Chrysanthemum Digest Logo Menu opener

新学習指導要領って、一体ナニ?(疑問形(?マーク)で終わる)とは!?

新学習指導要領って、一体ナニ?(疑問形(?マーク)で終わる)とは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 新学習指導要領は、2020年度から小学校で全面実施されています。

💡 これからの社会を生き抜くために必要な「生きる力」の育成を目指しています。

💡 従来の知識偏重の教育から、思考力や判断力などを重視した教育へと転換しています。

それでは、新学習指導要領について詳しく見ていきましょう。

学習指導要領の変遷と新しい学習指導要領の概要

新学習指導要領の内容は、時代の変化を反映し、子どもたちの将来に役立つ内容となっているのですね。

新学習指導要領」小中高生は何が変わるのか 今さら聞けない基本中の基本を徹底解説

公開日:2020/07/16

新学習指導要領」小中高生は何が変わるのか 今さら聞けない基本中の基本を徹底解説

✅ 2020年度から小学校で全面実施が始まった新学習指導要領は、激動の時代に適応し、子どもたちの将来に繋がる教育を実現するために改訂されました。特に、情報化社会に欠かせない情報活用能力を「学習の基盤となる資質・能力」として位置付けたことが象徴的です。

✅ 今回の改訂では、グローバル化に対応し、小学校3~4年生から外国語活動を導入、5~6年生では「外国語」を教科として導入するほか、情報化に対応するため小学校でプログラミング教育を必修化しました。

✅ 新学習指導要領では、言語能力、理数教育、道徳教育、主権者教育、消費者教育など、これからの社会を生きるために必要な多岐にわたる能力育成にも重点が置かれています。また、教育とテクノロジーを融合したEdTechの発展を見据え、学習活動におけるICT活用を推進するためのGIGAスクール構想も推進されています。

さらに読む ⇒ 東洋経済education×ICT出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/361419

新学習指導要領は、まさに時代の変化に対応した内容ですね。

日本の教育は、戦後から現在まで、ほぼ10年毎に学習指導要領が改訂されてきました。

それぞれの改訂は時代の変化を反映し、社会の変化に適応できる「生きる力」を育成することを目指してきました。

例えば、昭和33年の改訂では道徳の時間の新設や基礎学力の充実が図られ、平成10年の改訂では「総合的な学習の時間」が新設され、自ら学び自ら考える力を育成することが目指されました。

そして、2020年度から小学校、2021年度から中学校、2022年度から高等学校で順次実施されている新しい学習指導要領は、グローバル化やAI技術の発展など、社会の変化に対応し子供たちが自ら課題を見つけ、解決できる力、つまり「生きる力」を育むことを目指しています。

新しい学習指導要領では、知識・技能だけでなく、思考力、判断力、表現力、学びに向かう力などを総合的に育むことを目指しています。

具体的には、小学校中学年から外国語教育を導入し、小学校ではプログラミング教育を必修化します。

また、言語能力の育成を重視し、国語だけでなく様々な教科で言語活動を展開することで、言葉の力を育みます。

そうですね。新学習指導要領は、教育の質を高め、子供たちの未来を明るくするものであり、大変意義のあるものだと思います。

教育の目的と各学校段階における目標

教育基本法と学校教育法の違い、とても分かりやすかったです。

学校教育法と教育基本法の違い☆見分け方のポイント

公開日:2017/04/11

学校教育法と教育基本法の違い☆見分け方のポイント

✅ この記事は、保育士試験の「教育原理」で出題されやすい「教育基本法」と「学校教育法」の違いを解説しています。

✅ 「教育基本法」は、教育全般について定めた法律で、条文数は少なく、生涯学習や家庭教育など、学校教育以外の教育にも触れています。一方、「学校教育法」は、学校教育についてより具体的に定めた法律で、「教育基本法」よりも条文数が多く、学校教育に関する詳細な規定が記載されています。

✅ 記事では、それぞれの法律の特徴を分かりやすく説明するために、条文の内容や例を挙げて両者の違いを明確にしています。また、試験でよく問われる重要な条文をピックアップし、見分け方のポイントを詳しく解説しています。

さらに読む ⇒保育士試験対策クイズ出典/画像元: https://hoikushi-taisaku.com/kyouiku-kihon-ou-gakkou-kyouiku/

各学校段階における目標も明確で、子供たちの成長を段階的にサポートしていく仕組みが良く分かります。

教育基本法では、人格の完成を目標とし、平和的な国家・社会の形成者育成を目指すとされています。

また、真理と正義を愛し、個人の価値を尊重し、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた国民育成を期すとされています。

