Chrysanthemum Digest Logo Menu opener

QPS研究所の小型SAR衛星、アマテル-Ⅳ!?アマテル-Ⅳのファーストライトとは!?

九州大学発の宇宙ベンチャー、QPS研究所が東証グロース市場へ上場!小型SAR衛星で地球観測、防災・インフラ管理など多岐にわたる分野に貢献。世界を驚かせ、未来を良くする挑戦に注目!

QPS研究所の小型SAR衛星、アマテル-Ⅳ!?アマテル-Ⅳのファーストライトとは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 QPS研究所は、小型SAR衛星を用いた準リアルタイム地上観測データサービスの提供を目指しています。

💡 同社は、世界で初めてSAR衛星を100kg以下まで小型化することに成功しました。

💡 アマテル-Ⅳは、ファーストライト公開後、高精細な画像を取得し、その性能の高さを証明しました。

それでは、アマテル-Ⅳの打ち上げから、QPS研究所の今後の展望まで詳しく見ていきましょう。

QPS研究所の歩みとSAR衛星の技術

QPS研究所の衛星はどんな特徴を持ってる?

悪天候時や夜間でも観測可能

QPS研究所は、小型SAR衛星開発において、常に技術革新を続けているんですね。

小型SAR衛星6号機 「アマテル

公開日:2023/07/25

小型SAR衛星6号機 「アマテル

✅ QPS研究所は、小型SAR衛星QPS-SAR 6号機「アマテル-Ⅲ」による分解能46cmの画像取得に成功したことを発表しました。

✅ 「アマテル-Ⅲ」は、米国SpaceX社のロケット「Falcon 9」によって2023年6月13日に打ち上げられ、7月13日にファーストライトを公開しました。

✅ 今回の発表は、ファーストライト公開から12日後の7月25日で、日本最高となる高精細モード(スポットライトモード)でのアジマス分解能46cm、レンジ分解能39cmの画像取得に成功したことを示しています。

さらに読む ⇒iQPS Inc.出典/画像元: https://i-qps.net/news/1255/

46cmの分解能は、日本のSAR衛星では最高レベルですね。

QPS研究所の技術力の高さを感じます。

QPS研究所は、九州大学発の宇宙ベンチャー企業であり、小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・製造と、衛星データの提供を行っています。

2023年11月28日に東証グロース市場への上場が発表され、12月6日に予定されています。

同社のSAR衛星は、悪天候時や夜間でも地球を観測できることが特徴です

小型で軽量な設計により、製造・打ち上げコストを抑え、短期間での開発を実現しています。

また、高解像度の画像を取得することが可能で、6号機(アマテル-Ⅲ)では46㎝の分解能を実現しています。

現在、防衛省向けサービスの提供に加え、スカパーや九州電力など様々な民間企業との実証実験を進めています。

将来的には、36機の衛星を連携させることで、地球上のほぼどこでも平均10分間隔で観測できる世界を目指しており、人や車の動きや変化を把握することで、土地や建物の価値算出、防災対策、インフラ管理など、様々な分野への貢献が期待されています。

いやぁ、素晴らしいですね。日本のSAR衛星技術は世界に誇れるものだと思いますよ。

QPS研究所の設立と理念

QPS研究所はどんな目標を掲げて宇宙開発に取り組んでいますか?

人類の発展に貢献

QPS研究所は、宇宙ベンチャー企業として、日本の宇宙開発を牽引しているんですね。

打上げ失敗も、「歩みを止めず、取り組んでいく」。QPS研究所の今後は
打上げ失敗も、「歩みを止めず、取り組んでいく」。QPS研究所の今後は

✅ QPS研究所は、小型SAR衛星を用いた準リアルタイム地上観測データサービスの提供を目指しており、2025年までに36機のSAR衛星を打ち上げる計画です。同社は、世界で初めてSAR衛星を100kg以下まで小型化することに成功し、画像の精度も日本一を誇ります。

✅ 今回のイプシロン6号機の打上げ失敗を受け、QPS研究所は、次の小型SAR衛星5号機、6号機に向けても歩みを止めず、取り組むことを表明しました。5号機は、2023年初頭に、Virgin Orbitで打ち上げられる予定です。

✅ QPS研究所は、地球のほぼどこでも任意の場所を平均10分間隔に観測できる準リアルタイム地上観測データサービスを提供することで、災害時の被害状況確認や通行可能な道路の把握などを可能にすることを目指しています。

