米価高騰はなぜ？ 供給不足と需要増加だけじゃない！？米価高騰の真相とは！？

それでは、米価高騰について詳しく見ていきましょう。

米価高騰の真相 供給不足と需要増加を超えて

米価高騰は、消費者にとって大きな負担ですね。

備蓄米放出で新制度＝高騰受け、流通安定へ―農水省審議会

✅ 農林水産省は、コメ価格の高騰を受けて、政府備蓄米を放出する新たな制度を導入することを決定しました。

✅ この新制度では、コメの流通に支障が生じた場合、農水省の判断で備蓄米を放出し、1年以内に同等同量の国産米を買い戻す条件で売り渡します。

✅ 今回の制度導入は、昨夏の「令和の米騒動」以降、コメ価格が高騰し、業者間の調達競争が激化している状況に対応するためです。

さらに読む ⇒時事通信ニュース出典/画像元: https://sp.m.jiji.com/article/show/3438793

備蓄米の放出は、確かに一時的な対策にはなるでしょうが、根本的な解決策とは言えません。

日本の米価は高騰しており、多くの消費者がその理由と今後の見通しについて疑問を抱いています。

メディアではインバウンド需要増加と不作が原因として報道されていますが、実際には156万トンの在庫があり、政府の備蓄米も100万トン存在しています。

米価高騰の真の原因は、関係業者による出荷調整と長年の減反政策による供給体制の脆弱化にあります。

政府は「米余り」という誤った認識のもと、生産抑制策を継続し、農家の経営を圧迫してきました。

その結果、農家は低収益、後継者不足に苦しんでいます。

現状では、在庫量が十分にあるにもかかわらず、出荷調整や政策的な要因により、短期的な価格下落は期待できません。

新米シーズンを迎えても、これらの構造的な問題が解決されない限り、価格高騰は継続する可能性が高いと予測されます。

そうですね。日本の農業政策は、長らく需給調整に重点が置かれてきました。その結果、生産者の所得は低迷し、後継者不足が深刻化しています。

米価高騰の要因 供給と需要のバランス崩壊

ロシア・ウクライナ戦争の影響は、食糧価格の高騰だけでなく、肥料不足など、様々な問題を引き起こしているんですね。

食糧高騰の背後に、ロシアによるウクライナ侵攻の影（アフリカ）

✅ 2022年のアフリカにおける消費者物価インフレ率は過去10年で最高レベルに達し、世界平均を大きく上回った。これは、ウクライナとロシアからの穀物輸入への依存度の高さに加え、エネルギー価格の上昇などの影響による。

✅ ウクライナはアフリカ向けに穀物、鉄鋼、油脂を輸出しており、特に小麦やトウモロコシが重要な商品だった。ロシアは穀物、燃料、肥料をアフリカに輸出しており、小麦、石油製品、窒素肥料などが主要な商品だった。

✅ ロシアによるウクライナ侵攻は、アフリカ諸国における食糧価格の高騰、輸入の停滞、肥料不足などの影響を引き起こし、食糧安全保障を脅かす深刻な問題となっている。

さらに読む ⇒ジェトロ（日本貿易振興機構）出典/画像元: https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/c05cbbaf4bea95cf.html

お米の価格高騰は、世界の食糧危機とも深く関係しているんですね。

お米の価格高騰は、供給不足と需要増加が主な原因です。

供給不足は、減反政策による農地面積の減少と、近年の異常気象による収穫量の減少が影響しています。

需要増加は、小麦価格の高騰によるパンから米食への消費シフト、インバウンド需要の増加が主な要因です。

特に、ロシア・ウクライナ戦争による小麦価格の高騰は、米食への需要を大きく押し上げました。

今後、お米の価格は、異常気象や世界情勢の動向によって大きく変動する可能性があります。

消費者は、米の節約術を学ぶ、米以外の穀物を検討するなど、価格高騰に対応する必要があります。

ホンマやな。世界情勢の影響って、身近な物価にも響いてるんやな。