学校教育法では、教育目的はあらゆる機会・場所で実現されるべきとされ、学問の自由尊重、実際生活への即応、自発的精神育成、文化創造・発展への貢献を重視しています。

小学校では、初等普通教育を施し、社会生活における人間関係理解、協同、自主・自律精神を養うことを目標としています。

郷土・国家の現状と伝統理解、国際協調精神を育成し、日常生活に必要な知識・技能(衣食住、産業、国語、数量、自然現象)を習得します。

また、健康・安全・幸福な生活習慣と心身の調和的発達を図り、音楽、美術、文芸等の基礎的な理解と技能を養います。

中学校では、小学校教育の基礎の上に、中等普通教育を施し、国家・社会の形成者としての資質を養うことを目標としています。

職業に関する基礎知識・技能、勤労を重んずる態度、将来の進路選択能力を育成し、社会的活動促進、感情の正導、公正な判断力を養います。

高等学校では、中学校教育の基礎の上に、中等教育を充実させることを目的とし、個性を生かした能力開発、社会に貢献できる人材育成を目指しています。

特定の職業に就くための知識・技能を習得させ、社会生活の基盤となる教養を涵養し、自主性・創造性・主体性を重視し、各自の能力と適性に応じた進路選択を支援します。

うん、ほんまに。今の子供たちは、将来、AIとかも使う時代やから、社会に貢献できる人材育成が重要やねん。

新学習指導要領の目指す教育

「生きる力」という概念、とても重要ですね。

新学習指導要領】子どもの「生きる力」を育む教育とは?│How Kids
新学習指導要領】子どもの「生きる力」を育む教育とは?│How Kids

✅ 「生きる力」とは、知・徳・体のバランスの取れた力であり、変化の激しい社会を生き抜くために必要な力です。これは、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力という3つの要素をバランスよく育てることを意味します。

✅ 「生きる力」は、自己教育力を育てる力でもあります。社会の変化が激しいため、学校で習った知識が将来必ずしも役立つとは限りません。そこで重要になるのが、変化に対応し、自ら学び続ける力です。

✅ 「生きる力」を育むために、学校では、未知の事柄への思考力・判断力・表現力、学びに向かう力、実生活で応用できる知識と技能という3つの柱を重点的に育成しています。これらの力を磨くことで、子どもたちは生涯にわたり自立して学び、社会で活躍できるようになります。

さらに読む ⇒How Kids|21世紀の子育てを考えるメディア(正解がない時代の幼児教育)出典/画像元: https://how-kids.com/knowledge/glossary/3219/

新学習指導要領が目指す教育は、子供たちの将来にとって有意義なものだと感じました。

新学習指導要領は、知識・技能を単に教え込む教育から「生きる力」を育成する教育へと転換することを目指しており、知識・技能を軽視するものではなく、基礎・基本を徹底することの重要性を強調しています。

具体的には、教育内容の厳選、選択学習の拡大、「個に応じた指導」の充実、「総合的な学習の時間」の創設などを行い、知識・技能を単に教え込む教育から「生きる力」を育成する教育へと転換することを目指しています。

新学習指導要領が全面実施されてから1年以上が経過し、多くの学校で創意工夫に満ちた取組が進められている一方で、指導に必要な時間の確保が不足している事例や、新学習指導要領のねらいを十分に踏まえた指導がなされていない事例も見受けられます。

これは、新学習指導要領のねらいや背景についての周知が不十分であったことが一因と考えられます。

今後、少子高齢化社会の進行や高度情報化社会の進展など、社会が大きく変化していく中で、学校教育は「確かな学力」と「生きる力」の育成を通して、変化に適応できる人材育成に貢献していくことが重要です。

そのためには、学校・家庭・地域社会の連携を強化し、新学習指導要領のねらいをより効果的に実現していく必要があります。

私も、将来役に立つ知識を身につけたいです!

子供たちの学びと育成すべき資質・能力

学びに向かう力は、これからの時代を生き抜くために不可欠な力ですね。

学びに向かう力』とは、どんな資質・能力?
学びに向かう力』とは、どんな資質・能力?

✅ 「学びに向かう力・人間性等」は、従来の「関心・意欲・態度」を包含しつつ、さらに深化した概念であり、社会参画や国家・社会の形成者といった意味合いも含まれています。

✅ 具体的には、主体的な学習への取り組み、メタ認知能力(自分の思考プロセスを客観的に捉える力)、多様性への尊重、協働力、持続可能な社会への意識、リーダーシップやチームワーク、感性、優しさや思いやりなどを指します。

✅ 「我慢できる」能力は、社会情動的スキル(social-emotional skills)の一部として、「学びに向かう力」を構成する要素のひとつと捉えられます。

さらに読む ⇒ 中学校の社会科の授業づくり出典/画像元: https://social-studies33.com/2017/08/07/%E3%80%8E%E5%AD%A6%E3%81%B3%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%8B%E3%81%86%E5%8A%9B%E3%80%8F%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E8%B3%87%E8%B3%AA%E3%83%BB%E8%83%BD%E5%8A%9B%EF%BC%9F/

我慢する能力も大切なのですね。

新しい学習指導要領は、子供たちが社会に開かれた教育課程を通じて、何を身に付けるのかを明確に示す必要がある。

そのためには、学習する子供の視点に立ち、教育課程全体や各教科等の学びを通じて「何ができるようになるのか」という観点から、育成すべき資質・能力を整理する必要がある。

