Chrysanthemum Digest Logo Menu opener

2024年春闘:自動車業界の賃上げ要求は?自動車総連は中小企業の賃上げ促進を図る!!?

自動車総連が2024年春季生活闘争で賃上げ獲得額過去最高を達成! 25年春闘では1万2千円以上の賃上げ目標を掲げ、中小企業の賃上げ促進を目指す!

2024年春闘:自動車業界の賃上げ要求は?自動車総連は中小企業の賃上げ促進を図る!!?

📘 この記事で分かる事!

💡 自動車業界では、中小企業の賃上げが大きな課題となっている。

💡 政府は、中小企業の賃上げを促進するための政策を打ち出している。

💡 労働組合は、賃上げ要求を強化し、交渉を進めている。

それでは、今年の春闘について詳しく見ていきましょう。

2024年春季生活闘争の成果と今後の展望

自動車総連の春闘、賃金は過去最高! 今年の成果と今後の課題は?

賃金改善額7696円、過去最高!

はい、それでは、春闘の動向について詳しく解説していただきます。

大手には及ばないが4.66%と1992年以来の高い賃上げ率を達成し、物価上昇分を上回る(春闘取材:ビジネス・レーバー・トレンド 2024年 6月号)
大手には及ばないが4.66%と1992年以来の高い賃上げ率を達成し、物価上昇分を上回る(春闘取材:ビジネス・レーバー・トレンド 2024年 6月号)

✅ 今春闘では、岸田首相が推進してきた中小企業の賃上げに向けた取り組みが注目を集めている。政府は、発注者と受注者の双方に価格転嫁を促す指針を策定し、経済団体からも取引適正化を求める声が上がっている。

✅ 政府の政策や経済界の要請を受け、中小企業は賃上げを実現するための取り組みを進めている。連合の集計によると、中小企業の賃上げ率は1992年以来の高い水準に達している。

✅ しかし、一方で、日産自動車の下請け代金減額問題のように、取引適正化への取り組みが不足している企業も存在する。政府・経済界・労働組合の連携の下、中小企業の賃上げを継続的に実現していくことが重要である。

さらに読む ⇒独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)出典/画像元: https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2024/06/top_02.html

なるほど、中小企業の賃上げ率は高い水準にあるんですね。

2024年9月18日、自動車総連は新潟市で定期大会を開催し、2024年春季生活闘争の総括を確認しました。

今春の取り組みでは、賃金改善分の平均獲得額が7696円となり、賃上げが復活した2014年以降で最高水準を記録しました

金子会長は、未組織や取引先への波及効果も含め、大きな成果を挙げたと評価し、来春闘に向けて取引の適正化を加速させ、弱者への支援を強化していく考えを示しました。

大会では、2024~2025年度の運動方針の補強内容も決定され、年間休日数を126日に増やす目標が明記されました。

自動車総連は今春の取り組みで、賃金引き上げや価格転嫁を含む企業間取引の適正化、働く者の総合的な底上げを図ることを掲げ、各項目における取り組み基準を設定しました。

賃上げについては、技能職若手・中堅労働者向けの個別ポイント賃金と、平均賃金を含めた「絶対額を重視した取り組み」を推進しています。

大会では、今春の取り組みの進捗状況が報告され、賃金データの入手から配分への関与・検証まで、6つのステップのうちステップ5まで進んでいる組合は65.5%、ステップ6まで進んでいる組合は75.0%に達し、取り組みが定着しつつあると評価されました。

一方で、規模間や業種間の賃金格差は依然として課題であり、継続した取り組みが必要とされました。

個別賃金の要求・回答状況は減少傾向にあり、これは要求根拠の設定や会社の納得性獲得の難しさによるものと分析されました。

一方、平均賃金の最終結果は、賃金の維持分と改善分を合わせた平均獲得額が1万1166円、改善分のみの平均獲得額が7696円となり、どちらも過去最高を記録しました。

獲得した組合の割合は92.9%に達し、産業の魅力向上や物価上昇への対応など、労使間の真摯な議論が成果をあげたとされています。

ええ、まさにその通りです。政府の政策や経済界の要請によって、中小企業の賃上げが促進されているという現状が見て取れます。特に、連合の集計では、中小企業の賃上げ率は過去最高水準に達しているとのこと。これは朗報ですね!

金属労協の2025年闘争方針:賃上げで日本経済活性化へ

金属労協の2025年闘争目標は?