さらに読む ⇒SPACE CONNECT出典/画像元: https://space-connect.jp/qps-sar/

小型化と高精細化の両立は、QPS研究所の技術力の証ですね。

QPS研究所は、2005年に設立され、日本の宇宙開発の先駆者である八坂哲雄氏らによって創業されました。

同社は、九州の企業が持つ技術を宇宙産業に活かすことを目指しており、世界的に不可能とされていたSAR衛星の小型化に挑戦し、人類の発展に貢献できる衛星開発を目指しています

QPS研究所の理念は「世界を驚かそうぜ。

そして世界をより良くしようぜ」であり、同社は引いた視点から地球を観察し、宇宙の可能性を広げることで、人類の未来に貢献したいと考えています。

2022年10月12日、同社が開発した小型SAR衛星「アマテル-Ⅰ」および「アマテル-Ⅱ」を搭載した「イプシロンロケット6号機」の打上げは失敗に終わりましたが、QPS研究所は、次の小型SAR衛星5号機、6号機に向けても歩みを止めず、取り組んでいくとしています。

5号機は、2023年初頭に、VirginOrbit社の空中発射式ロケット「LauncherOne」によって打ち上げ予定です。

ほんまにすごいわ。日本の宇宙開発も、QPS研究所みたいな企業がいてこそやな!

アマテル-Ⅳのファーストライトと今後の展望

QPS-SAR8号機「アマテル-Ⅳ」は、どんな画像を取得した?

名古屋、海老名/厚木、五島島の画像

アマテル-Ⅳの打ち上げ、おめでとうございます!。

QPS研究所の「アマテル

公開日:2024/11/15

QPS研究所の「アマテル

✅ QPS研究所が開発した小型SAR衛星「QPS-SAR8号機(アマテル-Ⅳ)」が、米国ヴァンデンバーグ宇宙軍基地よりSpaceX社のファルコン9ロケットを使用して打ち上げられました。

✅ 打ち上げ後、予定通りの軌道に投入され、初交信に成功しました。衛星の各機器が正常に作動しており、健康状態も良好であることが確認されています。

✅ QPS研究所は、2027年度までに24機、最終的には36機の衛星コンステレーションを構築し、平均10分毎の準リアルタイム観測データ提供を目指しています。

さらに読む ⇒Ⅳ」、ファルコン9で打ち上げ成功出典/画像元: https://companydata.tsujigawa.com/press-20240818-001/

ストリップマップモードとスポットライトモードの画像、どちらも綺麗ですね。

QPS研究所は、小型SAR衛星QPS-SAR8号機「アマテル-Ⅳ」のファーストライトとして、ストリップマップモードスポットライトモードの画像を取得し、公開しました。

アマテル-Ⅳは、米国SpaceX社のロケット「Falcon9」によって2024年8月17日に打ち上げられ、約2時間後に初交信に成功しました

今回のファーストライト画像は、ストリップマップモードでは愛知県名古屋市、スポットライトモードでは神奈川県海老名市/厚木市、長崎県五島市福江島の画像が取得されました。

ストリップマップモードは分解能1.8m、スポットライトモードは分解能46cmで、両モードとも鮮明な画像が取得されています。

QPS研究所は、今後もコンステレーション構築に向けて、技術向上と課題解決に取り組んでいくとしています。

アマテル-Ⅳのファーストライト、めっちゃ綺麗じゃないですか!将来が楽しみですね!

JAXAとの共同研究と今後の展開

QPS研究所はどんな衛星開発に取り組んでいますか?

小型LバンドSAR衛星

JAXAとの共同研究、今後の発展が楽しみです。

QPS研究所「超小型LバンドSAR衛星」を開発へ。森林炭素量や温室効果ガス収支の評価などでの活用に期待【宇宙ビジネスニュース】
QPS研究所「超小型LバンドSAR衛星」を開発へ。森林炭素量や温室効果ガス収支の評価などでの活用に期待【宇宙ビジネスニュース】

✅ QPS研究所は、JAXAと「超小型LバンドSAR衛星」の検討及び試作試験に関する研究開発契約を締結しました。

✅ Lバンドは、これまでQPS研究所が開発してきたXバンドよりも波長が長く、地表面に近い情報を得ることができ、森林構造やバイオマスの推定に役立ちます。

✅ 本契約では、2機の衛星による協調観測技術の実証を目指し、精度の高いデジタル標高データの作成や、森林炭素量や温室効果ガス収支の評価、災害状況把握、地盤変位監視などへの活用が期待されています。

