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歳費法って、一体ナニ?(疑問符で終わる)国会議員の給与制度とは!!?

国会議員の歳費、旅費、手当の仕組みを徹底解説!改正履歴も網羅。昭和22年から現在までの歳費法の変遷をわかりやすくまとめました。

歳費法って、一体ナニ?(疑問符で終わる)国会議員の給与制度とは!!?

📘 この記事で分かる事!

💡 国会議員の歳費、旅費、手当などの支給に関する法律です。

💡 国会議員の活動に必要な経費を確保し、職務遂行を円滑に行うために制定されました。

💡 歳費法の改正は、近年、政治資金問題や不正利用などが発覚したことから注目されています。

それでは、歳費法の概要から見ていきましょう。

歳費法の目的と概要

歳費法の目的は?

活動経費確保

それでは、歳費法の概要を解説して行きます。

提出法案】「歳費法改正案」を立憲民主党が維新の会と共同で提出

公開日:2023/08/18

提出法案】「歳費法改正案」を立憲民主党が維新の会と共同で提出

✅ 立憲民主党と日本維新の会は、正当な理由なく国会に登院しない議員への歳費支払いを制限するための歳費法改正案を共同で提出しました。

✅ 改正案では、懲罰委員会によって懲罰が科せられた議員に対して、登院しない期間の歳費を40%減額する内容となっています。

✅ 両党は、憲法上の問題や国家公務員の起訴休職の事例などを考慮し、歳費の全額差し止めではなく、減額という形で法案を提出しました。

さらに読む ⇒ 立憲民主党出典/画像元: https://cdp-japan.jp/news/20230302_5526

歳費の減額は、議員の活動への影響も考えられるため、難しい問題ですね。

昭和22年4月30日に公布された『国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律』(通称:歳費法)は、国会議員の活動に必要な経費を確保し、その職務の遂行を円滑に行うことを目的としています

この法律は、国会議員の歳費、旅費、手当に関する規定を定めており、国会議員の報酬体系の基礎となっています。

そうですね。歳費法は、国会議員の活動を支える重要な法律なので、改正には慎重な議論が必要ですね。

国会議員への歳費・手当

国会議員はどんな手当を受け取れる?

歳費、旅費、手当

それでは、国会議員への歳費・手当について解説して行きます。

歳費法改正法案について(調査研究広報滞在費関連)
歳費法改正法案について(調査研究広報滞在費関連)

✅ 国会議員の調査研究広報滞在費に関する改正法案が可決され、議員は毎年、滞在費の金額と支出内容を領収書とともに報告書として提出することが義務付けられました。また、残余があれば返還しなければならないことになりました。

✅ 今回の改正は、これまで非課税で公開義務もなかった滞在費の使途を透明化し、政治不信の解消に繋がるものとして期待されています。しかし、改正案はすでに多くの自治体で実施されている内容であり、自民党の政治資金問題などに比べて、旧滞在費の目的外使用と残余の着服の方が悪質であると指摘されています。

✅ 改正案は令和7年8月から施行され、今後、使途報告の開示時期と選挙が重なる可能性がある場合の対応などが課題となります。また、政府は残余を自身の政治団体に移して残余をなくすことはできないことを確認しています。

さらに読む ⇒選挙ドットコム|日本最大の選挙・政治情報サイト出典/画像元: https://go2senkyo.com/seijika/178781/posts/1024092

滞在費の使途を透明化するというのは、良いことだと思います。

しかし、実効性があるのか、注目していきたいですね。

歳費法では、国会議員への歳費、旅費、手当などが定められています。

歳費は、議長が月額217万円、副議長が月額158万4千円、議員が月額129万4千円を受け取ります

議員は、議院の公務により派遣された場合は、別に定められた旅費を受け取ります。

また、月額100万円の調査研究広報滞在費が支給され、国政に関する調査研究、広報、国民との交流、滞在等の議員活動に充当されます。

さらに、6月1日と12月1日に在職する議員には、それぞれ期末手当が支給されます。

期末手当の額は、歳費月額に一定の割合を乗じて算出されます。

滞在費の使い道は、国民の関心の高い問題なので、透明化は重要ですね。

国会議員の特殊乗車券

国会議員は無料で電車や飛行機に乗れるの?

