅さんは、墨の表現の可能性を追求し続けた芸術家です。
💡 桃紅さんの作品は、見る人の心を深く揺さぶる力を持っています。
💡 彼女の芸術は、私たちに人生の深淵を覗かせるような感覚を与えてくれます。