ispaceの月面探査計画、今後の展望は？ispaceの月面探査計画、新たな展開とは！？

それでは、ispaceの月面探査計画について詳しく見ていきましょう。

ispaceの今後の月面探査計画

ispaceの月面探査計画は、まさに人類の未来を拓く挑戦ですね。

ispace、「HAKUTO

✅ ispaceは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2の打ち上げを最速2024年12月に予定していることを発表しました。ミッション2の目的は、ミッション1で得た成果を踏まえて、ランダーの設計・技術、および月面輸送サービス・月面データサービスの提供という事業モデルの更なる検証と強化です。

✅ ミッション2では、ispaceが中長期的に目指すシスルナ経済圏の構築を推進する上で重要施策となる、資源探査の初期的な取り組みを自社開発のTENACIOUSローバー（月面探査車）を用いて実施します。RESILIENCEランダーは宇宙航空研究開発機構（JAXA）の筑波宇宙センターで、2023 年からStructure Thermal Model（構造・熱モデル）の地上試験を開始し、2024 年 5 月からは Flight Model（フライトモデル）の各種地上試験を順調にクリアしてきました。

✅ ミッション2でRESILIENCEランダーが着陸予定となる月の地点は、「Mare Frigoris」（寒さ・氷の海、Sea of Cold）の中央付近と発表されました。着陸予定地点は、ペイロードのお客様に提供できるサービスを最大化することを目指し、着陸地点から遠く離れた飛行経路上でも、クレーターのような起伏の激しい地形が無い、平坦な場所を慎重に検証いたしました。月面着陸後、RESILIENCEランダー上部のペイロードベイに格納されたTENACIOUSローバーは、展開機構を用いて月面に着地した後、月のレゴリスを採取し、その所有権をアメリカ航空宇宙局(NASA)に譲渡する、月資源商取引プログラムを実施する計画です。

さらに読む ⇒ispace出典/画像元: https://ispace-inc.com/jpn/news/?p=6130

ispaceの月面探査計画は、着実に進展していることがわかります。

ispaceは、日・米・欧の3法人でグローバルに宇宙開発を進め、2025年1月15日にミッション2の打ち上げを完了しました。

今後、2026年には米国法人が主導するミッション3を、2027年には日本で開発中のシリーズ3ランダーを用いたミッション6を予定しています。

ispaceは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の中間成果を踏まえ、後続のミッション2・3の開発と顧客獲得を推進しています。

ミッション1で得られたデータやノウハウは、ミッション2・3にフィードバックされ、技術と事業モデルの信頼度を高める計画です。

ミッション2では、ランダーの設計と技術、月面輸送サービスと月面データサービスの提供を更なる検証と強化を行います。

また、資源探査の初期的な取り組みも実施される予定です。

ランダーの開発は順調に進捗しており、2023年4月頃にはフライトモデルの一部組み立てが開始される予定です。

ミッション2には、ispaceが開発するマイクロローバーに加え、高砂熱学工業株式会社、株式会社ユーグレナ、国立中央大学のペイロードが搭載されます。

これらのペイロードにより、月面環境での水素と酸素の生成実験、食料生産実験、深宇宙放射線計測などの実証実験が行われる予定です。

これらの取り組みを通じて、ispaceはシスルナ経済圏の構築を推進し、月面探査の商業化を目指しています。

いやー、ispaceの技術力には脱帽ですね。月面探査を民間企業が牽引していく時代が来たんですね。

ispaceの3回目の月面探査ミッション「ミッション3」

ispaceは、月面探査計画の変更を発表したんですね。

今後の展開が気になります。

ispaceがミッション3の打ち上げを26年に延期。着陸船は機能を強化した「APEX1.0」に【宇宙ビジネスニュース】

✅ ispaceは、ミッション3以降の月面着陸船を当初予定されていた「Series2ランダー」から、機能を強化した「APEX1.0ランダー」に変更することを発表しました。

✅ APEX1.0ランダーは、Series1ランダーから得られたデータやノウハウを活用し、ペイロード容量を10倍以上増加させ、短い期間で月へ到達できる軌道を実現しました。

✅ ミッション3の打ち上げスケジュールは、ペイロードの保護機能強化などの設計変更に伴い2025年から2026年に延期され、ispaceの2023年度売上高予想は31億4600万円減となりました。

さらに読む ⇒宙畑出典/画像元: https://sorabatake.jp/33969/

ispaceは、月面探査計画の変更によって、より実用的なミッションに近づいていると感じます。

ispaceは、米国子会社ispace U.S.がコロラド州デンバーに開設した米国本社の本格運用開始を発表し、3回目の月面探査ミッション「ミッション3」に関するアップデートを発表しました。

ミッション3は、ispace U.S.で開発中の新型月着陸船「APEX1.0」を用いて2026年に実施される予定です。

APEX1.0は、当初「Series2」として開発が進められていましたが、名称と設計が変更されました。

Series1ランダーは低エネルギー遷移軌道による月面着陸を目指していましたが、APEX1.0は月へ直接向かう軌道を採用することで、打ち上げ条件の自由度やミッション成功確度を向上させました。

ただし、より多くの推進剤が必要となるため、ペイロード輸送能力は最大500kgから300kgに減りました。

ミッション3では、TeamDraperが契約したNASAのCLPSの下で、NASAの3つの科学ペイロードが月周回軌道と月の裏側の極域に輸送される予定です。

また、地球との通信を確立するため、月周回軌道に2機の中継衛星も展開されます。

ispaceは、APEX1.0ランダーの基本設計審査はすべて完了しており、2023年度末までに詳細設計審査を完了する予定としています。

ispaceの計画変更は、まさに時代の流れを感じますね。月面探査は、ますます加速していくでしょう。

ispaceの月面探査計画は、日本だけでなく世界中の宇宙開発に貢献する取り組みと言えるでしょう。