学びの過程では、主題に対する興味を喚起し、問題意識を生じさせ、知識や技能を獲得し、試行錯誤しながら問題解決に向かう深い学習プロセスが重要となる。

また、対話を通して他者の考え方を吟味し、自分の考え方の適用範囲を広げることが重要である。

知識に関しては、個別の事実に関する知識と、社会で汎用的に使える概念等に関する知識とに構造化されるという視点を重視する必要がある。

個々の知識を習得するだけでなく、既存の知識と関連付けることで、様々な場面で活用できる基本的な概念等として体系化していくことが重要である。

技能についても、獲得した個別の技能を関連付けて、様々な場面で活用できる複雑な方法として身に付き熟達していくということが重要であり、長期的な視野で学習を組み立てていくことが重要である。

これらの知見は、芸術やスポーツ等の分野における学びについても当てはまり、これらの分野における学習プロセスやそれを通じて身に付く力の在り方も含めて、教育課程全体の中で構造化していくことが必要である。

確かに、知識を詰め込むだけじゃなく、社会で生きていくための「力」を育てる事が重要やな。

これからの教育とカリキュラム・マネジメントの重要性

カリキュラム・マネジメント、学校にとって非常に重要な要素ですね。

新学習指導要領を理解しよう!③ カリキュラムマネジメントって何?
新学習指導要領を理解しよう!③ カリキュラムマネジメントって何?

✅ 新学習指導要領の中心概念である「社会に開かれた教育課程」を実現するために、各学校における「カリキュラムマネジメント」が重要であることを説明しています。

✅ カリキュラムマネジメントとは、学校における教育内容や活動を効果的に推進するための「管理」や「経営」であり、学校の実情に応じたカリキュラム開発や学校改善、特色づくりを推進する上で欠かせないものです。

✅ カリキュラムマネジメントは、現状を把握し課題を特定した上で、PDCAサイクルを用いて改善策を実行し、効果を評価するというプロセスを繰り返すことで、学校全体の質を高めるための取り組みです。

さらに読む ⇒Egurotのブログ出典/画像元: https://egurot.hateblo.jp/entry/2020/05/01/185228

一人一人のニーズに応じた教育を推進していくために、カリキュラム・マネジメントは欠かせないものだと感じました。

一人一人は、多様な可能性を持った存在であり、多様な教育ニーズを持っている。

成熟社会において新たな価値を創造していくためには、一人一人が互いの異なる背景を尊重し、それぞれが多様な経験を重ねながら、様々な得意分野の能力を伸ばしていくことが、これまで以上に強く求められる。

一方で、苦手な分野を克服しながら、社会で生きていくために必要な基礎的な能力を身に付けることも重要である。

今回の学習指導要領改訂では、学校教育の目的達成に向けた「カリキュラム・マネジメント」の重要性が増しています。

これは、教育課程全体を通して、教科横断的な視点と学校全体としての取り組みを統合し、教育活動と組織運営の改善を図ることを意味します。

具体的には、以下の3つの側面から「カリキュラム・マネジメント」を捉える必要があります。

1. 教科横断的な教育内容の編成 各教科等の教育内容を相互の関係で捉え、学校教育目標に基づいた組織的な配列を行い、目標達成に必要な教育内容を明確にする。

2. PDCAサイクルの確立 子供たちの姿や地域の実情等に基づき、教育課程の編成、実施、評価、改善という一連のサイクルを確立し、教育内容の質を向上させる。

3. 資源の効果的な活用 教育内容と教育活動に必要な人的・物的資源を、地域等の外部資源も含めて効果的に組み合わせる。

特に、これからの時代に求められる資質・能力を育むためには、各教科等における学習の充実はもちろん、教科横断的な視点で学習を成り立たせていくことが重要です。

そのため、教科等間のつながりを捉え、相互の関連付けや横断を図る手立てや体制を整える必要があります。

また、学校全体としての取り組みとして、校長や園長を中心としつつ、教科等の縦割りや学年を越えて、学校全体で「カリキュラム・マネジメント」に取り組む体制作りが求められます。

管理職のみならず、全ての教職員がその必要性を理解し、日々の授業等についても、教育課程全体の中での位置付けを意識することが重要です。

さらに、保護者や地域の人々等を巻き込んだ「カリキュラム・マネジメント」を確立し、「社会に開かれた教育課程」を実現していくことが重要です。

「アクティブ・ラーニング」の視点と連携し、学校組織力を高める観点から、学校の組織及び運営について見直しを行う必要があり、学習の在り方そのものの問い直しを目指していくことが重要です。

ホンマに、学校も時代に合わせて変わっていかんとアカンねん。

今回の新学習指導要領は、教育のあり方を大きく変えようとしていますね。

🚩 結論!

💡 新学習指導要領は、子供たちの「生きる力」を育むことを目指しています。

💡 知識・技能だけでなく、思考力や判断力、表現力などの育成を重視しています。

💡 学校教育は、社会の変化に対応できる人材育成に貢献していくことが重要です。