さらに読む ⇒宙畑出典/画像元: https://sorabatake.jp/30147/

LバンドSAR衛星は、より詳細な地表情報を取得できるんですね。

防災や環境問題対策にも期待できます。

QPS研究所は、JAXAが調達する「超小型LバンドSAR衛星」の検討及び試作試験に関する研究開発契約を締結しました。

これは、独自のXバンド技術をLバンドへと転用し、より高い精度で地表を観測できる小型SAR衛星の開発を目指したものです。

LバンドSAR衛星は、葉や枝を通過して地表面に近い情報を得ることができ、森林構造やバイオマスの推定、デジタル標高データの作成、災害状況把握などに役立ちます。

今回の契約では、2機の衛星による協調観測の技術実証を行い、JAXAが運用するLバンド衛星とのデータ連携による更なる活用を目指します

QPS研究所は、SAR衛星開発の技術を深め、世界のトップランナーを目指す意気込みを表明しています。

LバンドSAR衛星は、日本の宇宙開発にとって大きな進歩ですね。QPS研究所のさらなる活躍を期待しています。

QPS-SARPROJECTとイザナギの技術革新

QPS-SAR衛星の特徴は?

高精度小型SAR、10分以内の撮影

QPS研究所は、日本の宇宙開発をリードする存在ですね。

株)QPS研究所の小型SAR衛星1号機「イザナギ」がインドで打ち上げ!2019年12月11日(水)18:20〜 パブリックビューイングを開催します
株)QPS研究所の小型SAR衛星1号機「イザナギ」がインドで打ち上げ!2019年12月11日(水)18:20〜 パブリックビューイングを開催します

✅ QPS研究所は、日本初の小型高精細SAR衛星「イザナギ」の打ち上げを記念して、福岡県庁にてパブリックビューイングを開催します。

✅ イベントでは、打ち上げの様子を大型モニターで放映するだけでなく、QPS研究所創業者/研究所長/九州大学名誉教授の八坂哲雄氏と、同社のエンジニア福田大氏による講演も行われます。

✅ 「イザナギ」は打ち上げ後、軌道に投入され、翌朝に地上との初交信が行われます。その後、アンテナを開き、データ観測を開始し、数ヶ月かけてシステム調整を行います。初データは九州上空で撮影する予定で、2020年前半には2号機「イザナミ」の打ち上げも計画されています。

さらに読む ⇒PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリースNo.1配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000049970.html

イザナギの打ち上げ成功、おめでとうございます。

QPS-SARPROJECTの未来が楽しみです。

QPS-SARPROJECTは、小型SAR衛星コンステレーションを用いた準リアルタイム地球観測システムです。

従来の光学式衛星では夜間や天候不良時の観測が不可能でしたが、SAR技術は天候や時間帯に左右されずに地表を観測できます。

QPS-SARは、世界トップレベルの100kg台高精細小型SAR衛星で、収納性が高く宇宙で展開する大型アンテナの開発により実現しました。

36機の衛星によるコンステレーションにより、地球のほぼどこでも平均10分以内に撮影し、特定の地域を平均10分に1回定点観測可能です。

また、軌道上画像化装置と衛星間通信により、観測後高速配信も実現。

これにより、移動体を含む様々なデータの継続的な取得が可能となり、新しい経済価値の発見や、安心安全な街づくり、将来の作物の価値予測や経済予測などに貢献できます。

「イザナギ」は2019年12月11日に打ち上げられ、軌道投入に成功しました

打ち上げ後、初交信、アンテナ展開、SAR観測を開始し、小型SAR衛星として必要な機能はほぼ実現しています。

現在は、データの画像化に向けて、原因調査と調整を続けています。

「イザナギ」はQPS研究所の小型SAR衛星の初号機であり、その技術検証と運用ノウハウの取得を目的としています。

将来的には、36機の衛星を運用し、データ提供サービスを提供することを目指しています。

QPS研究所は、九州大学の名誉教授と三菱重工業株式会社のロケット開発者によって設立され、九州の宇宙産業発展に貢献しています。

20社の九州の地場企業とともに、宇宙技術開発を進めています。

イザナギの打ち上げ、ほんまにすごいですわ!QPS研究所、これからもっとすごいことしてくれるやろ!

QPS研究所は、小型SAR衛星技術で、日本の宇宙開発を牽引する存在です。

今後の更なる発展に期待しましょう。

🚩 結論!

💡 QPS研究所は、小型SAR衛星を開発し、準リアルタイム地上観測データサービスの提供を目指しています。

💡 同社は、世界で初めてSAR衛星を100kg以下まで小型化し、高精細な画像を取得することに成功しました。

💡 アマテル-Ⅳは、将来、36機の衛星コンステレーションを構築し、地球上のほぼどこでも平均10分間隔で観測できる世界を目指しています。