全組合1万2000円以上賃上げ

では、次は金属労協の取り組みについてですね。

金属労協/JCM : 金属労協 2024〜2025年度 運動方針
金属労協/JCM : 金属労協 2024〜2025年度 運動方針

✅ 金属労協は、2024年度は現行組織体制を維持しつつ、連合との連携強化、国際労働運動への積極的な参加、労働組合人材育成、金属産業政策への取り組み、金属共闘の継続、地方活動の支援など、多岐にわたる活動を展開していく。

✅ 特に、国際労働運動では、インダストリオールの仲間との連携強化、人権デュー・ディリジェンスにおける労働組合の参画推進、海外における労使紛争解決への支援などに取り組む。

✅ また、人材育成では、労働リーダーシップコースの改善、産別横断的なネットワークを活用した勉強会開催、国際労働研修プログラム等を通じた人材育成を重点的に行い、時代のニーズに対応した人材育成を推進する。

さらに読む ⇒金属労協/JCM - 全日本金属産業労働組合協議会出典/画像元: http://www.jcmetal.jp/files/2024-2025_undou/

なるほど、国際労働運動への積極的な参加や人材育成にも力を入れているんですね。

金属労協(JCM)は、2025年闘争方針として、すべての組合で1万2000円以上の賃上げに取り組むことを決定しました。

これは2024年方針の要求基準から2000円引き上げられたものです。

方針では、賃金構造維持分の確保に加え、成長と分配の好循環、人材確保、労働条件改善などを重視しており、賃上げを日本経済の活性化に繋げるための重要な取り組みとして位置付けています

具体的な要求基準としては、定期昇給などの賃金構造維持分を確保した上で、すべての組合で1万2000円以上の賃上げを目指します。

また、目標基準は基本賃金36万4000円以上、到達基準は基本賃金33万4000円以上、最低基準は到達基準の80%程度(26万7000円程度)と設定されています。

さらに、初任給の大幅な引き上げに伴う賃金カーブの歪み、中高年者の賃金水準の停滞など、賃金制度上の課題については労使で協議を行うことが盛り込まれています。

金子議長は、2024年闘争で残った課題を踏まえ、2025年闘争ではJC共闘として昨年以上の成果を目指し、賃上げの流れを定着させていくために、組織全体で実質賃金の向上を図り、春闘結果を日本全体に波及させていく必要があると述べています。

いやぁ、金属労協の2025年闘争方針、なかなかやるなぁ!1万2000円以上の賃上げって、ホンマに実現したら、日本経済も活性化するで!

中小単組の賃上げ促進へ:自動車総連の2025年春闘要求

25年春闘で自動車総連が中小単組に求める賃金改善額は?

1万2千円以上

続いて、自動車総連の2025年春闘要求についてですね。

自動車総連、2025年春闘の賃金改善「1万2000円以上」 7年ぶりに要求額 絶対額重視の方針は維持
自動車総連、2025年春闘の賃金改善「1万2000円以上」 7年ぶりに要求額 絶対額重視の方針は維持

✅ 自動車総連は、2025年春闘の賃金改善分(ベースアップに相当)の要求目安額として「1万2千円以上」を掲げる方針を発表しました。これは総連が要求額を示すのは7年ぶりであり、中小単組の賃上げ促進を図る狙いです。

✅ 総連は、19年から統一要求額の提示をやめていましたが、近年大手と中小の賃金格差が再び広がっているため、中小単組が堂々と要求できるよう目安額を示すことにしました。

✅ 目安額は、24年度の物価上昇率や中小と大手の賃金差を踏まえ、299人以下の労組の賃金改善分が1万2千円だった場合、賃上げ率は約5%となるように設定されました。自動車総連は25年に実質賃金の向上を目指しています。

さらに読む ⇒日刊自動車新聞 電子版|自動車専門紙出典/画像元: https://www.netdenjd.com/articles/-/310849

なるほど、中小企業の賃上げ促進を目的に、具体的な目安額を示したんですね。

自動車総連は2025年春闘で、中小単組の賃上げ促進を目的に「1万2千円以上」の賃金改善を要求することを発表しました。

これは、物価上昇に対応し、実質賃金の向上を図る狙いもあります。

同総連は、19年から大手と中小の賃金格差是正のため、統一要求額の提示をやめており、中小単組が主体的に要求額を決められるようにしてきました。

しかし、23年以降の物価上昇により賃上げの機運が高まる中、大手と中小の賃金差が再び広がる傾向が見られました。

そのため、25年春闘では、中小単組が堂々と賃上げ要求できるよう、背中を押す意味で1万2千円の要求額を提示しました。

この金額は、24年度の物価上昇率や中小と大手の賃金差を考慮して算出され、仮に299人以下の労組の賃金改善分が1万2千円に達すれば、賃上げ率は約5%となります。

ええ、自動車総連の2025年春闘要求、すごいですね!1万2000円以上の賃金改善って!中小企業の賃上げ促進に力を入れているのがよく分かります。

2024年春闘:自動車総連は過去最高水準の賃上げ獲得

自動車総連の春季交渉、賃上げは過去最高!どれだけの額?

