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大学評価・短期大学認証評価は、一体どんなもの?とは!?

大学評価・短期大学認証評価は、一体どんなもの?とは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 大学評価・短期大学認証評価は、大学や短期大学の教育の質を保証するための制度です。

💡 大学や短期大学は、この評価を受けることで、教育の質を高めるよう努めなければなりません。

💡 評価の結果は公表され、社会からの評価を受けることになります。

では、早速ですが、大学評価・短期大学認証評価について詳しく見ていきましょう。

2024年度大学評価・短期大学認証評価の実務説明会

大学評価・短期大学認証評価の制度について解説していただきましたが、実際にどのような流れで行われるのでしょうか?。

2015年5月1日(金)第267号『大学評価実務説明会』 « MMUブログ – 週刊花の金曜日
2015年5月1日(金)第267号『大学評価実務説明会』 « MMUブログ – 週刊花の金曜日

✅ この記事は、筆者が参加した「2015(平成27)年度大学評価実務説明会」の内容について報告している。

✅ 説明会では、大学基準協会が実施する大学評価の概要と準備方法について説明があり、筆者の所属する大学は平成28年度に大学評価を受審予定であるため、その準備に向けての意識付けや情報共有が行われた。

✅ 説明会後、筆者を含む3名は喫茶店で今後の取り組みについて話し合い、大学評価を機に全教職員が大学を見つめ直し、質向上に繋げたいという意気込みを表明している。

さらに読む ⇒宮崎公立大学(MMU)出典/画像元: https://www.miyazaki-mu.ac.jp/blog/friday/?p=9195

説明会では、大学評価の重要性と、その具体的な準備方法について詳しく説明がありました。

大学評価・短期大学認証評価の実務説明会は、2024年度の評価申請や評価プロセスにおける実務的なガイドとなる情報を提供する機会です。

説明会では、プログラムの内容、質疑応答の内容、弾力的措置の概要と手続き、点検・評価報告書の記載事項、動画へのアクセス方法などが紹介されます。

さらに、大学評価ハンドブックと短期大学認証評価ハンドブックには、基準、評価項目・評価の視点、判定基準、基礎要件に関する指針、財務比率、その他資料・様式が掲載されています。

これらの情報は、大学・短期大学の評価申請や評価プロセスにおける実務的なガイドとなります。

いやー、正直、大学評価って、難しそうだなって思ってたんですけど、説明を聞いて、少し理解できました。

機関別認証評価における基準と評価プロセス

大学評価の基準やプロセスについて、もう少し詳しく教えていただけますか?。

寄稿】大学・短期大学基準協会の評価基準の考え方と 変更のポイント/一般財団法人大学・短期大学基準協会 理事 短期大学認証評価委員会 委員長 (学校法人志學館学園 志學館大学・鹿児島女子短期大学 理事長) 志賀啓一
寄稿】大学・短期大学基準協会の評価基準の考え方と 変更のポイント/一般財団法人大学・短期大学基準協会 理事 短期大学認証評価委員会 委員長  (学校法人志學館学園 志學館大学・鹿児島女子短期大学 理事長) 志賀啓一

✅ 大学・短期大学基準協会の認証評価は、米国のアクレディテーション手法を導入し、国際通用性を担保している。評価基準は、学生の学習成果、三つの柱、PDCAサイクルなどを重視し、評価校には自己点検・評価による教育の質向上を求めている。

✅ 第4評価期間では、大学設置基準や私立学校法の改正に対応した基準の見直しが行われた。特に、社会貢献、学習成果、入学者選抜などを大項目として独立させた。また、評価の柔軟性向上のため、観点を参考的な項目とし、内容を改定した。

✅ 認証評価は、大学経営の課題解決に向けたツールとして活用できる可能性を秘めている。しかし、現状では評価結果が外部に十分に活用されていない。大学は、認証評価の結果を積極的に活用し、社会への説明責任を果たすとともに、大学経営の改善に役立てる必要がある。

