早稲田大学のオンライン授業は、コロナ禍でどのように進化した?早稲田大学のオンライン授業事情とは!?
💡 早稲田大学は、コロナ禍以前からオンライン教育に取り組んでおり、充実した環境が整っている。
💡 オンライン授業の実施には課題も存在するが、学生の満足度は向上している。
💡 早稲田大学は、今後もオンライン授業を進化させ、質の高い教育を提供していくことを目指している。
それでは、早稲田大学のオンライン授業について詳しく見ていきましょう。
早稲田大学のオンライン授業 過去と未来
早稲田大学は、オンライン授業の導入に関して、様々な取り組みを行っているのですね。
公開日:2022/06/01
✅ 早稲田大学は、新型コロナウイルス感染拡大以前から約1600科目でオンデマンド型授業を実施しており、教育工学の分野における研究成果と通信教育課程「人間科学部eスクール」の経験を活かして、コロナ禍におけるオンライン授業への対応をスムーズに行うことができました。
✅ 2020年4月には、教職員向けの技術・運営支援拠点「CTLT」を開設し、オンライン授業に関する技術的な解説や授業デザインに関するノウハウを提供するとともに、個別相談やセミナーを通して教員をサポートすることで、全科目のオンライン授業開始を可能にしました。
✅ 学生からは、オンライン授業の利便性や柔軟性に関する肯定的な意見が多く寄せられましたが、課題の多さや孤独感など、改善点も指摘されました。大学側では、これらの意見を踏まえ、秋学期以降は対面授業とオンライン授業を組み合わせたハイフレックス型授業を導入し、教室設備の改良など、より充実した教育環境の整備に取り組んでいます。
さらに読む ⇒ 東洋経済education×ICT出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/578902対面授業とオンライン授業を組み合わせるハイフレックス型授業は、学生にとってより柔軟な学習環境を提供できるのではないでしょうか。
2020年度、新型コロナウイルスの影響で早稲田大学は春学期の授業をオンラインに移行しました。
2021年度は対面授業の7割実施を目指して春学期がスタートしましたが、オンライン授業は今後も重要な選択肢として残ります。
オンライン授業には大きく分けて3種類あり、オンデマンド型、リアルタイム配信型、ハイブリッド型があります。
ハイブリッド型はオンラインと対面授業を組み合わせた形式で、ブレンド型とハイフレックス型に分けられます。
特に、事前学習をオンラインで行い、対面授業でアクティブラーニングを行う反転授業は、学習効果が高いと言われています。
早稲田大学は、2003年から通信教育課程「人間科学部eスクール」を設立し、2006年には「早稲田大学OpenCourseWare」をスタートさせ、オンラインコンテンツの取り組みに早くから着手してきました。
大学が掲げる「WasedaVision150」では、2032年までに教員による一方通行型の授業をオンデマンド化し、教室での授業を対話型、問題発見・解決型教育に移行する目標を掲げています。
早稲田大学は、コロナ禍以前からオンライン授業のノウハウを蓄積しており、設備や環境整備も進めています。
定員50名以上の教室では、Webカメラ、パソコン、マイクなどの機材が設置され、フルオンライン授業への切り替えも可能です。
オンライン授業の実施には課題も残されていますが、教育工学では試行錯誤を重ねながら「よりよい」授業の実践的な知見を蓄積しています。
教員同士の情報共有や教育工学の活用によって、質の高いオンライン授業が実現していくことが期待されます。
そうですね。早稲田大学は、コロナ禍以前からオンライン教育への取り組みを積極的に進めており、その成果がコロナ禍において発揮されたと言えるでしょう。
オンライン授業への挑戦 森本教授の経験
森本先生は、オンライン授業の経験を通して、多くの課題や工夫点を感じているんですね。
✅ 早稲田大学理工学術院の森本章倫教授は、オンライン授業による対面授業との差異や工夫、課題について語りました。オンライン授業での学生の反応が見えにくいこと、習熟度を測る試験問題の工夫、学生の精神的な負担軽減への取り組みなど、具体的な経験に基づいた詳細な説明がありました。
✅ 森本教授は、オンライン授業では質疑応答時間を長めにとって学生との距離を縮め、深い議論を促す工夫を取り入れ、学生の質問レベルが向上したことを実感しています。また、試験問題を工夫し、カンニング対策や理解度を測る方法を模索しています。
✅ 森本教授は、オンライン授業での課題として習熟度の評価方法を挙げ、学生の精神的な負担軽減の重要性を強調しています。コロナ禍における都市計画の重要性についても触れ、学生へのメッセージとして、変化への対応力や学び続けることの重要性を訴えています。
さらに読む ⇒早稲田大学出典/画像元: https://www.waseda.jp/inst/weekly/feature/2020/11/23/80620/オンライン授業では、学生との距離を縮める工夫が重要なんですね。
学生の精神的な負担軽減も大切だと思います。
コロナ禍で、早稲田大学の授業はオンライン化が進みました。
本記事では、理工学術院の森本章倫教授、文学学術院の新井浩子講師、政治経済学術院の遠矢浩規教授の3名の先生方に、オンライン授業の経験についてインタビューしました。
森本教授は、オンライン授業開始当初は、学生の反応が読み取れないことや、内容を伝える難しさを感じていたと語ります。
しかし、授業時間の使い方を見直し、質疑応答時間を設けることで、学生との距離を縮め、活発な議論を生み出すことに成功しました。
また、オンライン試験のカンニング対策として、参考書を見ながらでも解ける問題を多数用意し、学生ごとにランダムに出題するなど、工夫を凝らしています。
オンライン授業を通して、森本教授は学生の精神的な負担の大きさを認識し、ヒアリング時間を設けたり、課題の負担を減らす工夫をしたりすることで、学生へのサポート体制を強化しました。
森本教授は、都市計画という専門分野を通して、コロナに対応するための都市のあり方について、社会から多くの質問を受けていることを明かし、コロナ禍における新たな課題に挑戦していく決意を示しています。
本記事では、森本教授のオンライン授業への取り組みや、コロナ禍における学生へのサポート体制強化について詳しく紹介しており、読者はオンライン授業の現状や教員の努力について理解を深めることができます。
森本先生、オンライン授業のこと、詳しく教えてくれてありがとうございます!学生の反応が見えにくいとか、試験問題の工夫とか、ホンマに大変やなぁ。でも、オンライン授業でも学生との距離を縮めようとして、深い議論を促す工夫を取り入れてるって、素晴らしいですね!