はい、可能です。

それでは、国会議員の特殊乗車券について解説して行きます。

JR議員パス 廃止含めて見直し急げ:中日新聞Web
JR議員パス 廃止含めて見直し急げ:中日新聞Web

✅ 山下八洲夫容疑者のJR無料パス不正利用事件を受け、議員向けJR無料パスの廃止を求める声が高まっている。

✅ 無料パスは歳費法に基づき支給され、議員の職務遂行に資する目的で利用されるとされているが、実態は私的利用が横行し、利用履歴の記録もされないため、特権意識が抜けきらない議員の不正利用の温床となっている。

✅ 議員には既に文通費が支給されており、無料パスは二重取りに当たる。透明性と公平性を確保するため、無料パスは廃止し、交通費は文通費から支出、文通費は実費精算とし、使途を公開すべきだと主張している。

さらに読む ⇒中日新聞Web出典/画像元: https://www.chunichi.co.jp/article/469155

議員向けJR無料パスの廃止は、賛否両論あると思いますが、透明性を高めるためには必要な措置だと思います。

国会議員は、職務の遂行のために、鉄道会社や航空会社の運賃を支払うことなく乗車できる特殊乗車券の交付を受けられます。

えー、議員さんって、無料パスとかあるんですか?!なんか、ずるい気がする…

歳費法の改正履歴

歳費法はどれくらい改正されましたか?

79回改正されました

それでは、歳費法の改正履歴について解説して行きます。

歳費返還の法改正また見送り 与野党の隔たり埋まらず、動き停滞
歳費返還の法改正また見送り 与野党の隔たり埋まらず、動き停滞

✅ 選挙違反で当選無効となった国会議員に歳費返還を義務付ける歳費法改正が、与野党の意見対立により再び見送られる見通しとなりました。

✅ 改正のきっかけとなったのは広島県での大規模な選挙買収事件で、過去3年間で5回の法改正機会がありましたが、法案提出には至っていません。

✅ 与野党の意見対立が法改正の妨げとなっており、具体的な法案提出や議論が進まない状況が続いていることがわかります。

さらに読む ⇒中国新聞デジタル出典/画像元: https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/321612

選挙違反で当選無効になった議員に歳費返還を義務付けるというのは、当然のことだと思います。

法改正が進まないのは残念です。

歳費法は、昭和22年から昭和59年までに79回の改正が行われました。

法令沿革には、各改正の法律番号、公布年月日、改正内容、改正による法令の詳細情報へのリンクが記載されています

歳費法は、多くの改正が行われているんですね。時代の変化に合わせて、適切に改正されていくことが重要だと思います。

法令沿革からわかること

歳費法の改正内容はどんな情報源で見られますか?

法令沿革の情報

それでは、法令沿革からわかることについて解説して行きます。

法令の改正と履歴
法令の改正と履歴

✅ この記事は、法令データの時系列分析に必要な、法令の改正と履歴の基礎について解説しています。

✅ 法令は公布後、改正を経て新しいリビジョンが生成され、その都度効力を持つ条文が更新されます。

✅ 法令の改正には、改正規定を用いた「溶け込ませる」というプロセスがあり、改め文や新旧対照表方式などの表現方法があります。

さらに読む ⇒ 法令データ ドキュメンテーション(α版)出典/画像元: https://laws.e-gov.go.jp/docs/law-data-basic/da91fe9-law-revisions/

法令沿革の情報は、法令の改正経緯を理解するために非常に重要ですね。

法令沿革の情報を見ることで、歳費法の改正履歴と各改正内容を詳細に把握することができます

法令沿革って、なんか難しい言葉やけど、要するに、法律の履歴ってことやんな?

以上、歳費法について解説しました。

今後も歳費法の動向に注目していきましょう。

🚩 結論!

💡 歳費法は、国会議員の活動を支える重要な法律です。

💡 歳費法の改正は、政治資金問題や不正利用などの問題を背景に行われています。

💡 歳費法の改正は、国民の関心を集めており、今後も議論が続けられることが予想されます。