さらに読む ⇒リクルート進学総研出典/画像元: https://souken.shingakunet.com/higher/2024/07/post-3419.html

大学評価は、大学の質を客観的に評価する重要な制度だと改めて感じました。

本協会の機関別認証評価は、大学および短期大学(専門職大学・短期大学を含む)を評価対象とし、それぞれに独自の基準を設定しています。

評価基準は「基準」と「解説」から構成されており、大綱的な内容の「基準」に対し、「解説」では詳細な内容が記述されています。

評価申請にあたっては、各機関は設定された基準に基づき、自己点検・評価報告書を作成する必要があります。

この報告書は、大学・短期大学が自身の活動を点検・評価するための枠組みとなる「点検・評価項目」に沿って作成されます。

さらに、評価者は「評価者の観点」に基づき、報告書の内容をより詳細に確認し、基準への適合性を判断します。

なるほど、大学評価は、アメリカの基準を取り入れてるんですね。

評価指針と判定基準

大学評価の指針や判定基準について、具体的に教えていただけますか?。

大学基準協会の認証評価受審に提出する大学基礎データの変遷のメモ
大学基準協会の認証評価受審に提出する大学基礎データの変遷のメモ

✅ 大学基準協会による大学認証評価における大学基礎データの提出内容について、第1期、第2期、第3期における変化を分析した記事です。

✅ 特に第1期では多岐にわたる48種類のデータ提出が求められていましたが、第2期では内部質保証システム構築に重点が置かれ、必要なデータが大幅に削減されました。

✅ 第3期では、基本情報、学生の受け入れ、教育・教員組織、学生支援、教育研究等環境、大学運営・財務といった項目についてデータ提出が求められています。

さらに読む ⇒大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ出典/画像元: https://www.daigaku23.com/entry/2019/05/20/173000

大学評価は、データに基づいて行われるんですね。

評価に係る指針として、「基礎要件に係る評価の指針」と「基礎要件以外の評価の指針」が定められており、問題事例が発生した場合に一定の判断基準を提供しています。

「基礎要件に係る評価の指針」は、法令要件やその他の基礎要件の充足状況を評価する際の具体的な指針であり、「基礎要件確認シート」と一体的に運用されます。

一方、「基礎要件以外の評価の指針」は、大学評価委員会が毎年度の判断事例に基づいて作成したもので、大学基準の解釈・適用に関する合意点として参照されます。

最終的には、評価結果に基づき、大学基準または短期大学基準への適合性を判定します。

判定基準とその運用指針は、評価結果を適切に判断するための明確な指針を提供しています。

データって、結構大変そうやけど、大学の質を測るには必要なものなんですね。

大学評価基準と自己点検・評価

大学評価基準と自己点検・評価の関係について、説明をお願いします。

内部質保証
内部質保証

✅ 京都外国語大学は、教育、研究、社会貢献、管理運営を対象とした内部質保証を、特に教育の質を重視して推進しています。

✅ 内部質保証の推進には、経営基盤の強化と教育基盤の構築が不可欠であり、規律づけや管理・運営(マネジメント)、社会の変化や産業界のニーズを踏まえた教育ビジョン、効果的な教育課程やプログラム、教職員の資質開発を重視しています。

✅ 大学全体の質保証は点検・評価委員会が、教育課程レベルの質保証は教学マネジメントに関する委員会が担い、理事会や評議員会への報告など、大学と法人が連携した体制で内部質保証に取り組んでいます。

さらに読む ⇒京都外国語大学・京都外国語短期大学出典/画像元: https://www.kufs.ac.jp/about/evaluation/evaluation.html

大学は、自己点検・評価を通して、常に改善を続けているんですね。

大学評価基準は、大学が自己点検・評価を日常的に行い、改革・改善を促進するための指針です。

教育研究活動、組織運営、財務状況などを多角的に評価することで、大学の質を高めることを目指しています。

基準は『ミッションと教育の効果』『教育課程と学生支援』『教育資源と財的資源』『リーダーシップとガバナンス』の4つで構成されており、それぞれの基準の下にテーマと区分が設定されています。