平均1万3896円

では、2024年春闘の結果について見ていきましょう。

春闘、ホンダとマツダが満額回答 中小企業や他産業の交渉への弾み期待

公開日:2024/02/21

春闘、ホンダとマツダが満額回答 中小企業や他産業の交渉への弾み期待

✅ 2024年の春闘で、ホンダとマツダが組合要求に満額回答した。

✅ 大手メーカーの早期の満額回答は、中小企業や他産業の交渉に弾みをつけると期待されている。

✅ 今後の注目点は、トヨタ自動車の動向であり、同社からの前向きな結果が示されれば、業界内外や中小企業の春闘に好影響を与えそうだ。

さらに読む ⇒ロイター | 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/business/autos/2FNQLOIXVJO7JLRRKFWPEWYLP4-2024-02-21/

自動車総連は過去最高水準の賃上げを獲得したんですね。

自動車総連は2024年の春季労使交渉で、賃上げ獲得額平均が1万3896円となり、1975年以降で最高水準となったと発表しました

これはベースアップ相当の賃金改善分と定期昇給相当の維持分の合計で、85組合がベアの要求に対して満額回答しました。

特に中小企業では、48組合のうち20組合が満額回答し、賃上げの平均獲得額は前年比50%増の1万2211円となり、1995年以降で最高額を記録しました。

自動車総連は引き続き交渉を続け、最大限の成果を目指しています。

素晴らしいですね!自動車総連は、2024年の春闘で過去最高水準の賃上げを獲得したとのこと。これは、組合員の努力と交渉力、そして企業側の理解が実った結果でしょう。今後の交渉にも期待しています。

自動車業界の労使交渉:インフレ下での賃上げ要求と今後の展望

2023年春闘、自動車業界の賃上げ要求は?

3~5%程度

それでは、自動車業界の労使交渉について詳しく見ていきましょう。

トヨタ、過去最高の組合要求に満額回答 グループ各社も満額相次ぐ:ニュース:中日BIZナビ
トヨタ、過去最高の組合要求に満額回答 グループ各社も満額相次ぐ:ニュース:中日BIZナビ

✅ トヨタ自動車は、労働組合から過去最高の賃上げ要求を受け、満額で回答しました。

✅ グループ各社であるデンソー、豊田自動織機、アイシン、トヨタ紡織、東海理化、愛三工業、フタバ産業、トヨタ車体も、同社の組合から満額の賃上げ要求を受け、満額回答しています。

✅ これは、日本の中部地域の主要自動車・部品メーカーにおいて、2024年度の賃上げ交渉がまとまったことを意味するもので、今後の賃上げ動向に注目が集まります。

さらに読む ⇒中日BIZナビ出典/画像元: https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/78920/

なるほど、トヨタ自動車は労働組合からの過去最高の賃上げ要求を満額で回答したんですね。

2023年春季労使交渉において、自動車メーカーの労働組合は軒並み賃上げ要求を前年より増額し、賃上げ率は非開示のトヨタとスズキを除いて3~5%程度となった。

要求ベースの賃上げ率はホンダ、日産、マツダが3%を超え、特にホンダはベア1万2500円を含む月1万9000円の賃上げ、日産は前年から4000円増やし月1万2000円の賃上げを要求している。

トヨタは組合員平均の要求額を廃止し、職種・階級別に具体的な要求額を示す方針に転換した。

物価高騰などを踏まえ、トヨタ労組は賃上げ額の1人当たりの原資が過去20年で最高水準になると発表し、ベア相当分を含むことを3年ぶりに明らかにした。

一方、自動車総連の金子会長は、インフレによる生活環境の変化が大きく、例年とは異なる交渉になることを強調し、労働者の生活水準向上に向けて賃上げ交渉に臨む姿勢を示した。

今回の交渉は、インフレ下での組合員生活水準向上を目的とし、各社の労組は積極的に賃上げ要求を行うことで、今後の賃金動向に大きな影響を与えることが予想される。

自動車総連は2025年春季労使交渉で、賃上げ要求の目安額として月1万2000円を示す方針案を発表しました。

これは、7年ぶりの具体的な金額提示となります。

自動車総連は、これまでトヨタの方針に配慮し、ベア要求の統一化を見送ってきました。

しかし、中小労組から交渉基準への疑問の声が上がる中、物価上昇への対応と中小企業への賃上げ浸透を促すため、目安額を示すことにしたようです。

自動車産業は現在、自動運転やEVの普及など変革期を迎えており、人材確保が急務となっています。

自動車総連は、今回の賃上げ目標を通じて、自動車業界全体の競争力強化を目指しています。

いやぁ、ホンマにすごい!トヨタが満額回答って、これは日本の賃上げ動向に大きな影響を与えそうだなぁ!今後の展開に注目やなぁ!

今回の記事では、2024年春闘における自動車業界の賃上げ要求とその動向について見てきました。

🚩 結論!

💡 自動車総連は、中小企業の賃上げ促進を目的に、2025年春闘で1万2千円以上の賃金改善を要求する方針を発表しました。

💡 トヨタ自動車は、労働組合からの過去最高の賃上げ要求を満額で回答しました。

💡 2024年の春闘では、自動車総連は過去最高水準の賃上げを獲得しました。