オンライン授業アンケート 学生の声
オンライン授業に関する学生の満足度が向上しているのは、嬉しいですね。
公開日:2021/05/18
✅ 早稲田大学が実施した2020年度秋学期のオンライン授業に関する調査結果では、春学期に比べて学生の満足度が向上していることが明らかになった。
✅ 特に、オンライン授業に満足している学生の割合は、春学期の31.8%から秋学期の52.1%に増加し、学生生活全体でも満足度は向上している。
✅ また、オンライン授業の課題として挙げられていた「課題が多い」「身体的な疲れ」「孤立感」「課題提出の不安」といった項目については、春学期に比べて改善が見られた。
さらに読む ⇒受験や進路・進学情報の教育ニュースは「リセマム」出典/画像元: https://resemom.jp/article/2021/05/18/61845.html学生の意見を反映した授業は、学生の満足度が高いんですね。
これから、学生の意見をより積極的に取り入れて、より良い授業作りを目指していくことが重要だと思います。
早稲田大学大学総合研究センターが実施した、2020年度秋学期のオンライン授業アンケート調査の結果、春学期に比べて学生の満足度が向上し、オンライン授業に対する不満も減少したことが判明しました。
具体的には、オンライン授業に満足したと回答した割合は31.8%から52.1%に、満足いかなかった授業があったと回答した割合は73.7%から55.5%に減少し、オンライン授業の改善点として挙げられていた「課題が多い」「身体的な疲れをより感じる」「友達と一緒に学べず孤立感を感じる」「課題提出ができているのか不安だった」といった項目も、いずれも春学期より減少していました。
一方で、最も有益な授業では「課題に対するフィードバックがある」「授業内容や授業の進め方に学生の意見が反映される」といった項目で肯定的な回答が多くみられた一方、不満な授業ではこれらの項目に対する肯定的な回答が少なく、学生の意見が反映されていない授業に対する不満が依然として存在していることが示唆されました。
私もオンライン授業、受けたことあるんですけど、課題が多いとか、孤立感とか、課題提出の不安とか、ホンマに感じてました。でも、このアンケートの結果を見ると、春学期よりも秋学期は改善されてて、少し安心しました。
未来へ向けて オンライン授業の進化
早稲田大学は、オンライン授業の課題克服に向けて、積極的に取り組んでいるんですね。
✅ 早稲田大学は、2020年度から、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、学生のオンライン授業への移行やキャンパスへのアクセス制限など、さまざまな対策を講じてきました。
✅ その結果、学生のオンライン授業への満足度は高い一方で、キャンパスでの対面授業や学生同士の交流機会が減少し、大学生活の質が低下しているという懸念も出てきています。
✅ 早稲田大学は、これらの課題を克服するため、対面授業の再開やオンライン授業と対面授業を組み合わせたハイブリッド型の授業など、学生の学びを支援する新たな取り組みを進めています。
さらに読む ⇒������ˡ�� ��Ω��ؾ��鶨�� �� JUCE出典/画像元: https://www.juce.jp/LINK/journal/2104/02_02.htmlオンライン授業と対面授業を組み合わせたハイブリッド型授業は、学生にとって、より良い学びの機会を提供できそうですね。
早稲田大学大学総合研究センターは、これらの結果を受けて、ウィズ/ポストコロナ時代における授業運営指針として、「オンライン授業・ハイブリッド授業の検討および運営に関する6箇条」を策定し、全学での授業改善を促しています。
早稲田大学は、学生の学びを支援するために、様々な取り組みを進めてるんですね。オンライン授業も、進化し続けてるんやなぁ。
早稲田大学のオンライン授業は、コロナ禍をきっかけに大きく進化し、学生の満足度も向上していることが分かりました。
💡 早稲田大学は、コロナ禍以前からオンライン教育に取り組んでおり、充実した環境が整っている。
💡 オンライン授業の実施には課題も存在するが、学生の満足度は向上している。
💡 早稲田大学は、今後もオンライン授業を進化させ、質の高い教育を提供していくことを目指している。