大学はこれらの基準に基づいて自己点検・評価を行い、その結果を報告書にまとめます。

報告書には、内部質保証のレベルが『内部質保証ルーブリック』を用いて評価されます。

特に、基準Ⅰ『ミッションと教育の効果』では、内部質保証に重点が置かれ、学習成果を焦点とした質保証状況が評価されます。

大学は、4つの基準に基づいて自己点検・評価を行い、その結果に基づいて自主的な改革・改善に取り組むことが求められます。

大学って、常に進化してるんですね。

自己点検・評価と認証評価制度

自己点検・評価と認証評価制度の関係について、詳しく教えていただけますか?。

自己点検・評価に基づく改善活動の監理と外部評価による客観的な内部質保証の推進
自己点検・評価に基づく改善活動の監理と外部評価による客観的な内部質保証の推進

✅ 本学では、内部質保証体制を構築し、「推進委員会」に自己点検・評価に直接関与していない教職員や学外有識者を含めることで、幅広い視点を取り入れ、客観性と改善・向上に向けた取組みの精度を高めています。

✅ 各部局の自己点検・評価に基づいて改善計画の検証等を行い、必要に応じて施策内容や期限の修正を求めるなど、細やかなフィードバックを通して改善・向上に向けた取組みの実効性を高めています。

✅ 外部評価を行うことでシステムの適切性を確認し、内部質保証の推進・発展を図り、教育活動等の充実・向上に取り組んでいます。

さらに読む ⇒公益財団法人 大学基準協会|各教育機関への評価を通して質の維持や向上を目的として活動する機関出典/画像元: https://www.juaa.or.jp/case_study/detail.php?id=123&page=1

大学は、自己点検・評価と認証評価制度を通して、より質の高い教育を目指しているんですね。

日本の大学における自己点検・評価と認証評価は、大学教育の質を高め、社会のニーズに応える教育機関とするための重要な制度です。

自己点検・評価は、大学自身が教育研究などの状況を点検し、改善点を発見するための取り組みです。

平成3年から努力義務化され、平成11年から義務化されています。

大学は、自己点検・評価の結果に基づいて改善策を講じ、教育研究の質を高めることが求められます。

認証評価は、文部科学大臣の認証を受けた機関が、大学等の教育研究や組織運営などを総合的に評価する制度です。

平成16年4月から導入され、大学等は定期的に認証評価を受けるようになっています。

認証評価の結果は公表され、大学等は社会からの評価を受け、改善を図るよう促されます。

認証評価機関は、文部科学大臣が認証基準に適合すると認めた機関であり、大学等は複数の認証機関の中から評価を受ける機関を選択できます。

現在では、財団法人大学基準協会、財団法人日本高等教育評価機構、独立行政法人大学評価・学位授与機構などが認証評価機関として活動しています。

国立大学法人は、文部科学省に置かれる「国立大学法人評価委員会」によって、業務運営が評価されます。

評価委員会は、各国立大学法人の自己点検・評価に基づき、業務実績などを調査・分析し、総合的な評価を行います。

教育研究の状況の評価については、独立行政法人大学評価・学位授与機構に評価を依頼することもあります。

自己点検・評価と認証評価は、日本の大学教育の質を高め、社会のニーズに応える教育機関とするための重要な役割を担っています。

大学って、めっちゃ努力家やな。

今回の記事では、大学評価・短期大学認証評価について、様々な角度から解説させていただきました。

🚩 結論!

💡 大学評価・短期大学認証評価は、大学や短期大学の教育の質を保証するための重要な制度です。

💡 大学や短期大学は、この評価を受けることで、社会からの信頼を高め、より良い教育を提供することができます。

💡 大学評価・短期大学認証評価は、日本の大学教育の質を高めるための重要な役割を担っています。